いつからだったか?踊りだしたのは。何歳からだったか?踊りを覚えたのは。
幼稚園のお遊戯会か?近所の悪ガキ大将からか?悪友から伝授か?
「この曲、カッコいい。踊りたいなぁ。流行ってるし」って。
意識的に踊ったの。仲間に教えてもらったんだ。ピンク・レディーの『UFO』。
西暦1977年のクリスマスが過ぎた頃だったと思う。冬休みの真最中の出来事さ。
唄って踊れなきゃぁ。だからね。唄ったさ&踊ったさ。携帯しながら運転するようなもんさ。楽勝ラクショー。
そぉ〜言えば、この前、すごい光景を目にしたんだ。
雨の日だよ。彼女は自転車に乗っていた。セーラー服。傘を差している。
だって、雨の日だもん。ね。そうしながら携帯電話で会話をしていたんだ。
腕は2本だった。
突然、雨が降ると人間の正体がわかるって事か?いや、もしかしたらもしかしたら。そうなのかしら。それでもいいわ。近頃すこし、地球の女にあきたところよ。はぁ〜ん。
地球の女にあきたけど。やっぱり地球の女が最高で。特にニッポン人が最高で。
なぜならボクもニッポン人。手をあわせて見つめるだけで 愛しあえるし話もできるし。
ある日、ギターを手に入れて弾き始めた。ボクはロックに目覚めたんだ。
弾き続けた。
だんだん、仲間が増えてきてね。付き合いも増えてね。
知らない世界をロックが次々と教えてくれた。解からせてくれた。解かった気になった。
「あとは自分で決めな」って。ロック星人は言うんだ。熱いけどクールなんだよ。ロック星人って。
「俺達の大好きなロックンロール・バンドがGIGするらしいぜ!」って彼からメール来たんだ。数年前から友人付き合いを始めた彼から。「よし!行こうぜ!」って。
チケット獲得超難関の激動争奪戦のなか、ボクは4枚入手。彼にメールした。
返信有り。
「ダメだったよ」「そんじゃぁ、いいよ。俺4枚採ったんで」「まじぃ〜っ?」「まじぃ」って。
当日、彼は来なかった。ボクと。彼の奥さんと。彼の奥さんの友達と。彼と奥さんの宝物。それは子供、彼等の。計4人。
彼の奥さんに初めて会った。♪ロックの好きなベイビー抱いてぇ 可愛いママが行くぅ♪そんな歌が頭に流れた。無料のジュークボックスがボクの頭ん中に設置されてるんだ。
この曲に興味が湧いたよねっ!もし、キミの頭ん中の無料ジュークボックスに選曲されてなかったり、友人でも所有してる人がいなかったら。どんな事してでも是非、聴いて欲しいなぁ。
その曲は英題『ROCK ON BABY』邦題だったら『ロックの好きなベイビー抱いて』だよ。
ピンク・レディー『UFO』、そしてシーナ&ザ・ロケッツ『ロックの好きなベイビー抱いて』。
どちらの曲も作詞は阿久 悠さんなんだ。
1994年発売、SHEENA&THE ROKKETSのアルバム【ROCK ON BABY】。5曲目に“ロックの好きなベイビー抱いて”収録。この盤、全曲、阿久 悠さんが作詞担当。
“ロックの好きなベイビー抱いて”って曲は見事なニッポン語のロックになってると思う。問答無用だね。パワーポップ好きな奴にも聴いて欲しいなぁ。

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