今日は土曜日なので(?)、ちょっと日記に書き漏れたことをいくつか。
・その1:パンの値上がり
僕は毎日神戸屋でソーセージロールを1個買って朝食にしてるんだけど、出張から帰ってきたら158円だったものが188円に!!!。店員さんに「小麦の高騰で値上げしたんですか?」と尋ねたら「ええ。」とひと言だけ。「すみません」だの「ご時勢がご時勢ですから」だの「事情ご賢察ください」だの言えないものかねぇ。
というか、正直そのパン、188円も払うほどのものではないと思うのよね(爆)。別に30円上がったからといって破産するわけではないけれど、この値段ならコンビニのおにぎりの方がリーズナブル感があるので、来週からは米飯朝食にしようと思います。
・その2:インターネットの監視
中国でここのブログにアクセスできなかったのは先述の通りだけど、香港ではぜんぜん普通に読めるし更新もできるし。おまけに帰国後に聞いた話では、労働節前後はeメールの送受信もかなり遅延してて、おそらく「公安」のチェックが入っていたのだろうとのこと。中国(大陸側)恐るべし!
でもなんだかウチの会社もウィルス感染だとか個人情報漏洩とかで危険がありそうとのことで、来週からネットのアクセス状況だとかeメールの内容だとか、モニタリングを始めるんだって。仕事中の社外とのアホメールが一服の清涼剤だったのに。下げね(爆)。
ということで本日(笑)、夜になってからもぞもぞとオペラシティの「近江楽堂」というところへ行ってまいりました@初台。
名前からして、板に松の絵が書かれているような能楽堂のようなものを想像していたんだけど、実際には教会の礼拝堂のような瀟洒なホールでした。定員は満杯で入れても120人くらいかな、ウチの団で使うにはちょっと狭いけど、ちょっとしたソロコンサートとか、お金さえ許すのであればintimateな感じでいいんじゃないかと思いました。
で、聴いたのはリコーダーとチェンバロの演奏会。団の先輩の古い知人が日本で凱旋(?)公演をするというので、暇つぶし(?)がてら出掛けたんだけど、古楽とか普段耳にすることも少ないので、なかなかいい勉強ができました。次は歌とかリュート、マンドリンなんかも入れて、ダウランドとかやってくれたら楽しいだろうなぁ。
でも今日改めて思ったのは、音楽家が生計を立てていくということの難しさ。
リコーダーの彼は国際大会で2位に入賞してるツワモノだし、チェンバロの彼女も国内大会で優勝したりしている腕の持ち主。でも入場料はたったの1,500円。巷では学芸会に毛が生えたようなものでももう少し取っているコンサートも多いというのに、なんという出血大サービス。楽器も楽器だし、お弟子さんを大量に抱えてお金儲けするわけにもいかないだろうし、そもそも古楽じゃコンサート開いてもそんなにお客さんも入らない。どこかの大学で教職に就いているのならともかく、お客さんもなんだか「清貧」って感じで、声楽やバイオリン・ピアノと違って、パトロンになれそうな方もいらっしゃらないし(ほっとけ)、ほんとにどうやって食べて行ってるのかしらね。
でも聴いている方としては、今日みたいな純粋に音楽が好きな人が演奏してて、純粋に音楽が好きな人が聴いてるという雰囲気は非常に好ましいもの。彼らの清楚な音楽とともに、とても心が洗われたように感じました。
その後、先日の演奏会を肴に先輩としこたまタイ料理を食って帰宅。

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