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2006/5/25

薪能  日記

昨日の午後以降は東京は大雨でしたが、川崎大師の薪能に行ってきました。ワイフの着物の会のお師匠さんから招待券をいただいた関係で、雨でキャンセルというわけにはいきません。ご丁寧にその先生から、雨になる予報なので室内(信者用の大講堂)で行われるとの電話までいただいているのでなおさらです。

川崎大師はここ2、3年、母の付き合いで節分の豆撒きに同行しています。大講堂は豆撒き会場と隣接していたことを始めて知った次第です。大講堂は雨天の催しには最適ですが、さすがに室内では「火入れ」は中止で、かつ舞台も狭く、何とも味気ない「薪能」ではありました。

狂言はまだ太郎冠者や次郎冠者が出てきて日常的な話し言葉を使うので分かりやすいのですが、能になると台本を見ないとなかなか理解しがたいですね。しかし、能の洗練された無駄のない動きは、まさに様式美といえます。日頃歌舞伎を見慣れていると、一層その感を強くします。

隣に座っていた年配の方をはじめ、ところどころに一所懸命本を見ながら能を観賞していた方がいましたが、これが正解ですね。私は学生時代少しばかり能に親しんだ時期があって、確か岩波から出ていた「能楽全集」を持っていました。大森の実家にまだ残っているはずですが、あと何年か後の楽しみにとっておきたいものですね。

6月の歌舞伎は夫婦ともども出演者に余り興味がないせいか(せいぜい夜の部の菊五郎ぐらいか)、予約し忘れてパスすることにしました。7月は昼夜ともに海老蔵が出るので、必見だと思っています。もうお分かりでしょうが、私は何といっても「成田屋」びいきで、あとは音羽屋ですね。

いずれにせよ、歌舞伎を鑑賞する上でも、その源流となった能の世界に親しむことで、歌舞伎への理解が深まるような気がします。能は世界最古の芸能といわれているようですが、相撲の仕草にも共通するものがあると、高砂部屋の現役最古参力士、一の矢に聞いたことがあります。ちなみに、一の矢とは歌舞伎座で偶然会ったりします(田之助が横審の委員をやっている関係でチケットをもらうそうです)。

これからの時期は、各所で薪能が開催されますが、今度はちゃんと火入れも含めて観賞したいものです。
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2006/5/17

再投稿:郵政民営化の本質は  時事

2005年7月31日付けの「郵政民営化の本質は」を再投稿しました。というのは、この投稿に対する迷惑トラックバックが多いので削除したからです。旬を過ぎた話題ですが記録目的なのでご勘弁願います。

<以下、05年7月31日の投稿です>

8月は郵政民営化をめぐって暑い夏になりそうです。議論も煮詰まってきているはずですが、最近の賛成派、反対派の主張をみていると、どうも本質が議論されていないように思います。

そもそも「郵政民営化」は、小さい政府を目指して民間でできるものは「官から民へ」という、日本の構造改革の一貫だったはずです。ところが、この根本のところは議論されず、全国津々浦々にある郵便局のサービスが低下する、国民は(そこらのジャーナリズムにならって、こういう場合は使う)民営化によるサービス悪化を喜んでいない、景気対策、福祉など他に優先すべき政策課題がある、等々枝葉末節な議論に終始しています。この点はマスコミも同罪です。

例えば、税金問題をみてみましょう。もし小さな政府にすれば、もっと具体的にいえば、無駄な道路や橋、公共施設等を作らなければ、消費税を増税するどころかゼロでも歳出をまかなえるわけです。バブルの頃の公共投資をみて分かるように、豪華な公共施設、第三セクターによる箱物づくりの多くは破綻しています。ここ20年をみても累計で百兆円単位の無駄な投資があるという推計もあります。

例えば、中部国際空港(セントレア)は役人にまかせずに、トヨタ出身の社長が仕切ることで、建設費が3分の2になりました。一方、官が主体になった関西国際空港は、官と土建屋、ゼネコン、地元関係者がお手盛りでやったせいで、予想以上に高くついて、その結果利用料も高く、海外の航空会社が逃げ出す有様です。

