第50話「クリスマスの悲劇」
サブタイトル通り、ユウコがポワトリンであったがために身内が巻き込まれてしまうと言う
割と真っ当なヒーローものらしい展開のお話です。
暗黒世界の帝王ディアブルは飲み込むと凶暴になってしまう「暗黒の魂」をポワトリンに
飲ませる計略を立てます。
クリスマスも近い街角、ティッシュペーパーを配っているサンタさんに古典的なギャングっぽい
スタイルの「広域暴力団員」が因縁をつけています。
「俺が広域暴力団員だと思ってわざとらしい丁寧な言葉を使ったな」なんておかしな因縁を付ける
広域暴力団員を演じているのは番組のアクションアドバイザーでもあり、元祖「仮面ライダー」の
頃から活躍していたその筋では有名な岡田勝さんです。
たまたま通りかかったユウコは「教会の牧師さん」に変身、広域暴力団員にプレゼントを上げると
言って聖書を開いて、ありがたいお言葉を、、、かと思ったら、その聖書で広域暴力団員を殴り
付けるのでした。
さすが!浦沢大先生、神様なんぞ、これっぽっちも怖れやしない!!(ってまあ、今更かな?)
ユウコの変身した牧師さんを「本当のサンタだから」とポワトリンだと見破ったサンタさんは
ユウコにプレゼントの箱を手渡します。
そのサンタこそディアブルであり、箱の中身は「暗黒の魂」だったのですが、ユウコが準備中の
クリスマスツリーの電源コードを買いに行っているうちに、勝手に箱を開けてしまったタクトが
それを飲み込み暴れだし、その後、ノリコ、ハヤト、、、そしてモモコへと移って行きます。
「暗黒の魂」を飲み込むと顔には歌舞伎の隈取りのような模様が浮かび上がります。
普段おっとり系のノリコさん、なかなか健闘しておりました。
ハヤトの場合はアクションにもちょっと歌舞伎入ってたので効果音も合わせたりしてました。
モモコは一番、変貌凄まじく、花を貪り悔いながら迫って来る姿は異様で恐ろしかったです。
しかもポワトリンとの直接対決ではかなり暴れまくってました。
ポワトリンからすればそんな風になってしまっても、可愛い妹モモコです、反撃するのにも
ためらいがありますが、「もはやモモコではない!」と意を決して「心を鬼にして」反撃!!
モモコから「暗黒の魂」を追い出します。
倒れたモモコを抱くポワトリンが周囲を見回していると、音も無く横滑りするように現れる
サンタが不気味です。
サンタはディアブルの正体を現し、ポワトリンと対峙します。
ここで口上の時ポワトリンが「真っ赤なお鼻の〜♪♪」歌い、ディアブルがつられて身体で
リズムをとってしまうと言うシーンがあります。
お話のノリ自体はかなりシリアスなので少し違和感が無いワケではありませんでした。
ポワトリンは瞬間移動するディアブルに翻弄されモモコをさらわれてしまいます。
モモコがディアブルにさらわれた事を聞いたハヤトとノリコが気絶しちゃったところで「つづく」
と言う緊張感漲る終わり方ですが次回予告を見ると登場するのが「納豆マン」と言うことで
全く予断をゆるせません。

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