さっそく観てきました。
まあ、個人的にはあのウエンツくんに鬼太郎やらせてると言うだけで観る前からもう満足!!な
気分のつもりだったのですが、やはり実際に見るとなにかと思うところあり、でした。
大まかに率直な感想を述べますと、
・オリジナルの作品やキャラクターを大切にしつつ、新しい要素を加える事には成功している
・子どもに向けての真面目なメッセージを含めた真摯なドラマ作りには好感が持てる
・・・のですが、お客と言うのはわがままなもんで
でもなんか、ちょっと「お固い」感じがしないでもないなあ、もっとハジケちゃってても
いいんじゃないの?とか思ってしまったりもするのです。
「小さき勇者たち〜ガメラ」ほどでは無いにしろ、子ども向けの(一応)「大作映画」作りの
難しさみたいなのを感じました。
(実際、ななめ後ろで観ていた親子の会話を聞いてると途中までは結構笑ったり、感情移入も
してたはずの子どもの観終わったあとの感想は意外なものでした。)
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とは言え、決して悪くはないです。
もう一度くらいは劇場で観るつもりですし、主題歌のCDはレンタルするつもりですし
テレビでノーカット放送があれば標準で録画するつもりですし、DVDも値段によっては
買ってもいいかなあとさえ思っています。
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(以下ネタばれは含まないように留意はしましたが変に先入観を持ちたくない方は御注意を)
☆CGで生命を与えられ動き回る「目玉おやじ」(声はもちろん田の中勇さん)を観るだけでも
劇場まで行く価値はおおいにあるでしょう!!
。予想外に良かったのが田中麗奈さんの猫娘、そろそろ「娘」って歳でもないのに(失礼!)
ノースリーブのコスチュームでなかなかキュートに頑張っています。
つきあいの長〜い鬼太郎とのビミョ〜な関係が微笑ましくって!!
。ウエンツくんの鬼太郎は(ありがちな表現をすれば)「等身大の若者(・・・でも妖怪)」
アツくなることもなく、醒めてると言うワケでもなく、さりとてヒネクレくれることもなく
変に誇張されることなく異世界の住人らしい普通さ(変な表現)を出せていたと思います。
良く見ると結構ヒゲが濃いのもある意味セクシーかも知れません。
・あえて欠点をあげるとすれば「両目が見えてしまう」シーンが結構多いのが気になりました。
それだけの事なんですが、やはり神秘性が薄れてしまって鬼太郎がウエンツくんだと言うことを
思いださせてしまうのです。
隠れているほうの片目は閉じているか、色の違うコンタクトレンズを入れるとかの工夫はして
欲しいと思いましたが、何か意味を持ってると受け取られかねないし、、、やはり気を付けて
撮って欲しかったなあと思いました。
▲室井滋(砂かけ婆)は特殊メイクとかであそこまでつくりこまないほうが良かったと思います。
☆あと「西田敏行さん」と「中村獅童さん」・・・そして「神戸(浩)ちゃん」!!
もう、何も説明いたしません、是非是非是非、映画館で御覧になっていただきたいです。
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最新のCG技術も駆使されていますが、せっかく鬼太郎の家を実際に作ったり、沢山の妖怪達の
着ぐるみを作っちゃってるので続編とかテレビシリーズとかなんかでうまく活かして欲しいです。

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