昨日、NHKで「懐かしの大阪のメロディー」みたいな番組をやっていました。
桂小枝さんが出ているからと言って「探偵!ナイトスクープ」の真似事をやらせてみたり(一部音源使用)、「河内のオッサンの唄」のミス花子が今は「バラエティー生活笑百科」なんかで大道具さんをやっているのはまあ、ともかく、「堕ちたもんや」と言わせてしまうのはどうなんだろうとか、ヘンなトコロが気になってしまう番組ではありましたが、中での最大の目玉は西川きよ・・・あ、違った、見所と言うか聴き所は我らがタロー!タロー!タロー!フレッシュ9時半、キダ・タロー先生の『組曲』でした!!
しかしキダ・タロー先生の手がけられた曲と言えば、ほとんどがテレビやラジオ番組のテーマ曲かCMソングです。
「NHKでいったいどないすんのやろ?」と思っていたら、番組名はすでに過去のものだからなのか、ほぼそのままのようでしたが、CMソングは会社名、商品名のところになると「ラーラーララーーー♪」とコーラスで逃げると言う作戦でした。
「それはそれでおもろいやんけ」と言う気持ちも無くは無かったのですが、やはり消化不良であることは否めません!
と同時に「組曲」のクライマックスになるであろうと予想している『アホの坂田』の事が気になりました。
「あんな歌やし、はなからスルーするのんか?」それとも「やはりコーラスで逃げるのか?!」
ここ数年、テレビを観てて感じた事の無かった程の期待と不安が高まりました。
そして
ついにその瞬間がおとずれたのです!!
アホ!アホ!アホ!の坂田!!
アホ!アホ!アホ!の坂田!!
アーホーのさーかーたー!
アーホーのさーかーたー!
アホの坂田 アホの坂田
アホの坂田 アホの坂田
アホのさーかーたーーー
天下の国営放送は逃げも隠れもしませんでした!!
見た目、結構チャラチャラした感じの若者が多いコーラス隊は高らかにサビを歌い上げました。
曲の終わった後には坂田利夫師匠御本人が登場されキダ・タロー先生に『菊』の花束を贈ると言う素晴らしいオチまでつけてくれました。
生涯、テレビからは味わった事の無い感動と興奮の渦巻く中、
「どうせやったらフルコーラスで
〜通天閣から突き落とせ〜 のとこまで歌って欲しかったなあ」と思いましたが、まあ、そこはそれ、次の機会に期待することにして、まずは満足したのでありました。

1