原作漫画「生活」(福満しげゆき作)は好きな作品だし知り合いの役者さんも少し出ているそうなので観に行きました。
しかしそのタイトルを聞いた時から違和感を感じていました。
確かに原作の「生活」のままだと内容を想像しにくいとは思うのですが「ヒーローマニア」と言うのもかなり誤解を受けてしまうのでは無いのでしょうか?
自分はよくしらないのですが「キック・アス」と言うアメコミ映画がヒットしたことでこの映画の企画も通ったらしくプログラムにもアメコミ関係の事に頁を使っており「ヒーローマニア」なのは作ってるひとたちじゃねえか!とか愚痴りたくもなります。
何故かヌートリアが大量発生していたり小規模と言うか低レベルながらも無法状態化していると言うやや非日常的な街が舞台になっていたりシャレオツっぽい音楽を流してなんだかポップな場面もあったりしてず〜っと違和感は拭えませんでした。
とは言え、主人公のニット帽のほうはちょっとおどおどし過ぎな感じもしたのですがかなり福満作品の主人公感は出ていて今後また福満作品が映画化されたらまた出て欲しいと思いました。
謎の女子高生役のひともルックスが似ていると言うワケでもないのにそれっぽく見えてきました。
ホントはもっと辛気臭くて生々しいモノにして欲しかったのですが原作を知らない、そして若いお客さんにも楽しんでもらえるようにしたんだろうなあと言うことは理解出来ます。
いや、むしろよくもあんな変な漫画(褒め言葉)をそこそこ無難な映画に仕上げたものだと評価すべきなのでしょうか?
また、おじさんの武器「仕込み金槌」出す時はカッコいいんだけど、あれで「普通の人間を殴る」のは実写でやるとどうもやり過ぎな感じがして素直に楽しんではイケナイような気がしてしまうのでした。
(あ、だからこそおじさんは原作と違って・・・
xxxxxxことにすることによってバランスをとったと言うことなのかしらね?)

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