もっと身近な例をあげると、高輪区民センターはバブル期に計画され、バブル崩壊後の95年1月に竣工しました。asktakaやワイフは月に何回かこのセンターを利用しますが、ロッカーは高級な磁気式で簡単に合鍵を作れません。別に貴重品を入れるわけでもなく、趣味のサークルの備品を収納し、グループで共有するので、合鍵を作れないととても不便です。asktakaは、役所の甘い発注に付け込んで、業者がオーバースペックで受注したと推測しています。官まかせにすると、こうした発注上の無駄が多く、概算で3分の1から少なくても4分の1は予算を削減できるといわれているのです。

こうした政府・自治体の使うお金は、主に国民の税金と財政投融資からまかなわれますが、後者は郵便貯金、簡保、国民年金が財源なわけです。つまり、郵政民営化とは財源を官の手から切り離し、政治家(むしろ政治屋)に勝手に使わせず、小さな政府に向かう構造改革なのです(郵政公社になって、郵貯の財源は従来ほど政治家の好き勝手できなくなっています。これも小泉改革の一環です)。

従って、郵政民営化に反対している政治家は、僻地の国民に対するサービスが低下するというのは建前で、自分達の利権、既得権を守るための反対です(民主党にしてもバックに労組がいるわけですからね)。郵便サービスの低下とはいっても、規制を取っ払って民間にまかせれば、商売が成り立つようなサービスが提供されるわけで、政治家が余計なことをしなければ上手くいくわけです。

要するに、郵政民営化の本質は、政治家(屋)や役人に自由にさせる領域を削減しようという日本国の「構造改革」なのです。これまで、政治家や役人がどれだけ好き勝手にしてきたか、国民の税金や郵貯を無駄遣いしてきたかを想起していただきたいと思います。農道まで舗装してみたり、誰も使用しない施設を作ってきた政治家(地方の利益誘導型政治家)、社会保険庁や道路公団にみる愚かな役人、こういう人たちにこれ以上大きなお金を自由にさせていいのでしょうか。国民は活眼を開いてことの本質を見るべきだと思います。

小泉首相のやり方をすべて肯定するわけではないですが、構造改革の荒業は「変人」総理でなければできません。この機会に郵政民営化の道筋をつけなければ、未来永劫政治家の餌食にされるだけです。亀井某や元衆議院議長は、矮小化した議論をせずに「大きな政府で、国民が多くの負担をしなさい」とはっきりいうべきです。一方、小泉氏も「小さな政府で、民間のできることはどんどん官から移管し、国民の税負担も少なくする」というべきです。もっと具体的に「郵貯から財政投融資を通じて借りている返済金が将来○○兆円減少することで、国民の税負担もその分少なくなる」とはっきり国民にいってください。

もっとも道路公団その他の特殊法人に貸し込んでいる郵貯・簡保や年金資金は総額300兆円で、すでに不良債権化しており、そのため上記のような明快な話ができなくなったという話もあるようです。だが、無駄遣いの原資となる入口の部分を閉めることで、今後の憂いを無くすことが出来るだけでもベターではないでしょうか。

ここで構造改革の象徴たる郵政民営化が挫折すれば、後世の歴史はだらしのない政治家と民営化を支持しなかった国民を指弾することでしょう。ここはフレー、フレー、こーいーずーみー!といきたいですね。

慣れないアジ演説のような投稿になったかもしれませんが、asktakaのやむにやまれぬ心情をお察しください(汗)。
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2006/5/16

トラックバック  日記

最近、海外のカードゲームのサイトや日本のアダルトサイトから盛んにトラックバックがあります。その都度削除していますが、お気づきの方は無視してくださいね。

ブログ運営会社もこうした怪しげなサイトからのトラバをチェックできないものでしょうか。コメントはsatomiさんのブログのように、一旦管理者がチェックしてアップする仕組みがありますが、私のブログはこうした機能がなさそうですね。

