先月の末に新宿のクラブハインツと言うでっかいキャバレーにて
ゴールデン街のお店が集結してイベントをやっていました。
そこに忘れ物をしてしまい、一応、電話してみたら「出てきたら
連絡する」と言うことでしたが、なんせ大規模だったので
期待なんかしてませんでしたが、案の定連絡はなしのつぶてでした。
たぶん、あのお店のブースだったはず・・・と思いあたるところは
すぐにわかったのですが・・・
なんせニューハーフバー・・・イベントとかでないと、さすがに
独りでは行けないようなお店でしたが、ま、経験のひとつとして
ちょっと覗いてみるのもいいだろう、と意を決して行ってみました。
(忘れ物の確認だけして帰っちゃうのも悪いし・・・)
ゴールデン街ですから店はカウンターだけの10席くらい。
お客さんはロングのストレートヘアーの落ち着いたお姉さんタイプの
(ニューハーフもしくは女装の人)が3人
このタイプの人は自分からはあまり喋らず、おとなしく飲んでいます。
それから普通(って言う表現も今や語弊があると思うけど)の女性
お友達同士のお二人さん。
(片方は自分の事を「ボク」と称してたのが印象的でした。)
途中から入ってきた若いのが二人。
見た目や喋り方にちょっとアンガールズ入った感じでしょうか?
片方はロリータ系ファッションでもう一人は普通(って・・以下同文)の
男の格好でした。(かなりの長髪だったので彼もまた交代で女装とか
するのかも知れません。)
この二人は自己主張が激しく・・・と言うか二人で居るせいか
ああいうことがあった、こういうことがしたい!とやたら喋ります。
またまた語弊がある表現で申し訳ありませんが、オタク系の人が
自分の言いたい事を言うだけ言えれば会話のキャッチボールに
なっていなくても構わないような・・・そんな感じです。
お店の人の二人は始終、笑えないギャグや何か角の立つ言葉の応酬で
険悪なムードを醸し出しています。(そこが魅力なのか?)
お店の隅には小さなモニターがあり、自分が入った時にはDVDで
宮崎アニメの「紅の豚」をやっていました。
それが終わったら「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」を
流していました。
そのうちお客さんが増えてきて座る場所も無くなってきたので
帰ることにしました。
以前(わ〜20年近く前や)何度か遊びで女装したことや舞台でも
やったことがあるので興味はあるよ、と言う話はしてたので
帰る前にこういうお店に来る人や働いている人が使う通称「部屋」を
見せてもらう事にしました。
それは「楽屋」と言うよりほとんど「倉庫」みたいな感じで
所狭しと鍵付きの衣装箱がつみあげられ、メイクルームやシャワー
ちょっとした仮眠室などがありました。
月額一万四千円で使えるそうです。
とか言って今のところは利用するような予定はありませんが(苦笑)
とりあえず新宿の夜の側面をひとつ垣間見る事が出来ました。

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