今日も産地の工場にて実験継続。
研究者達のディスカッションを聞きながら情報収集に努めていたら、工場の庭で何やらにぎやかな音が。
と思ったら、中国式ドーナツの移動販売でした。
・移動販売の車と兄貴
美味しそうだったので試食させてもらったところ、これは日本で言うところのカリントウだということが判明。
高校の文化祭で平安時代の食事を再現したとき、「唐菓子(からがし)」という名前でカリントウが伝来したことが文献に書いてあったけど、その記述の正しさを25年越しで実地に確認するみたいな?。人生って面白いですね。
日本のカリントウは基本的に小麦粉ベースだけど、こちらのカリントウには麩ベースのものもあって興味深かったです(麩の原料も元は小麦のグルテンだけど)。
午後からは畑を視察しに行く。
草木が伸びやかに育っている姿を見るのは本当に心地よい。
天気も昨日までの寒さも去って初夏の陽射しだし、仕事ながらちょっとしたピクニック気分でした。
・地区最高峰の仁山を望む
工場に帰ってからは、工場の隣の飼い犬に癒される。
狂犬病とか怖いし、こちらからてなづけたわけではないんだけど、向こうから近寄って来てさ。僕の手をぺろぺろ舐めに来たりとか。
現地スタッフの方はその犬に吠えられたって言ってたから、犬と人間の間にも相性ってあるのかしらね。最近人間関係に自信喪失することが多かったから、なんだかとても嬉しかったです(汗)。
夜は世界遺産の街へ。
途中、ホテルの呼び込みにオートバイ(!)で付きまとわれ、同乗の人々はみんなムカついていたけど、自分的にはバイクの運転手の兄ちゃんが可愛かったので赦す(爆)。つか、感覚が完全にオバハンですな・・・(^_^;)。
そして夕飯はこちらのファーストフードで。ケンタッキーとマクドナルドの合いの子みたいな?
ぜんぜんファーストフードじゃないし、味の方も若干残念な感じは漂ってたけど、中華に飽きた口にはこれはこれで許せたりもして。
中国で生き延びていく術、僕も徐々に覚えつつあるようです。
で、タイトルの件。
4年の長きにわたって使ってきたデジカメが今日ついに故障しました。
って僕がコンクリートの地面に落としてしまったのが原因なんだけど。
ディスプレイの液晶が壊れて、さながら画面は脳溢血の様相。
かろうじて写真は撮れてるけど、ディスプレイがつぶれているので細かい設定ができないし、何よりファインダーを覗きながら撮影するのが意外と面倒くさく。
デジカメ持つまでは普通に覗いていたのに、人間楽すると、なかなか元には戻れないようです。

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