第26話「私のエネルギーを返して」
村上家の朝食風景
味噌汁の具にケチつけるタクトは大根の栄養価を薦めるユウコを「親戚のオバサン」呼ばわりし、お互い険悪な空気になったまま登校する
(どうでもいいけど今回モモコの出番はここだけ)
放課後、理科室でポワトリンごっこするポワトリンクラブメンバー
注意しにきた小川先生は「さっさと帰って猛烈に勉強して私みたいに尊敬される人間になりなさい」とか言うがタクトたちに冷ややかな目で見られる
タクト「いいんです、小川先生のような人間になれなくても」
ケンジ「ひたすら勉強した挙句、小川先生のようなオタッキーな人になってしまっては」
シンスケ「一旦、理科室に入ったらその日は一歩も外に出てこないのは不気味です」
メンバーの残してったマスクとマントを付け暴れる小川先生
「ポワトリンのエネルギーがあればポワトリンになれる」
その気になって暴れすぎて実験装置を壊してしまい、爆発を起こす
そのショック(もしくは偶然調合された薬品のせいなのかも)で脳細胞が活発化し、いくら勉強しても理解できなかったアルキメデスの原理を理解する
「ポワトリンからエネルギーを奪う方法を発明できるかも知れない」→発明した
データから村上家周辺やいつもの公園を割り出す小川
「この辺で犯罪を起こせばポワトリンが現れる」
公園に大きめの光線銃のような装置をセット
たまたまやってきたユウコにナイフを突きつけポワトリンに助けを呼べと脅す
「ポワトリンは来ないと思うけど」と渋るがしつこい脅しに何度か叫ぶユウコ
やってきたのはポワトリンクラブであった
「タクト」「姉ちゃん」
小川「おまえら兄妹か?」
タクト「兄妹って言うより親戚のオバサン」
ケンカになるふたりを思わず止めに入る小川
ユウコ「そんなこと言われる筋合いないわよ」
小川「犯罪者が正しいこと言っちゃいけないのか」
かなり細かいところまで調べ上げているようだけどポワトリンクラブのことは知らなかったのね
ポワトリンクラブに用はないと追い払う小川
解放されたユウコはタクトの再びの「オバサン」呼ばわりに怒りを抑えられず「ポワトリンになって懲らしめてやる」と考える
一旦は「プライベートなことで変身していいのかな?」と躊躇はするが結局「ま、いっか」と変身しちゃうユウコ
ポワトリンは戻ってきた小川を責めようともせずタクトを追おうとするがエネルギーを奪われてしまいアジトに連れて行かれてしまう
奪われたエネルギーはミルクのような液体として抽出?される
ポワトリンとして活躍し依頼が殺到する妄想を広げる小川
「正義の味方を株式会社にして大儲けしてやる」
「小学校の先生なんかやってられるか!」
しかし、エネルギーをストローで飲むと力は湧いてきたものの顔に醜い吹き出物が出てきて気絶してしまう
その隙に逃げ出そうとしたポワトリンだがフラフラで再び捕まってしまう
自分がポワトリンになるのが不可能ならばポワトリンのエネルギー入り栄養ドリンクを発売すればと発想を転換する小川、もう用はないと森の中へポワトリンを不法投棄(だよね、どう見ても)
小川は薬局へ売り込みに行きシンスケの母にドリンクを飲ませ元気が出たのを見て大量生産を決める
(ここでシンスケの母がポワトリンになっちゃったりしても面白かったかも)
ポワトリンクラブは新兵器の実験に来て捨てられたポワトリンを発見し新兵器で小川を気絶させエネルギーを取り返す
気が付いた小川は薬局の女の仕業と誤解し薬局へと向う
例の装置で小さなワゴンを撃つが何か起こるワケではない
(ちょっと期待しちゃった)
薬局のポスターに「小川先生発明栄養ドリンク」と書かれているが後の展開を見るとシンスケの母は男を理科の先生と知ってたわけではなさそう(ここの「先生」は「発明した偉い人」と言う意味のようである)
でっかいビーカーいっぱいのエネルギーを飲み干すポワトリン
じっくりと見せてくれるのでホントに飲んじゃったように見えるがカットは割ってあるので実際には全部飲んでないよね
(この場面についてはDVD解説書で花島さんも語られています)
復活したポワトリンの元へシンスケの母が逃げてくる
(ここでは小川のことを「サングラスの男」と呼んでいる)
タクトたちや小川より画面の奥へ行きながらワンカットで名乗るポワトリンが印象的
森の中での光線の応酬の末、勝利するポワトリン
小川は誰かに乗り移られたり操られてたワケでも無いのに正気に戻った(?)ように
ポワトリンクラブのメンバーに「お前ら何してるんだ!」と叫ぶ
事情がよくわからないシンスケの母は「え?えぇっ?」と困惑するばかりであった
事件が解決し村上家では夕飯を何にするか悩むママ
朝食の件ではタクトといがみ合ってたユウコだが「(今日はタクトの好きな)ビーフシチューでいいんじゃない」と微笑むのであった
小川先生ってポワトリンにある程度、詳しく自身もなりたがったりはするが「ポワトリンオタク」と言うのとはちょっと違う感じがする
(エネルギーを奪ったあとあっさり捨てちゃったりするし)
なんつーか、思い込みが激しくて何かに没頭したら周囲が見えなくなっちゃうタイプ
おそらく、元々それなりに才能はあるんだろうけどそんな性質のおかげで能力がうまく発揮できてなかったんじゃないかな(今ドキだと何らかの病気と判断してもらえるかも)
極端に描かれてはいるけど身近にいてもおかしくはない感じ
「ギャグ」と言うか「笑い」の要素は控え目で脱線することなくお話が進むのでスケールはこじんまりとはしているがなんとなく「(宇宙刑事辺りの)ヒーローもの」っぽさをちょい感じなくもない(森の中での戦いのビジュアルなんかもそれっぽく見える)
いやいや「ポワトリン」だって立派なヒーロー(ヒロイン)ものだってばさと言うご意見はごもっともです

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