一方で、時間をかけて、期間はかけないですませられる「記憶」があります。それが
『意味のあるもの』です。
例えば、健保法の82条
、「中央社会保険医療協議会」と「地方社会保険医療協議会」。両方とも厚生労働大臣の諮問機関なのですが、前者で「保険医療機関等の責務について」を定め、後者で「保険医療機関、保険医の指定、登録の取消に関して」を行います。
ポイントは
「中央」か「地方」かということなのですが、保険医療機関等の責務なんて、全国一律的なことを「地方」単位で決めるのは矛盾してますし、保険医の指定なんて、全国何人いるのか分からないようなものを「中央」の一カ所でやっていたら、いちいち時間がかかってしょうがありません。物凄い順番待ちの列とかできそうです。
つまり「中央」には「中央」の仕事、「地方」には「地方」の仕事があるのだという「意味」がそこにあります。
そういう意味を見いだすということと、意味を考えるということ、理解すること、納得することには、時間をかけてやります。その「意味」が納得できれば、中央〜が厚生労働省に置かれ、地方〜が地方社会保険事務局に置かれているという「意味」も理解できます。
上手くするとそれらは、
一発で、一瞬で、その場限りで記憶できてしまいます。今後
「厚生労働大臣は保険医療機関等に係る指定を取り消そうとうするときは中央社会保険医療協議会に諮問するものとする」という問題が出れば、保険医の指定・・・ああそれは地方の仕事だ・・・じゃあ×だ!と解答できるようになります。
だから『意味のあること』は
徹底的に時間をかけてやるのです。
この「意味を見いだす」という行為は、ぶっちゃけ
記憶するためにやってるので、必ずしも事実と完全に一致している必要はありません。理屈に合っていれば、自分自身で適当に考えてかまわないと思います。「意味」の部分を想像力で補って、ストーリーを作ってみるのです。
そもそも厚生労働大臣って誰だ? 舛添さんか? 舛添さんが例えば地方・・・沖縄へ出かけて行ったとして、「お〜い、保険医の登録の取り消しするべ!」とか号令かけるのか? 「地方社会保険医療協議会のメンバーちょっとこっち来て〜!」とか言うのか?
と、どうでもいいこと、下らないようなことでも延々考えていきます。もうこの段階で、
「社会保険庁長官は保険医療機関に係る登録を・・・」という問題が出てくれば、それは舛添さんだべ!・・・舛添さんは大臣だべ!・・・じゃあ×だ! と即答できるようになります。
自分自身の知識と経験を絡めて、想像の翼をどこまでも広げていくのです。こんな勉強なら何時間でも出来る気がしませんか? もはや机と椅子に座り続けている必要もありません。想像の翼を広げるのは、夜ベッドに入った中でも、ジョギング中でも、タバコを吸いながら、休憩しながら、食事をしながら、便所で大きい方をしながら・・・でもかまいません。
基本書に出てくる重要事項を、想像力を使って、自分自身の知識、記憶と絡めて脳の奥深くに埋没させていく・・・ 脳の無数にあるシナプスの紐で新たに憶えさせたい知識を絡めていき、自分自身の記憶の一部に同化、定着させていく・・・というようなイメージです。
健保法、厚年法では、
「被保険者資格取得届」等の提出期限は「5日」以内と比較的短く、国年法では「14日」以内と比較的長いです。それはなぜ?
健保法、厚年法は、会社で手続きするものだから「5日」と短いのでしょう。だって、
会社であるからには、平日は、誰か手続きしてくれる人がいるでしょう。みんな忙しくてできないいないなら、社労士さんに頼めば済みます。あるいは、健保は入社してすぐにケガも考えられますので、1日でも早く手続きをすませておきたいでしょう。年末に誰かが入社して、そのまま年明けまで5日以上経過して「うちとこ、5連休でしてん!」なんて言い訳は苦しいということでしょう。
一方、国年はどうか・・・こちらは一般の人です。
お年寄りも体の不自由な人もいるでしょう。梅雨時で5日も雨が降り続けば、「いや、家から出られんくてのう・・・」みたいなケースもあるかもしれません。「いや、爺さん、手続きはしっかりしてもらわんと、困りますよって・・・」みたいな意地悪な役人もいるかもしれません・・・ あ、そうか、国年の手続きは「市町村長」だっけなあ・・・ 「ハ〜イ、お婆ちゃん。ゴメンなさいね〜 もう5時。5時回っちゃってるでしょ〜明日にしましょうね〜」みたいなケースも考えられます。だから「14日」と余裕がもうけられているのか!
