第47話「花咲か爺さんの宝」
シリーズの終わりに向けて登場人物の整理し始めたのか最後の新井礼子編
例によって例のごとく「お願いがございます」と現れた新井礼子だが
ユウコもポワトリンクラブの面々も妙な出来事に巻き込まれたくないので
逃げ出す。
ユウコを追いかけてきた新井礼子は土手で足の踏み外し足を骨折してしまう。
その話を聞いても平然としているポワトリンクラブの面々だが、ユウコに「お見舞いに
行かないと呪いにかけられるわよ!」と脅され渋々病院へ向かう。
病室ではユウコの想像シーン通り、藁人形にフォークを突き刺し呪いをかける
新井礼子の姿が!!
なんとか落ち着かせて呪いをかけるのを止めさせるが、やはり「お願いがございます」が!
逃げ出すポワトリンクラブ!そこで新井礼子はすかさずナースコールを押し
「出動です!!」
看護婦さんに車椅子を押させてまで彼等を追い掛ける新井礼子!!
新井礼子に何故か忠実な看護婦さん、見た目は普通だけど、ほとんど台詞も無いし、
言われるまま反応して動く様子はまるで操られているロボットか何かのようで可笑しい。
何とか逃げ切ったポワトリンクラブだったが「庶民が大好きな鰻の蒲焼きの香り」に誘われて
シンスケは「俺ん家のトンカツ喰わせてやるから」と引き止めようとするケンジたちを振払って
まで引き寄せられてしまい、看護婦が木の上から投げた投網に捕まってしまう。
そんなシンスケへの新井礼子の「お願い」はやはり「戦争のどさくさによって手にいれた」
花咲か爺さんの宝だった。
花咲か爺さんの話を聞いた時の看護婦さんのリアクションが何と言うか妙にシリアスと
言うかリアルな芝居と言うかそこまでの空気と違うのがやたら笑える。
手に入れた花咲か爺さんの宝を「山分けしましょう」と言う新井礼子の意外すぎる言葉に
とまどうシンスケ。
しかし、その宝を奪おうと花咲か爺さんの霊が現れた!!
「シンスケさん、怖い!」としがみつく新井礼子。
一旦は花咲か爺さんの霊に逃げられたポワトリンだが看護婦さんの白衣の下の着物から
彼女が花咲か爺さんの霊に化けている事を見抜く!!
「ここは病院です、患者さんのいないところで戦っていただけませんか!?」
これまた意外とまともな新井礼子の意見に従い、戦う場所を変えるポワトリン。
当事のふつーのヒーローもののごとく鉄骨とかのある資材置場(?)で割と普通に
格闘するポワトリンと花咲か爺さんの霊!!
花咲か爺さんの霊は先祖代々伝わっている「灰」でポワトリンを「全身に花を咲かせて
花粉症にしてやる!!」と攻撃する。
新井礼子に「何をしているのです!早くやっつけてしまいなさい!」と言われた
ポワトリンは「これもあなたの蒔いた種!」と花を新井礼子にぶっつける!!
(いくら怒ってるからと言って怪我人に対してひっくり返るまでやるのはどうかと思うが)
本腰入れてでっかい団扇で灰を吹き飛ばし、花咲か爺さんの霊自身を花だらけに
して決着をつけるポワトリン。
モモコとの会話で看護婦さんが花咲か爺さんの子孫だったのは本当だったらしく
宝はちゃんと返した事が語られます。
「今日限り新井礼子との付き合いはやめような」と言うタクトたち。
彼女の意外な面を垣間見たシンスケはそんな彼女をふと想い浮かべるが他の面々同様
「お願いがございます」と新井礼子の真似をしてふざけて笑います。
そんな彼等を知ってか、知らずか、またひとり病室に残された新井礼子は自分の
悪口を言う者に呪いをかけるのでした。
何となく新井礼子って可哀想な存在なのでは?と思わせる部分もあるのですが、
最後の最後までコレです!!ホント容赦が無いなあ。(笑)
第48話「タクトの恋人」
またまた兄想いのモモコの感動巨編!!・・・なんですが、そんな事は微塵も予想させない
「にせポワトリン」が登場!!う〜ん、コスチュームの再現度はそこそこなのだが、何せ
ヒゲ面で関西弁のおっさんなのだ。おまけに犬を追い払ってやったと代金530円をタクトに
要求する始末。
もちろん、そんな偽者をユウコが赦すはずも無い!!
