前から懸案になっていた
モディリアーニ展を観るために六本木でけんと待ち合わせ。
でもその前に腹ごしらえということで、大吉でお世話になったK君が働いている名店蕎麦屋Hへ。
ランチだし、お蕎麦とあと2,3品で充分かと思ってたんだけど、K君の顔パスなのかしら?、僕らが頼んだ他にも天ぷらとか青海苔コンニャクとか湯葉刺とかも出していただいて、変な話、自分達で注文したのの倍くらいサーヴィスしていただいたような?もちろん食事のクオリティはどれも高くお昼からとてもいい気分。
おまけにけんが今日は"ハハの日"だからということでぜんぶ奢ってくれて(笑)。
という理由は冗談だけど、彼、転職して初月給が出たからということで、素直にお言葉に甘えさせていただきました。彼と初めて出会ったとき、彼はまだ高校生で詰襟姿も初々しい少年だったのに、こんなに立派に、そして活き活きと働くようになって、ばばあはマジで涙がこぼれそうになりましたよ。
あ、あとそのお蕎麦屋さんにはジュビロ磐田の名波が家族連れで来ておりました。ちょっと眼福(笑)。
そしてけんの引率で新国立美術館へ。
モディリアーニって一種独特のデフォルメの仕方するよねと常々思ってましたが、それがアフリカ美術の影響を受けていると知って納得。というか、彼は35歳かそこらで夭折してるんだけど、あの作風を確立したのって最後の数年だけなのね。展覧会では時間を追って作品を並べてくれてあるので、作風の変化がよく分かって面白かったわ。
でもやっぱり目を惹くのは彼の最愛の妻、ジャンヌ・エビュテルヌを描いた一連の作品。絵画にはあまり素養の無い僕だけど、こんなに「愛情」というものを感じさせる作品群を僕は他に知らない。これらの作品を見ていると、どれだけモディリアーニがジャンヌのことを愛していたかがよく分かるし、ジャンヌの方も常にモディリアーニだけを見つめているように思える。彼が死んだ後、彼女が後を追って自ら命を絶ったのも理解できるような。ある種、ヘテヘテの作品ではあるけれど、セクシャリティーを超越して訴えかけてくるものがある、素晴らしい絵画だと思いました。
因みにこの展覧会もけんにチケットをいただきました(笑)。
目と頭と心に栄養を与えた後は、東京ミッドタウンのフードコートでお茶をして、けんの話に大爆笑。ほんと素敵な休日をありがとうございました>けん。
その後は別れて僕は「
CELEBRATION 2008 〜WORLD CRUISING〜」へ。
久々のゲイイベントということで、それだけで僕はワクワクしてたんだけど、まず会場の歌舞伎町クラブハイツというところがすごくて!。グラン・キャバレーという業態らしいんだけど、お店の中央には大シャンデリアが配され、その下には舞台、そしてその舞台を同心円状に座席が取り囲み。そしてそこに大音響で流れる「南太平洋」や「ファニーガール」といった往年のミュージカルナンバーの数々。もうこれだけで僕は超上がってしまいました。
そしてショーの開始。今回のテーマは世界を船で回るというものだったんだけど、アメリカ・イタリア・フランス・中近東・アフリカ・ブラジル・日本etc...。プロの方もアマチュアの方もそりゃもう熱の入ったパフォーマンスの数々で、僕は最初から最後までノリノリ。ブラジルのサンバなんかではマジで歓声を上げてしまったし。やっぱりゲイカルチャーって素敵だわ。
それからクルーや乗客の方々と旧交を温められたのもよかったわ。フロアレディーやってたジャスミンこそ超久しぶりというわけではなかったけど、ゴージャス系の彼女を観たのはもしかしたらはじめてかも?って感じだったし、junchanは尾辻さんの選挙以来、肉乃小路ニクヨにいたっては、彼女曰く今は亡きUC-GALOPの動物園オフ(13年前???)以来というご無沙汰振り(実際にはそこまではいかないけど、それでも8,9年ぶりくらい?)。でもそれでもお互いが認識できるって素晴らしいわね。ってまぁみんなマイミクではあるけどさ(笑)。
ということで、あっという間に5時間半が過ぎ。楽しい時間は早く過ぎますね。こんな素敵な時間を与えてくれた徳ちゃんに感謝です。

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