今回は、スタジオ参加者の発言は、
スタジオA;拡大する“医師偏在”の実態と背景、
スタジオB;開業医の役割について、B;適正な医療体制をどのように実現する
か?の3セッションに分かれていたので、その順に列記します。
カットされた主な参加者発言・場面
第一セッション:スタジオA;拡大する“医師偏在”の実態と背景
1.VTR@の流れた直後に小生が行った発言:
VTR@では診療科の偏在を、小児科以外の診療科では、医師の総数(勤務医+開業医)の減少で示し、小児科については、小児科医の総数は、実は増えているにもかかわらず、その点には一切触れず、小児科医の総数ではなく、勤務している小児科医数の減少(グラフ)で示していた。
小生が、この点を指摘して、
データの使い方に問題があるとの発言は完全にカットされた。
とくに、この小生の発言を聞いた男性の司会者(記者と紹介されていた)が、過剰反応とも言える実にいやな表情をしたのが印象的で、
それ以降、第一セッションでは小生が何度手を挙げて指名されることはなかった。
小生が質問し、男性司会者が過剰反応したシーンこそが、放映されればこの番組の本
質が視聴者にはっきり見えたと思います。
第一セッションの後の休憩で、小生から担当ディレクターに
「事前の打ち合わせと全く話が違う。
いくら挙手しても指名されない。
このままでは僕は帰る」と伝えたら、
「討論が始まったばかりでから」
とのことでスタジオの自席に戻りました。
この休憩時間中に、担当ディレクターが女性司会者に耳打ちしていました。
そのせいでしょうか、第二セッションからは挙手すれば指名されるようになりました。
第二セッション:◇スタジオB;開業医の役割について
1.VTRAの流れた後に、イギリスの医師配置の管理システムを紹介したビデオについて、
小生が、イギリスは日本とは医療制度が異なり、とくに人口2000人に一人のGP総合医)が配置され年間契約でかかるGPが決まっていること、
市民は病気になると契約しているGPにまずかかり、病院へはGPの紹介状がないと受診できないこと、
フリーアクセスの日本とは全く異なる事を明確に話し、VTRの使い方に問題があることを発言したが、完全にカットされた。
2.医療崩壊の本質の一つは、中堅クラスを中心に勤務医が次々に退職したことによる勤務医不足である。
医療再建にはこの点が不可欠で、地域病院の事例を挙げ具体的に説明した発言は完全にカットされた。
3.第一セッション後の休憩時間に、小生と尾身さん、外口さんの3人で意見が一致したのが、地域の100〜200床の病院で総合内科医を育てることであった。
また第二セッションで、外口さん、尾身さんおよび複数の医師から、地域の医療ニーズに合う総合内科医の育成について医療再建に取って実に貴重な発言があったが、すべて
カットされた。
4.第二セッションの終わり頃に、なぜ勤務医が辞めるのかについて、
フロアーの心臓血管外科医が、燃え尽きた経過とその要因について、とくに医療訴訟のリスクに代表される医師患者関係の崩壊について話され、
それを受けた医療事故で子供を亡くした母親が、医師の立場に配慮したコメントたADRを中心にした医師を支える大変貴重なコメントをしたとたんに、
「はい、休憩です」
とのスタッフのかけ声でせっかく盛り上がっていたやりとりが打ち切りになった。
しかも休憩再開後、このやりとりに戻ることは全くなく、医師・患者関係の再生はまったく俎上に乗ることはなかった。

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