第14話「不思議な呼び笛」
学校内でポワトリンに扮したタクトを追いかけるポワトリンクラブのメンバーたち
「よくやるよね、馬ッ鹿みたい」とクラスメイトに言われて落ち込むモモコ
帰り道、怪我した子犬(?)を見つけ医者に連れて行こうとしたところイケメンが通りかかって代わりに手当してくれる。
「爽やかな方、透き通った炭酸飲料のような方」うっとりと見つめるモモコであった。
ウキウキ帰宅すると「ポワトリンクラブ会議中」の貼り紙
(モモコには「会議」が読めないのが細かくていいね。)
会議の内容は「もし犯人に捕まった時、名誉を守るためおへそのゴマは常にきれいに」と言うものでそんな理由でタクトを引ん剝くメンバーたち
(このシリーズ、男の子脱がすの好きだね、って女の子脱がすと問題だけど)
モモコ「最低!不潔!嫌い!」
タクト「モモコが俺の事、兄として尊敬しなくなった」
落ち込んで歩いているモモコを見かけて美味しいケーキをご馳走する交番の警官(カズヤの父)
怪盗741号の指名手配写真を見て(ハリマオのような変装をしているのに)さっきのイケメンそっくりなのに気付くモモコ
「またの名を『ペット界の星の王子様』と英雄気取り、ペットに贅沢な餌をやりすぎ肥満で苦しめるのが許せんとペット愛好家を襲ってはペットたちが幸せになれるように自然に返している」と聞かされて「いいひとじゃない」とモモコ。
カズヤの父「でも犯罪は犯罪だよ」
家に帰るとパパにケーキを強要されるモモコ、「わたしはパパのペットじゃない!」
さっきの話を思いだして肥満した自分を想像して気絶しちゃう。
(毎回のようにあるパパと子どもたちのやりとり、斉木さんの醸し出す雰囲気がたまらなく面白いのだがこれは文字にしてもうまく伝えられる自信がないのであえて省略しています。まあ、そんなこと言ったらこの感想自体どうなんだとツッコまれかねないけどね)
カズヤの父は怪盗741号に憧れの眼差しを向けるモモコが気になってユウコに伝える。
怪盗741号の夢を見るモモコの寝言を聞くユウコ
「指名手配の犯罪者に『様』をつけるなんて危険な妹!」
ユウコはペンダントから呼び笛を出して手紙を書きはじめるがふと「星の王子さまが女子高生独特の丸文字なんかで書かないか」と気付き書道家にオリュードする。
目覚めたモモコが見つけたその手紙(短冊!)には「この笛を吹いてください必ず会いにまいります まことの星の王子さま」と書かれていた。
タクトの名誉回復のために犯罪者を捕まえたいと協力を頼まれたカズヤの父は怪盗741号を紹介(?)する。
ママへの電話でモモコの話をするユウコ
「ママも子どもの頃、星の王子さまを信じてた」と言うのを聞いて「そういう家系なんだ」と妙な納得のしかたをする
ペットショップで見張るメンバーたちの前にいかにも狙われそうなタイプの客に続いて怪盗741号が現れる。
(あの恰好のまんま歩いてる!)
怪盗741号を包囲するポワトリンクラブ
武器がパチンコとフリスビーってのが「現代(その当時)の少年探偵団」って感じでいいね。
まあ、あっさり逃げられちゃうんだけど
モモコは怪盗741号を逃がしてあげて後をつけアジトを見つける。
怪盗741号に笛のことを尋ねるが知らないと言う。
(そして態度もあからさまに悪党って感じの印象に)
モモコを縛り付け「剥製にしてやる」と注射器を持ってせまる怪盗741号。
自分が剥製にされてお友達に「最低」と言われてしまう場面を想像するモモコがいと可笑し。
助けにきたタクトを「まことの星の王子さま」かと思いかけるが「剥製」の言葉で気絶しちゃうのを見て「違う」と思い直す。
「怪盗741号の秘密を知ったものはみんな剥製にしてやる」とか言ってるけどこの段階ではむしろ自分から触れちゃってんですけど〜(まあよくあることですが)
かけつけたポワトリンが「奪ったペットを剥製にして海外に高く売る悪徳密輸業者」だと暴露するが何故、そこまで詳しく知っているのかしら?
カズヤの父に聞いたのかな?
(さすがにモモコにはそこまで言えなかったってことなのかも、でもそんな奴をタクトたちに紹介しちゃうってのも変だなあ)
怪盗741号の注射器を使った攻撃にポワトリンも注射器で反撃したりなんかして勝利を収める。
去り際に「外見だけでひとに憧れてはいけませんよ」とモモコを諭すポワトリン
「あなたはわたしのまことの星の王子さまですか?」と問うモモコに何も言わず微笑みかけるだけであった。
家に帰ってから「ポワトリンは女だから星の王子さまじゃない」って当たり前のことに気付き呼び笛を「もう要らない」と放り出すモモコなのでした。
前回同様、悪役が正体を見せたあとはわりと真っ当な悪役に徹してしまうのは同じ監督さんだからなのであろうか。
怪盗741号とモモコの関係でまた違う展開も考えられたであろうが例えコメディであっても悪者はあくまでも悪者として描きたいってことなのかも。
この後も続いてくシリーズを見た後からするとどうもおとなしい感じがしてしまうけれどこのくらいの感じだからこそ当時の一般の視聴者にもおおいに受け入れられたのではないか?とも思えたりもする。

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