いずれにしても、有害サイトからのトラバはごめんこうむりたいのですが、もう少し研究してみます。どなたかお知恵を拝借できれば、大変嬉しいですね。
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2006/5/15

機会損失を戦略的に考えよ!  ビジネス

最近、経営トップや経営企画の責任者の鼻息が荒い。ようやく「失われた15年」からの脱却が見えてきたからだ。この点は上場企業(3月決算の金融、新興3市場を除く1583社)の連結経常利益が、06年度に25年ぶりとなる5期連続の経常増益を達成する見通しとなったことからも裏付けられる(日本経済新聞社調べ)。

顧みれば、日本企業は永い間バランスシート縮小の時代が続いた。この間、半導体を始め集中投資が必要な業界では世界でのポジショニングを低下させた。積極的な投資で台頭したサムスンなどの韓国勢を横目で見ながらである。かつて、バランスシートを気にするあまり、投資は償却の範囲内でといわれた時期があった。日本の半導体メーカーが韓国に軒並み劣勢に立ったのは、こうした投資行動の差に由来したのである。

半導体の場合80年代の日本のメーカーの生産額シェアは50%を超えていたが、現在は20%にまで下落し、代わって韓国、台湾勢が台頭している。この原因は投資額もさることながら、投資のタイミングに問題があった。韓国、台湾のメーカーは、いわゆるシリコンサイクルの底周辺で積極的に投資しているのに対して、日本のメーカーは底を脱して市況が回復してからようやく投資している。この点は他の業界も同様で、日本企業の「横並び意識」が災いしているといえよう。

先日東芝は3年間でM&Aを含む2兆円の投資計画を発表した。うち半導体関連は1兆円の投資を計画し、従来の横並び発想とは一線を画す動きを見せた。これはリスクを回避するよりも、競争優位を求めて機会損失を避けようとする意思決定と評価できる(注1)。

ところで、グローバルな競争を経験しているトップは、この「リスク回避か機会損失か」という問題は、骨身にしみていることだろう。欧米企業の機会損失を最小にしリスクを取る戦略的意思決定によって、何度も負け戦を余儀なくされたからだ。

ポーター教授のグローバル競争に関する古典的論文は、グローバルに競争に勝ち抜く術を明らかにした。すなわち、業界の競争構造を変え、主要な競合企業と差をつけることである。それには、リスクを回避せず機会損失を恐れぬ意思決定が不可欠だ。世界の多国籍企業のトップの多くは、ポーター教授が示した基本を熟知しているのである(注2)。

機会損失によって競争から脱落するのは、何もグローバル企業だけではない。超ドメスティック企業も同様である。機会損失を考慮した経営とは、換言すれば、将来の成長分野の育成に注力する、事業ポートフォリオ経営なのだ。

潜在的な機会を生かせない企業には未来はない。リスクと機会損失を測りにかけて、将来の機会損失を最小限にする戦略的視点が求められているのである。


注1:
半導体のトップ3は米インテル、韓国サムソン、米テキサスインツルメントである。ところが、昨年東芝は前年6位から4位に躍進した。この主因は、サムソンに次いで世界シェア2位のNAND型フラッシュメモリの売上増にある。なお。フラッシュメモリはiPODやその他のデジタル家電に大量に搭載され、さらにマイクロソフトの次期OSに搭載される予定で、今後の成長が見込まれる。

注2:
Thomas Hout, Michael E. Porter, and Eileen Rudden, "How Global Companies Win Out," Harvard Business Review, Sep-Oct, 1982. (マイケル・E・ポーター(竹内弘高訳)『競争戦略論U』ダイヤモンド社、第3章に所収)

