タイトルを見たときは登山の映画かな?と思ってましたが怪人ニ十面相の映画でした。
昨年大晦日、実家に帰る途中の大阪でちょうど時間があったので観てきました。
かなり大きい劇場でしたが満杯でした。
いや、もう、これが面白かったです。
金城武さん、仲村トオルさん、松たか子さんと言う手堅いけれど、それだけにどうなるのか想像しにくいキャスティングだなと思っていたのですが、他に國村隼さん、高島礼子さん、あと神戸浩さんらが生き生きと演じられておりともすれば荒唐無稽なだけになってしまいそうな世界観を支えています。
中でも「お姫様」と言うには失礼ながらちょっと薹(とう)が立っちゃってはいますが、松たか子さんのハジケっぷりが絶品でした!!
今や現実の世界でも極端な格差社会となっていますがこの映画でも主人公たちは貧しく虐げられた暮しの中でも希望を失わず「新しい世界を作るんだ」と頑張っています。
こういう世の中になるとパニック映画なども流行るようで、確かに「にいーごおーっにいーっつ」やら「感染列島」のような映画もありますが、本作のような娯楽に徹した明朗快活なアクションものには素直に勇気づけられます。
「三丁目」のスタッフが再結集と言うことで高いVFX技術が「売り」になっているようですが、技術だけが突出する事なく、「どこがCGかそうでないか?」なんて余計な事を考えるのを忘れさせるくらいの出来だと思います。
珍しく普通にベタ褒めしてしまってるのでかえって疑われるかもしれませんが、今回は素直に受け取って下さい!!(苦笑)

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