もう2か月以上前の事ですがクウガのカメレオンの人からイラストを頼まれました。
彼が所属する(お笑い)パフォーマンスユニットが参加する8月にスコットランドで行われる世界三大コメディーフェスティバルの一つエジンバラ・フェスティバル・フリンジと言うイベントのプログラムに掲載するためのものだと言うのです。
http://www.underbelly.co.uk/webpages/edinburgh/edinburgh-show.php?id=61:166
全体公演等で超多忙な中、プロのイラストレーターに依頼する(時間的そしてもちろん経済的にも)余裕の無い事もあってこちらへふられたお話でした。
テーマはタイトルにもある通り「MANGA」であり、絵柄としてはイマドキのゲームキャラっぽいものを望まれましたが、どう頑張っても「昭和のまんが’」を抜けられない自分にとってはハードルの高いものでありましたが、またチャレンジしがいのあるものであったと言えましょう。
「○○○っぽいキャラで」との指示もありましたのでそれっぽいキャラを描いてますがぶっちゃけほとんどまんまのヤツもあります。
権利問題が心配になったりしましたが、この画力ではそう見えるのは描いた本人だけでしょうから大丈夫でしょう。(苦笑)
それにしても「よく出来たキャラクター」と言うものは細部をちょっといじくってもやっぱり「それ」に見えちゃうように出来ているものだなあ、と改めて感心しました。
さらに「日本」らしさも出したいとの事でメインの三人が頭にテンプラ、スシ、ダンゴを乗せてたり花魁、忍者、そして何故か歌舞伎メイクの力士がいたるするのはその為です。
時間も無くて大変でしたが集中するとテンションもあがってきて楽しく描かせていただきました。
複数のキャラを登場させるために原画を拡大縮小コピーして切り貼りすると言うアナログな手法を取らざるを得なかった事を「パソコン無しでどこまで出来るか?」と言う言い訳で自分を正当化しようとしましたが、やっぱり便利なものは持ってて使ったほうがいいと言う事を思い知らされました。
特に色づけしてて途中で己の配色センスの無さに気が付きながらも簡単に修正するワケにもいかず時間切れで完全に満足のいく原画を渡せる事が出来なかったのは本当に申し訳なかったと思っています。
もしかしたら彩色はやり直すかも?と言う事で線画のコピーも渡しておきましたがどうやらほぼそのまんま使われてるようです。
(小さい画像しか無いのが救いと言えば救いかな?)

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