数年前、千葉大学で多数のディズニー初期作品の貴重な背景やセル画、イメージボードなどが発見された。何故こんな所にそんな物が!?作品はディズニー側にも残っていない貴重な物ばかり。確認しに来たディズニーのスタッフも興奮を隠しきれなかった。それは思わぬ所での幻のお宝との対面だった。
千葉大学は、発見されたこれらの絵を修復し、美術館で展示する事にした。これに賛同したディズニーは、ディズニー自身が所有する門外不出の原画などを出品する事を決定した。
こうして現在、ディズニー史上最大規模と言われるアート展が、9月2日まで大阪の天保山のサントリーミュージアムで開催されている。
その話を聞いた私は大阪のサントリーミュージアムへ足を運んだ。中へ入ると膨大な数の作品が出迎えてくれた。
背景やセル画などのフィルムの中に一度は写された物だけではない。
下書きの線が残る手書きの動画やイメージイラスト、背景のコンセプトアート、キャラクター設定表やストーリースケッチなどなどフィルムには写されないさまざまな作品が所せましと展示されていた。
多くのクリエイター達が「少しでも良い作品にしたい」と工夫と手間を惜しまなかった偉業が極彩色で蘇る。
その一枚一枚の存在感に圧倒された数時間だった。
このアート展から、新作へのエネルギーをたくさんもらった気がした。
▲サントリーミュージアムの入り口

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