銚子 市立病院、9月末休院
民間による再開目指す
18億円をこす累積赤字(昨年度末)を抱える銚子立総合病院について、岡野俊昭市長は7日に臨時の記者会見を開き、9月末で休止すると発表した。
今後、公設民営化や民間への譲渡の方向で早期再開を目指すという。
同病院は51年、結核病床40床でスタート。
84年に総合病院化を図り、2年後には病床数が約400床となった。
40人を超す医師が16科で診療していた時期もあったが、日本大学などが派遣医師を引き揚げて2年前から、医師不足が深刻になった。
06年4月に35人いた常勤医は現在15人まで減っている。
旭中央病院からの医師派遣や市民の寄付などで一時明るい兆しが見えた。
だが、医師現象に歯止めがかからず、今春、当時の院長が
「医師確保などに疲れた」と突然退職したことで、危機は一気に高まった。
岡野市長は「地域の中核病院として存続させたい」
として今年度、一般会計から9億円を繰り入れたが、さらに来春までに7億円ほどの追加繰り入れが必要となった。
県の補助も見込めず、現行の診療体制維持は絶望という結論に至った、という。
さらに、今回の休止で看護師や医療系技術者ら計178人の退職特別負担金なども発生し、さらに負担が増える。
市は、現在の入院患者159人について近隣病院への転院を進める一方、市内外の病医院に協力を要請した。
しかし、市が求める救急や精神科を中心とする医療機関がすぐ見つかる可能性は低い。
「病院を支え、協力してくれた人たちに申し訳ない。
残念だが、市をつぶさないために苦渋の選択をするしかなかった。
もはや行政だけで対応できる問題ではないので、善意の協力者にも支援を求めたい」
と岡野市長は述べた。
(以下、略)
(2008年7月8日 朝日新聞)
コメント
長い期間にわたって、医師の数が少ない中、患者さんの治療に当たってくださった医師・看護師さんを始めスタッフの皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。