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2006/5/5

團菊祭  歌舞伎

例年5月は歌舞伎座は團菊祭で、團十郎、菊五郎が競演します。だが、実に3年ぶりの團菊祭です。一昨年は海老蔵襲名披露公演、昨年は勘三郎襲名披露公演だったからです。

今月の歌舞伎はなんと言っても昼の部の團十郎が出演する「外郎売(ういろううり)」です。日本三大敵討ちの一つ「曽我兄妹」を題材にした、成田屋十八番の一つに数えられる出し物です(ちなみに、あとの二つは荒木又衛門と忠臣蔵だそうです)。團十郎は外郎売こと弟の曽我五郎を演じますが、早口の言い立てが見ものです。

今回は病気回復後の久しぶりの公演とあって、團菊揃って口上の場面を設けてご挨拶がありました。團十郎が口上を述べると大向こうから「成田屋」、「待ってました」と声がかかり、場内は復活を祝う拍手と熱気に溢れました。先ずはめでたし、めでたしです。以前に書いたことがありますが、asktakaは團十郎の存在感が大好きです。息子の海老蔵も花があって嫌いではないですが、親父さんに比べるとまだまだ貫禄が違います(当たり前か)。團十郎の元気な姿を見て一安心した次第です。

昼の部は大佛次郎の代表作「江戸の夕映え」や岡本綺堂の名作「権三と助十」などを海老蔵、菊五郎とその息子の菊之助を中心に演じ、見ごたえのあるお芝居でした。いかに見ごたえがあったかは、asktakaが一回も居眠りをしなかったことからも分かります(笑い)。

そうそう左團次の息子の男女蔵が江戸の夕映えの端役で出ていましたが、台詞回しが親父さんに似てきたのには驚きました。知り合いの友人に男女蔵の奥さんの実家の方がいて、よく噂を聞くので親近感があります。

夜の部は團十郎は出演しませんが、海老蔵、菊五郎、菊之助、松緑などの成田屋と音羽屋が中心となった出し物です。見ものは菊之助と海老蔵の踊りで、菊之助は「保名」を海老蔵は「藤娘」を踊ります。海老蔵の菊娘は以前見たことがありますが、なかなか可憐な踊りです。菊之助は勘太郎の弟の七之助と並んでasktakaの好きな女形で、何ともいえない色気が舞台を晴れやかにします。

今回は昼夜通しではなく、夜の部は後日にしたので、ゆっくり観賞したいですね。
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2006/5/2

GW真っ只中  日記

世の中はGWで9連休と思いきや、案外カレンダー通りの会社が多いですね。昨日は夕方からの会議に出席するためにワイフの実家がある東京の郊外から戻ってきました。途中で八重洲ブックセンターに寄ったのですが、スーツにネクタイ姿のビジネスパースンが多いのには驚きました。そして道路も車で結構混んでいましたね。

例年GWは海外に出る場合を除いて、ワイフと私の実家に行くぐらいで後はのんびり静養しています。連休中に都内で過ごすメリットは、車が少なく、空気が綺麗な点でしたが、最近は盆と正月以外は車も混んできました。それと、品川駅に新幹線が止まり、羽田空港からのアクセスがよくなったせいか(京浜急行の延伸による)、住まいのある品川周辺は休みともなると人が溢れています。品川も住みにくくなりましたね。

海外へ行く場合は、GWに入る前に出国して人々が仕事に復帰した後に帰国することが多いですね。しかもあまり日本人に出会うことがなさそうなところを選ぶようにしています。そういえば前回GWに海外に行ったのは911のあった2001年でした。その時は、フランクフルトに入って、ミュンヘン、ベルリン、カッセルなどを廻ってベルギーのブラッセル、ブルージュに行きました。

その間にasktakaは3,4日ほどアムステルダムでの国際会議に参加し、スキポール空港に隣接しているハイアット(会議会場です)に宿泊したのですが、私はアムスはほとんど見ていません。朝から晩まで会議で、夕食はワイフと合流するといった風ですから、夜の街を少し徘徊した程度です。

今年はこれまで行ったことない南欧に出かけようと思っていますが、講義のある時期は避けるとすると、チャンスは夏か暮れしかないですね。さて、これが実現することを祈りつつGWを静かに過ごすことにしますか。
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