夏休みウィーク、スタート!。
海外に行くわけでもないし、仕事上も気に掛かることがあるけど、それでもやっぱり心浮き立つわね。
今日と明日はお饐と一緒に仙台方面に旅行。
僕としてはこれといった思い入れは特に無いんだけど、食べ物も美味しそうだし、また伊達政宗やら奥の細道やら歴史的な見どころも多そうだし、お饐の指示に従うことにしました。
ということで、東京駅には7:45に集合。眠い(爆)。
東北新幹線に乗るのはこれで数度目かではあるけど、秋葉原を通っているとは今まで全く気づかず。まぁ、東京から上野に至るわけだから当たり前と言われれば当たり前なんだけど、なんか不思議な感じ。
仙台に着いたのは9時半を少し回った頃。駅の構内にも七夕飾りが飾られ、盛り上がる夏祭り気分。
でもここでちょっとテンションが下がる事態が。
というのは、乗り継ぐはずだった仙北線の快速が地震の影響で運休。
まぁ地震があったの、つい先週末のことだったものね。動いているだけでもマシか、と思いつつも、こんなことなら新幹線を1本遅らせられなかったものかと歯軋り。
#そんなに早起きが嫌だったのね>自分。
殆ど満員の電車に揺られながら、最初の目的地、松島海岸に到着したのは予定よりほぼ半時間遅れの11時過ぎ。これで遊覧船まで1時間待ちかと凹んでいたら、遊覧船のダイヤが増発されていて、運良く程なくして乗船できる。まぁ学校も夏休みに入ったし、ハイシーズンだものね。
乗船した船の名前は仁王丸。
松島は天橋立、安芸の宮島と並ぶ日本三景の一つだけあって、確かに風光明媚だわ。
でも実際に僕らが熱中してたのはカモメの餌付けで(笑)。
というか、こんなに必死に飛んで「
かっぱえびせん」をついばむとは、そんなに人間様の食べ物は旨いのか?。つか、こんなもの食べて腎臓悪くしないか、ちょっと心配になりました(苦笑)。
陸に戻ってからは、お土産の物色&街歩き。
つか、海から見えたかまぼこ屋の看板が気になって気になって。「むう」って何者?しかもローマ字表記で[mou]って書いてあるし。もしかしたらフランス語?
ってまぁ正体はお豆腐入りカマボコだったんだけど、滑らかでふわふわでそれなりに美味しかったので、実家にお土産として送ってしまいました。送料の方が高いくらいだったけど(笑)。
しかし松島って結構笑える。妙に発音に忠実なき喫茶店だとか(「コーフィー」と表記)松島城だとか。中国人が記念撮影してたけど、それはニセモノだからやめてー、と言いたかったわ。中国語できないので黙ってたけど。
折角海の傍まで来たのだからということで、昼飯はチラシ寿司。
ちょっと食べにくかったのと、ウニが少しウン○臭かったです(苦笑)。
腹が膨れた後は、伊達家ゆかりのお寺へ。
まずは政宗の孫、光宗の菩提寺てある
円通院。
支倉常長ゆかりの厨子も切支丹文化が織り込まれていて興味深いものではあったけど、ここはとにかく庭がきれいで。苔むした緑が美しい。というか東京や関西のイメージでは初夏だわな。吹き抜けていく風も涼やかで、やっぱり植生が違うのかも。
続いては松尾芭蕉の「奥の細道」にも出てくる瑞巌寺へ。って無教養な僕はぜんぜん存じ上げなかったけれど。大伽藍は政宗公が完成させたというだけあって、豪勢できらびやかな桃山文化のものだったけれど、個人的には自然の岩を利用した石窟や建物が、古い仏教の信仰の姿を感じさせて、興味深かったです。
でもそろそろ歩き疲れてきたので、五大堂にお参りした後は仙台に戻る。
宿泊所の
仙台国際ホテルにチェックインして一休みした後は、仙台駅の周辺をブラブラと街歩き。
軒を連ねている店は殆ど東京と変わらないけど、アーケードが発達しているのが特徴かしらね。男の街があるのにも驚いたわ。
そして旅の一番の楽しみ、晩ご飯(笑)。
今回、僕は一切予習してなかったし、ガイドブックの類も買ってこなかったので、全ては風まかせだったんだけど、ホテルの客室にあった「総支配人がご案内する杜の都の食べ歩き」という小冊子が目に留まり。
なんでもその総支配人の野口育男さん、東北ではグルメとして名を馳せていらっしゃる方のようで、新聞にも採り上げられたほどのお方。
なので、彼のお奨めに従おうということで、地下鉄に乗って、東北地方随一の繁華街、国分町まで。
目指すは「
魚とや(ととや)」。
一見さんだし、店に入ったときは少々緊張してんたんだけど、突き出しの3品盛りをいただくなり頬が緩み。おいしい〜。
ウニやらサンマやらお刺身系が美味しいのは当然かもしれないけど、仙台味噌で和えた鯵のヌタやら、少し胡椒を効かせた蛸の唐揚げやら、本当にお酒が進むの。
それにお店の方のお心遣いが嬉しくってさ。
せっかく東北に来たんだからと思ってホヤを頼んだんだけど、酢の物にするか刺身にするかで悩んでいたら、酢醤油とワサビ醤油を両方とも出してくださったり、居心地の良さに長っ尻してたら、サービスで手打ち蕎麦を出していただいたり。
ほんと初めてのお店なのに、東北のおもてなしって本当に心温まる。。。この前転勤なさった商社マンにも教えてあげよう。
でも上述の野口さんってすごいわよね。こんないいお店を的確に紹介してくれる人が総支配人なさっているのなら、きっと仙台国際ホテルのダイニングもレベルが高いはずと思うもの。遠回りに見えても最終的にホテルに返ってくる素晴らしいマーケティングだと思いました。
最後の動画はお店で出てきたハゼの生き造りです(恒例(?)の残酷シリーズ^^;)。

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