仏教に興味を持って、仏教の勉強をしています。ひろさちやさんの本が分かり易く、この方の本を好んで読んでいます。
ただ、日本人批判が酷いので、ときにうんざりします。
例えば「ブッダは何を教えたのか」に次のような記述があります。
「日本のエリートはガリ勉タイプが多いようです。このガリ勉タイプの秀才は、弱者に対する同情心がありません。・・イギリスの紳士などは、ゆったりとしています。中道を歩んでこそ、人は紳士になれるのです。」
同じ本にこういうのもあります。
「日本人はがんばることが大好きです。わたしに言わせるなら、日本人はばかなんです。中道を知らないのです。」
次のは特に酷いです。
「日本人は、一心不乱に精神を集中することが好きなんですねえ。・・・フランス人などは、パリの街道の喫茶店で、長時間ぼけーっとしてるなどと聞きますが、うらやましいかぎりです。・・・ヨーロッパ人は肉食民族だからライオンです。それに対して、農耕民族である日本人は、さしずめ猿です。・・・猿とライオンの差なんだ、と思いました。」
「肉食民族」と「農耕民族」を比較するのも変な話ですが、日本人が肉食民族でないと言いたいのであれば、それは大間違いです。
例えば、「シグマベスト 中学歴史の精解と資料(文英堂)」のp48に次のような説明があります。
「縄文時代の人々は、・・冬には狩りをして、四季の自然のめぐみのなかでくらした。狩りには、おもに弓矢を使い、犬を飼って獲物を追わせた。土器は、肉や貝などを煮て・・重要な道具となった。」
また、ヨーロッパ人が農耕民族でないと言いたいのであれば、それも大間違いです。
同じ本のp35に次のような記述があります。
「(紀元前2世紀頃、ローマ帝国では)貴族や有力な平民は、征服地から連れてきた多くの奴隷を使って、オリーブ、ぶどう、小麦などをつくる大農場を経営した。」
事実に基づかない、思い込みによる日本人批判もあり、やや度が過ぎるように思います。

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