変身するユウコの顔が興奮しきったまんまなのが可笑しい。
一方、タクトは学校一可愛い佐々木カオリに声を掛けられ「チャーシューメンよりワンタンメンの
ほうが好きだなんて私達、気が合うわね」なんて言われて舞い上がり気味でポワトリンクラブの
面々にもあきれかえられる。
だが、佐々木カオリにはマサキと言う本命がいた。タクトの事は彼にヤキモチを焼かせようと
言う佐々木カオリの企みなのだ。
偶然、それを知ったポワトリンクラブの面々は笑いながらモモコに報告する。
心配でしょうがないモモコはユウコに相談を持ちかけるが偽者の事でユウコはそれどころでは
無かった。
公園で佐々木カオリとマサキが手をつないで歩いているのを見たタクトは固まってしまう。
そんなタクトを発見したモモコは「私が励ましてショックを大きくするより、、、」と
ポワトリンプティットに変身する。
そして公園の奥から佐々木カオリの悲鳴が!!マサキが「キスして」と佐々木カオリを
追い回しているのだ!!
ココ、ふざけあってる感じではなく、マサキが妙におっさん臭くて生々しい!!
「ぼくのカオリに何をする!」と助けに入るタクトであったが、佐々木カオリは憎々しげな
目でタクトを睨みつけビンタを食らわせて「キスされたかったのに!」と去っていく。
本放送当事、僕もすでに(年齢的には)立派な大人でしたが、この場面で、何が起こったのか
理解できずに固まった事を思い出しました。
(もちろん今でも正確に理解していると言うわけではありませんが)
「一人にして下さい」と立ち去ろうとするタクトだったが「にせポワトリン」が現れる。
マサキの差し金だ。
しかし今回のプティットは強い!!「脱ぎ脱ぎ光線」でにせポワトリンのコスチュームを
消し去り、「ウルトラマンレオ」のモロボシダンも真っ青の念動力(?)で池に沈め、
マサキのズボンも脱がしちゃう!!
「私のマサキに何をするの!!」ストレートな佐々木カオリの言葉とキツイ視線に返す言葉も
なく逃げ帰るタクト。
「にせポワトリンって何だったんだろな?」「季節の変わり目に現れる変なヤツじゃないの」
何ごともなかったかのように家族で談笑するタクトだったがモモコの気は収まらない。
家を飛び出したモモコは公園のベンチでマサキの傷を甲斐甲斐しく手当てする佐々木カオリに
往復ビンタを浴びせそれでも収まらぬ怒りを込めた目で睨みつけるのであった。
第44話同様、一瞬「え!ここで終わり?」と言うラストカットだけど、モモコの本気の
表情が素晴らしい!!
新井礼子や今回の佐々木カオリにしても表情とか演技指導とか、いったいどうしたらこんなのが
撮れるのだろうか?とまったく感心するしかない。
*さて泣こうが笑おうがわめこうが「ポワトリン」も残すところ、あと4話、「おりん」も
終わっちゃうし、もうこのブログに定期的に書くようなネタ無くなっちゃうんじゃないか?
と心配しておりますが、この度、来月末より「有言実行三姉妹シュシュトリアン」DVDの
リリースが決定したようです。
個人的にはナンセンス度が倍増した「トトメス」のほうが観たいのだが、もちろん「シュシュ
トリアン」も面白い事には間違い無いので一応、購入予定。買ったらまた何か書くかも。

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