第51話「年末の納豆マン」
モモコをさらわれてしまった村上家、ハヤトとノリコは寝込み、タクトは落ち込んでいた。
そんなタクトを励まそうとポワトリンクラブの面々は「カエルのうた」を輪唱し、カズヤは
バク転してみせるが、タクトは余計に落ち込み「噴水を見つめるなんてかなりの暗さだ」と
まで言われる始末。
こうなったら「強引に明るくするしかない」と皆でタクヤの全身をくすぐるのでした。
一応、本人たちは真剣なんでしょうけど、どっか滑稽なシーンです、さらにそれをシリアスに
見つめているユウコと言うのがまた可笑しいような泣かせるような・・・
モモコの無事を神社で祈るユウコ、「これでは信仰心が足りない」と「信者」(?)に変身、
巡礼姿でお百度参りをしますが、祠から出てきたのは「地獄に彷徨う暗黒の魂」でした。
「暗黒の魂」はユウコに入り込みます。そんな折り事件発生、そのままポワトリンに変身して
現場に急行します。
事件とはレストランのお客さんの女性に「栄養があるんだ」と強引に納豆を喰わせようとする
「ザ・納豆マン」の出現でした。
しかし現場にかけつけたポワトリンは納豆マンから納豆を奪い逆に納豆マンに食べさせようと
します。
人には強引にすすめるクセに自分自信は激しく拒否する納豆マンは逃げ出します。
納豆マンはポワトリンクラブがたむろしてる公園に逃げ込んできます。
「冗談みたいな奴が来るぞ」と言う彼等の前で「愛ある栄養を強引に与える」と自己紹介する
納豆マンのもとへ暗黒ポワトリンも追ってきます。
そんなポワトリンをポワトリンクラブの面々が全身をくすぐる事によって「暗黒の魂」を追い出す
事に成功します。
倒れているポワトリンに「俺に強引に納豆を食べさせて栄養を付けようとしたな!」と言う理由で
強引に納豆を喰わせようとします。
自分が人には押し付けるのに人から自分がされると激怒するなんてよくわからない奴ですが、
ポワトリンクラブの面々に「やるのか?!」と凄まれたら「やりません!」と逃げ出し「待て!」と言われても「待ちません」といちいち返事をする律儀な奴でもありました。
「暗黒の魂が身体に入ると正義の味方としての活動が出来ない」と落ち込むポワトリンを見て
「傷付いたポワトリンの代わりに俺達が暗黒の魂を見つけよう」と決意するタクト。
タクトの姿を見たポワトリンクラブの面々(カズヤ除く)は「敢然に立ち直った」と感動の涙を
流しますがカズヤは「泣くほどじゃない」と正直な意見を言ったので皆から責められタコ焼きを
おごらされる羽目になり「こういう友情って嫌だよな」とぼやくのでした。
かろうじて家に帰ってきたユウコでしたが疲労のあまり倒れこんでしまいます。
そんなユウコを介抱しようと必死になるハヤトとノリコを見て「もう大丈夫ね」と一安心するユウコ
ドタバタの中にも「人と人の絆の大切さ」みたいなのがほんの少し描かれているのがイイ感じです。
再び現れた納豆マン、やってる事は変わりませんがその身体の中には「暗黒の魂」が入っている
ようです。それが素顔なのか、編笠を被っているのか、よくわかりませんが顔になにかしら模様も
付いています。
「暗黒の魂は火の玉だから!」と今度は水をぶっかけて「暗黒の魂」を追い出します。
納豆マンの身体から出てきた「暗黒の魂」は納豆マンの体内の納豆菌で成長しより大きくパワー
アップしてしまっていました。
「暗黒の魂」の抜け出た納豆マンは「朝飯には必ず納豆を食べましょう」と言う叫びを残して
ペチャンコになり爆発して消えました。
今までにも幽霊だの宇宙人だのさまざまな不条理な存在が登場してきましたが、中でもかなり
わけのわかりづらい存在です、いったい彼は何だったのでしょう?
モモコの事が心配なハヤトとノリコでしたが見つめ合っているうちにヘンな気持ちになってきたのか
ノリコを押し倒し「いいじゃないか、こういう時だからこそ」とせまるハヤト。
アドリブなんだかどうかはわかりませんが、かなりキワドイです。
まあ、ポワトリンクラブがタクトの事を報告しに来たおかげでまた気を失ってしまうのですが。
その頃、「暗黒の魂」を追うタクトの前にディアブルが現れ「暗黒の魂」を奪い去って行くの
でした!!
今回と次回最終回は地域によっては1時間の枠で放送されたそうなので後半にポワトリンの活躍は
ありませんでしたが、ある意味ポワトリンの力を借りずに納豆マンを倒しディアブルに挑もうとする
タクト達の成長ぶりには「ウルトラマン80」最終回以来の感動を覚えなくもありません。
いや、、、それほどでもないか、、、、、、(苦笑)

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