ジョブホパ美さんが社外に出張。
なので業務を引き取って僕が作業してたんだけど、ルーチン仕事というか、手馴れた仕事はやはり楽。
ちょっと忙しいかな?という感じではあったけど、精神的にはこれくらいがちょうどいいかもね。
仕事奪い取ろうかな(笑)。
夜はソリストさんのお誘いで、アマルコルド・シンガーズの演奏会へ@カザルスホール。
このグループは、ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の元団員たちによって結成されたものなんだけど、あまりのハーモニーの良さに、開いた口がふさがりませんでした(用法としては変だけど、文字通りこうだったので)。
つか、合唱ってやっぱりハーモニーなのね(何をいまさら)。
彼らひとりひとりが一流のシンガーかといわれると、多少疑問符が付く部分もあるんけど(例:意外とメロディーを歌うのは上手くない)、音程が正確でよくハモるということだけで、これほどの感動が生まれるとは。やっぱり教会での響きが体に擦り込まれているのかな。こういうのを目(耳?)の当たりにすると、日本の合唱、とい
うか、西洋音楽はまだまだ付け刃なんだなと思います。
それから彼らのパフォーマンスがとても楽しいの。教会出身、しかもドイツ出身なのにね(笑)。
酔っ払いの真似とかガチョウの声とかエアギター(ベース/ドラム)とか、とにかく芸達者でさ(特にトップテナーとローベース)。それにボイパなんて若々しいこともやってたし。
このところときどき思うんだけど、僕は歌うことは好きではあっても、パフォーマンスすることはあまり好きではなくて、この辺りがプロを目指す人と、アマチュアコーラスの一員でくすぶってる人の違いなのかな、なんて思ったりしたわ。まぁ内声の性格というのもあるかもしれないけど。
一人ひとりの声的にはトップテナーの声が独特。一種のカウンターテナーなのかな。でも曲によってはフェイクしまくりのブルース唱法で、彼は「声」で「遊ぶ」のがとても好きなんだなと思いました。
曲的にはマドリガルの楽しさが味わえたのが新たな発見。ラストの「Das Wandern(邦題:さすらい) from "美しき水車小屋の娘"」では昨年の今頃のことを思い出してしまって、少々センチメンタルな気分になったけど、そういう想い出があるのもまたよしかな。アンコールの「さくらさくら」も笙のような響きで大変よかったです。
しかしカザルスホール。少々古くはあるけど、響きもいいし、とても素敵。こういうホールを日本大学が持っているというのがすごいわよね。道を挟んだ明治大学にはタワーが聳え立ってるし、私学の裕福さに国立大学は太刀打ちできません。
・コンサートのホームページ
http://www.musikleben.co.jp/artist/details/amarcord.html
・オフィシャルサイト(英語)
http://www.amarcord.de/index.php?lang=en
コンサートの後は「山の上ホテル」というところで軽く一杯。
ソリストさんと一緒に、今度もしかしたら一緒に歌うかもしれないアンサンブルの方と顔合わせしたんだけど、ボランティアの団体ではないのね。勝手に「慰問」とかを思い描いてたんだけど。
でもまぁこういうのもご縁のものだし、来年の秋ごろまで特に決まった活動はないみたいだけど、機会あればやってみるのも勉強かと思いました。

0