第24話「シュミット将軍の店」
雨上がりの下校時、ポワトリンクラブのメンバーとも別れひとりになったタクト
ふと、あじさいを見ているとかたつむりがいきなりバレリーナの少女になり「くるみ割り人形」を踊りだす
(個人的な思い出ですが小学校の時の給食の時間になるとこの曲流れてたので今でも誰もいない校庭思い出しちゃうんだよね)
少女を演じたのは畑中美和さんと言う方らしい
なんとなくロボコンのロビンちゃんやネムリンのマコちゃん系統って感じのお顔だけど活動されてた期間は短かったようで検索しても他にはトシちゃんの「教師びんびん物語」ぐらいしか出てこないのね、う〜んもったいない
普通の住宅街の路地で踊り続けるバレリーナと言うシュールと言う言葉だけでは済まされない場面がけっこう長く続く
見とれていたタクトだったがついに込み上げる願望、いや欲望をおさえきれず、ついには「たまんない!」と叫びその少女に飛びつこうとするが消えてしまう
帰宅したタクトは明かりもつけず薄暗い部屋でさっきのことを思い出す
「俺ってあんなにスケベな人間だったんだろうか?」絶叫するタクト
「あの妖精のようなバレリーナもおれのスケベ根性が産み出した幻想なんだ」
電柱に「想い出の店」「貴方の嫌いな想い出引取ります」と書かれた貼り紙を見つけたタクトはその店に行ってみる
いかにも怪しい店にはいかにも怪しい店主がいていかにも怪しい機械が置かれていた
店主はタクトの嫌いな想い出であるさっきの出来事を消し「ハッピーな想い出をインプットする」と言う
明るくなって喋りながら踊りまくるタクトだったがモモコに「ラッキー池田みたい」と言われてしまい「もう少し妹に尊敬されるような想い出」をインプットしてもらうために再び店へ
「スポーツで身体を鍛える想い出ですね、いいかも知れない健康的で」
モモコに上半身裸になって筋肉美を見せつけるタクト
(ようく見たら身体に筋肉を強調する陰影みたいなの描いてますね)
気になったユウコはケンジに店主の似顔絵を描いてもらう
しかし直接タクトから聞くのではなく聞き伝えで描かせる〜描けるってのなんかすげえ
でも目立った特徴に特化出来るので結構似せれるのかも?
その似顔絵を見た『ものすごい戦争マニア』であるシンスケの母親は「第二次世界大戦中に連合軍と戦って大活躍したシュミット将軍に間違いないわ」と言い切る
が「殺された」とも
ユウコは第二次世界大戦の勉強をするため図書館に行き第二次世界大戦で一番有名な「あの人」にオリュードする
今ならそれっぽい服装だけでも文句言われるのに当時はまだ大丈夫だったんだろうか
(さすがに名前は出してないけど)
ユウコが読んでる本は外国語なんだけど「あの人」になってるから読めるってことか
調子に乗ったタクトは「もっと人間を鍛える想い出をインプットすれば素晴らしい立派な人間になれる」と三度お店へ
「戦争こそ人間を鍛える最高の教室(教師?)」と言う店主に何の疑いも無く納得するタクトもやばい
あらかじめ少しずつ洗脳されてたのであろう
店から出てきたタクトは軍隊のように規律正しい歩き方をしていた
いつの間にか軍服姿になっていたタクトは再び現れたバレリーナの少女と手を取りシュミット将軍の元へ
前にも見た事がある(笑)どこかの荒野に建てられた柱やショッカーのような巨大なエンブレムの元、軍服姿のシュミット将軍が現れタクトを迎える
そこにはポワトリンクラブメンバーも含む軍服姿の少年たちも数名集まっていた
あじさいの花から何かを感知したユウコはポワトリンに変身する
「今こそ我々は一致団結し武器を持ち戦争を起こし全世界の政府を倒しこの地球を武力で征服しなければいけない!それが我々の使命である!!」
演説するシュミット将軍
「時は充分に熟した」なんつってるけど子供10人で世界と戦えるのか?
まあ怨念のやることだから本人?が満足ならそれでいいのかな
そこへポワトリン登場しシュミット将軍の正体を語る
優秀な軍人であったシュミット将軍は世界征服の野望を夢見てクーデターを起こすが失敗し殺された
その野望だけが怨念となって現代に蘇ったのだ
その証拠は「少年将校たちを妖しい美しさ魅了したバレリーナは幻」だと言う
バレリーナを消滅させるポワトリン
それを見たタクトは一瞬「はっ」となるがシュミット将軍の命令によって他の少年たちと共にナイフでポワトリンに襲い掛かる
悪夢のような場面ではあるが帽子のサイズが大きかったり袖が余ってたりして妙に可愛らしくもある
少年たちだけではかなわないと見るや自らポワトリンと戦うシュミット将軍
目や口(よく見ると耳や鼻の穴)からも吹き出る炎(合成)がなかなかに怖い
シュミット将軍に首を絞められ気を失いそうにされかけるがなんとかサーベルで撃退するポワトリン
柱が次々と倒れ崩れ落ちるエンブレム
気が付くとタクトはひとりあのあじさいの前の道端に倒れていた
タクトはあのバレリーナのことを思いだしたがそっと去っていた
見ようによってはなんだかタクトの見てた夢の話のようにも思える
バレリーナの少女や戦争への少年の妄想とかなんだとか学者とか評論家が無理矢理に関連付けて語りたがるような題材だがそこまで深くは考えていなんじゃないかな?(考えてたらごめんなさい)
ただただ軍服とチュチュの取り合わせが面白そうだったからだけだったりして
(考えてはいないからこそ深層心理にうんぬんかんぬんとも言えなくはないが)
なお、今回も持田真樹さんの名前がクレジットされているが出てくるのはほんの一瞬だから見逃したくない人は要注意!

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