『弱肉強食』なんつってね、弱い奴の肉を強い奴が食うのだ。パンを喰うよりもめしを喰うよりも肉なのだ。宗教なんか かんけーねーよー。
それはスポーツの世界。
汗流す野球児を尻目に大人達は賭け事に勤(いそ)しむ。「区分分けが全てだからな。公平に五十音順で」ってね。金のあるうちに、こっそり肉食わなきゃなんないしね。
実力主義なのに不思議なもんで、スポーツの世界では『名門』っていわれるチームがある。クラブがある。ジムがある。部屋がある。取仕切る監督が素晴らしいからか?集まった選手達の力量が高いからか?バックの財力か?でも確実に最終時点まで残ってるね。決勝トーナメントまで残ってるね。
知らん間に『名門』って言葉に吸い寄せられちゃうのかな?監督が。選手達が。そりゃぁそうだら。だって有名になりたいもん、誰だって。だって自分の力を信じてるもん、誰だって。名門なら近道だもん。出世に。出世のチャンスだもん。気が付きゃぁ戦国時代の名門周辺。
それは音楽の世界。
純粋培養で育てられたり、なかにはへそ曲がりも居るから、あえて距離を置くスタンス取ったり、縦割りがイヤだっ!ってね、でもしょうがないの、人間は年上に敬意を払うような生き物なんだから、ニッポン・外国問わずね、いっくらツッパッていたってもね、実力があったり、身をもって開拓したような先輩達には知らん間に頭下げちゃうんじゃないかな?当然だと思う。これはリスペクトって言葉のうちの一つになるかな。
『JAMPING JAM '84 From博多/revel streetV(V.A.)』
九州・博多においてサンハウス(鮎川 誠在籍)を第一世代と呼ぶならば、ザ・ルースターズ、ザ・ロッカーズ、ザ・モッズは第二世代。この盤に収められてるのは第三世代なのかな。山部善次郎(ヤマゼン)みたいな人も収録だけど。アップ・ビート、ジ・アクシデンツ、アンジー、ザ・キッズなんていう人達がメジャー・フィールドにこの後、足を踏み入れた。博多は名門なイメージが俺にはあったんだ、当時。
B.G.M.「THE ピーズ/肉のうた」

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