第7話「アイドルじゃない・・・・」
画面に「2月18日」と日付表示される珍しい演出で始まるがその理由がわかるのは少し後。
テレビに出演するので浮かれてところどころに電話をかけるパパ
「雪が谷の姉さん」なんてのは斉木さんのアドリブなのかな?
一方なぜかずっとカリカリした態度のママ
ユウコは自室でポワトリンのアクションやせりふの練習をしていた
「高校生にもなって何を考えているんだか」と言うパパに直接言い返すことが出来ないので「そうよ私がポワトリンよなんか文句あるの」鏡に凄むユウコ
(ここで「アイドルじゃない」ってサブタイトルが出るのも考えられてるなあって思っちゃう)
ポワトリンを絶賛した挙句「出来れば結婚したい」とまで言うパパにショックで茶碗を落として割っちゃうママ
心配するユウコにメソメソしてるママが理由を語り始める、今日はパパとママの結婚記念日なのだ。
それなのに初めてのテレビ出演に浮かれまくるだけでなく他の女性と結婚したいなどと口にするなんて!
「パパは私よりポワトリンのことを・・・」「そんなことない」と否定するユウコに切り返すママ「そんなことある!」(ここだけ調子が違って力強い口調なのがおもしろい)
モモコの報告で駆け付けたユウコはタクトたちに絡む珍走団をオリュードでコマンド兵士になりあっさり撃退する
ここでポワトリンの姿にはならないのは後の展開の都合もあったりするのね。
テレビ局、日曜だから裏から入るっての細かいなって思うけどロケに使った場所の都合とかもあったのかな。
ポワトリンの視線で局内を移動する主観映像って演出もいいね。
説教しようとするポワトリンだったが浮かれMAXで記念写真を撮ろうとするパパに圧倒されてしまう。
番組司会から「マドンナ旋風」の言葉が出てくるのが時代だねえ。
もう舞い上がっちゃってるパパは番組の主旨も忘れたのか「そんなことよりポワトリンくんが来てくれてね、(中略)知り合いと言うよりガールフレンド」などと嬉々として喋ってるパパを見る司会者女性のとても嫌そうな表情がスゴイ
そんな番組のパパを見て更にイライラするママ
さて、パパはどのくらい番組本来の話題を話したのかな?
締めの挨拶をする司会者が普通に笑顔だったので(そこはプロ根性でグッと耐えてたとも考えられるが)まあ、一応主旨に沿った話もしたんだろうけどテレビ見てた珍走団がテンションあげるぐらいだからやっぱりポワトリンの話ばっかりしてたんじゃないかと思ったりして
(って言うかなんでアイツらあんな番組見てたんだろ?)
珍走団が最初に出てきた時から、眼鏡に紫の服のやつがそれっぽくなくて気になってしまうのだがテレビ局でパパに詰め寄るのはコイツだったりして意外とリーダー格なのかも
ママとパパを拉致する珍走団
ポワトリンのことを考えていたらママが来たのでママがポワトリンと思い込んでしまいママに変身の機会を与えようと(って理由がスゴイ)テレパシーでポワトリンを呼ぼうとするパパ
ワケのわからない呪文(?)やポーズを考えたのは誰なのだろうか?
「こんなことしててほんとにポワトリンが来ると思うか?」とふと冷静になったりもするがパパの異様なテンションに釣られてか珍走団連中も一緒になってやってるのが馬鹿馬鹿しくっていいな。
なんとか逃げ出したママはユウコに連絡してテレビ局のホールに登場するポワトリン
スポットライトが当たるのはベタな演出だけどいいものですね
「ファンは大事にするもんだぜ!俺の身体にサインしてくれ」柄の悪い巻き舌口調で叫びながら上半身裸になる珍走団がキモいぜ!
でも紫のやつは脱がないのがやっぱり気になるが全員がマジで不良っぽかったら怖すぎるって配慮したキャスティングなのかも
そんな連中も「アイドルではありません!」と怒ったポワトリンの敵ではなかった。
華麗に連中を打ち倒すポワトリンの姿を客席に鎮座して拍手するパパの目の輝きが相当に危ない!
闘い終えたポワトリンに「我が愛する妻よ、ノリコいいじゃないか」とキスをせまるパパを見てガードマンの警棒借りてパパを追っかけるママ
(微笑ましいけどホントに殴ったらけっこう痛いんじゃないかな?)
ポワトリンがゆっくりと歩いて去り緞帳が降りるのもいい感じ。
結局、傷だらけにされてようやく間違いに気付いたパパなのでした。
正体を知らないとか誤解したまま恋に落ちると言うのも他にも無いわけではないが娘が変身した姿の正体を自分の奥さんだと思い込むのはかなり変だし、なんかヤヴァいような気がしないでもばいのだが斉木さんの絶妙にイカれたお芝居が素晴らしくてそこは気にならないのでした。(あくまでも個人の感想です)

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