届出があったとき、市町村長はまた、社会保険庁長官に「報告」しなければならないのですが・・・ その期限も「14日」・・・
あいつらは、ホント、仕事せんな〜
と、その事項の理由を自分なりに想像していくのです。ほら、もうこの瞬間で、
健保、厚年が「5日」で国年が「14日」って普通に記憶できたと思います。
語呂合わせと応用すれば「意味のないこと」でも可能です。
『労災の遺族補償年金の額、遺族1人は153日、ただし妻のみ175日』、
153、153・・・イチコサン・・・一子さんって誰だ? 藤井一子(俺ら世代のマイナーアイドル。ブルマ姿が可愛い・・・可愛いかった)か? もう、結構な年だろう・・・ 結婚したのか? で、旦那が仕事中に亡くなった・・・ 未亡人か・・・ 生活大変だな・・・ 食えるもん食ってるのか? 175、175・・・ そうか、イナゴ食ってるのか・・・(Wikiで調べたところ、実際に結婚はされてるみたいですが、旦那がなくなったうんぬん以下は私の作り話ですよ・・・)
私は基本書に書かれていることについて、こうやって読み進めていきました。私が自分なりに想像した
『勝手なストーリー』は、本当はもっといっぱいあるのですが、さすがに全部は書ききれませんw それより、
あなた自身の知識と過去の記憶で、これを行った方がより効果的なのは明かです。
こんな勉強なら何時間でも出来る気がしませんか?
楽しくありませんか・・・?
これが、本来、勉強するということであり、
勉強の本質は『面白い』『楽しい』ということなのです。
小学生に「100マス計算」をやらせれば、彼らは基本バカなので、確かに熱中して、集中して解いていくでしょう。計算速度が上がり、計算が得意になり、算数を好きになってくれるかもしれません。しかし、それは本質としての勉強が好きになった訳ではないと思います。次第に100マス解くのも疲れてしまい、最後には苦痛になります。
あなたがやってきた勉強とは、こんな感じじゃないでしょうか?
物語のあらすじを提示し、
「主人公はその時どう思ったんでしょうね?」と、「答え」のあることを考えさせ、正解と不正解に分けるから、勉強が苦痛になり続かなくなってしまいます。
「それじゃあ、このあと、主人公はどうなったんでしょうね?」とストーリーを適当に自由に想像させます。「答え」なんてあって無いようなものだから、何でもかんでも大正解です。「家帰って、お茶飲んで、寝た」とか、その物語の本筋に全く関係ない答えでても引き出せれば、クラス中、大爆笑・・・ 面白い、楽しいと、時間を忘れて無限に解答が引き出されると思います。
想像力を働かせるのは、子供でも大人でも、人間だれしも本来大好きなのです。
小学校は、まだこういったことに理解を示してくれる先生も多いかと思いますが、中学、高校、大学と進むにつれ『勉強』をするということが、『受験勉強』をするということに置き換えられ、
勉強の本質をゆがめてしまうことになってしまいます。
ただ知識を詰め込む、暗記するだけの苦痛を伴う勉強になってしまい、それに耐えられる人間とドロップアウトしてしまう人間、エリートと落ちこぼれに別れてしまいます。しかし、そのエリートですら、苦痛を伴った勉強の内容は、大学卒業とともに忘れてしまいます。内容が高度だからではありません。
それこそ、苦痛を伴った記憶は脳が自然防御で欠落させる証拠に他ならないのではないでしょうか・・・ だから積み重ならない。しばらく時が立つとゼロに戻ってしまう。
大学を卒業してもなお、その学問の道にとどまり続ける教授や研究者たちは、つきつめて、それを通りこして、
本来の学問の面白さに触れ、気づくことができたからでしょう。一般の人は受験勉強を通して、その知識は何も積み重ならない。大学を卒業すれば、その知識はおおむね中学ベルまで退行してしまいます。
しかし、人は本来、
生涯を通して学習し、勉強は死ぬまで積み重ねていくものです。勉強は本来、面白い、楽しいという本質を取り戻さなければ、「勉強→辛い→できない」の連鎖から抜け出さなければ、知識は積み重なっていけません。それが原因で、その先に待つ恩恵、自分自身の将来や未来を諦めてしまうことになるなら、これはもう、悲劇でしかありません。
時間がないから・・・ 遊んでる場合じゃないから・・・と、中学、高校を思い出して、受験勉強式に知識を詰め込んでみるのもいいでしょう・・・ しかし、無理を感じてしまったら、行き詰まってしまったら、壁にぶち当たってしまったら、この
楽しい式の勉強を一度試してみても損は無いかと思います。
面白い記憶と辛い記憶・・・ どちらがより脳に残りやすいか・・・ 私が10年も馬券を買い続けいる理由を考えてみれば明ら・・・_| ̄|○
また、想像力を使っての勉強は、勉強に対する嫌悪感が軽減され、勉強を継続させること、長時間勉強を続けることが可能です。ゆえに勉強習慣が形成されていくこととなります。
しかしながら『最終の追い込み』だけは、残念ですが詰め込み式の受験勉強になります。チンタラ想像力を働かせている余裕が全くない。そこで「勉強の継続」と「長時間の勉強」の二本柱の勉強習慣が活かされてくる。
自分自身を支えてくれる要の石と化するのです。
↓ワンクリックお願いします↓




0