今日からは台北に来ております。
朝こそ6時前に家を出るという強行軍ではありましたが、2泊3日という旅程の短さもあいまって、感覚的には国内出張に毛が生えたような???
と思ったのは僕だけではないようで、同行のメンバーも「今日は気分がゆったりしている」と異口同音に口を揃えます。女性社員なんぞは「大陸に赴くときは、騙されないように常に戦闘モードです」とまで。
いや、同じ漢民族の国なのに、ここは大陸の方と違って、ほんと穏やかに緩やかに時間が過ぎていきます。
悪戯に中華思想を掲げるのではなく、自分たちの文化を守り育む中で自然と自尊感情が生まれてきたような、揺らぎない自信のようなものも感じます。大きな犬がやたらと吠えないような感じかな。
今日はこちらの工場を訪ねたのだけど、チェックや話し合いの方もスムーズに進み。
少々細か過ぎるこちらの質問にも落ち着いて答えを返してくれるし、何より現場が整備され美しいのが何より。もしこれが戦前の日本の教育の賜物なのであれば、彼らに高等教育を施しインフラを構築してきた僕らの先達も報われるというものですね。
夜は自分たちだけで食事。
女性社員によると、台湾人はけして酒を強要したりするような野蛮な真似はしないし、会食の席の設け方も控えめとのこと。この辺りもほんと日本人に似てるよなぁ。
なので、今日は朝から同行の者たちと話していた名店「鼎泰豊」を訪れ、名物の小籠包や汁無しソバ、鶏のスープなどに舌鼓。
この店自体は僕も3年か4年ほど前に来たことがあったんだけど、そのときはさびしいことに「お独り様」だったのよね。いくら点心系とは雖も、中華はやっぱりそこそこの人数でいろんなお皿を頼んだほうが楽しいしおいしいなぁ。
そしてその後は「糖朝」で中華甜味を堪能。って台北が本店ではないですが(笑)。
僕は緑豆の餡が掛かった豆花を頼んだんだけど、とても体にいいものを食べているという実感がありました。お腹が満腹でも、温かいものであれば胃腸に負担が掛からなくていいですね。
さらにお腹が膨れたので、腹ごなしも兼ねて、タクシーではなく地下鉄に乗ってホテルに帰還。
ホテルも清潔で洗練されてていい感じです。


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