「軽症でも安易に救急外来「コンビニ受診」減らそう」
新聞記事より
いつも注目している小児科を守る会の活動が、
読売新聞に取り上げられていました。
(以下、新聞記事)
軽症でも安易に救急外来「コンビニ受診」減らそう
小児科医減少の要因 市民団体が活動
「コンビニ受診」をなくすため、子どもの発熱などへの対応法を記したチャートを作成した「県立柏原病院の小児科を守る会」のメンバー(兵庫県丹波市内で) 夜間や休日に、体調のちょっとした変化でも、病院に駆け込む人が増えており、医療現場では「コンビニ受診」と呼ばれている。
医師が疲れて退職する一因にもなっているという指摘もある。コンビニ受診を控えようという呼びかけも行われるようになった。
兵庫県丹波市の県立柏原(かいばら)病院では、2004年に43人いた常勤医師が26人に減少。小児科医も06年から1人減の2人となった。本来は入院や手術が必要な患者を対象にした病院なのに、軽い症状の患者が夜間や休日の救急外来を訪れるため、「現場の医師が疲れ果ててしまう。医師が減った主な原因」と副院長の上田康夫さんは指摘する。
「このままでは小児科がなくなってしまうのでは」という危機感を持った同市の主婦杉浦保子さん(28)は今年4月、母親たち約10人と「県立柏原病院の小児科を守る会」を結成。街頭などで小児科医派遣を要請する署名活動を行うとともに、「コンビニ感覚での病院受診を控えるようにしませんか」「かかりつけ医院を持ちましょう」などと書かれたビラを配り、利用する側の意識変革も訴えた。
署名は約1か月で5万5366人分が集まり、県に提出した。
コンビニ受診をやめようと言われても、どの場合には夜間でも病院に行く必要があり、どの場合には翌日まで待てばいいか、親にはわからない。
そこで、同会では、子どもが熱を出したり、せき込んだりした時の対応の目安を示したチャート表も作成し、親に渡している。
守る会代表の丹生裕子さん(36)は「安易な受診を控えるようにして、医師が働きやすい地域にしたい」と話す。
首都圏でも、コンビニ受診は問題になっている。
東京都によると、夜間などに入院が必要な急患を受け入れる「二次救急」の指定医療機関に救急車で運び込まれる人の60%は軽症、特に子どもは95%が軽症だった。
東邦大学医療センター大森病院小児科(東京)の松裏裕行准教授は、「子どもの具合は朝から悪かったのに、家事などを済ませてから時間外に受診し、少しでも待たされると怒り出すなど、自分の都合優先の患者さんもいる。安易に受診するのはやめてほしい。当直を担う小児科医がいなくなってしまう」と話す。
今年の厚生労働白書も、病院勤務医全体の状況として、当直の翌日に通常勤務することが多いと指摘し、特に小児救急について「軽症患者の集中が厳しい勤務環境に拍車をかけている」としている。
ただ、コンビニ受診の背景には、共働きで夜しか子どもを連れていけない、夜間に相談できる相手がいないという事情もあると見られる。
このため、休日、夜間に、子どもを急いで病院に連れていく必要があるかなどを電話で相談できる「小児救急電話相談事業」が41都道府県で実施されている。プッシュ回線で「#8000」を押せば、担当の小児科医、看護師などに相談できる。厚生労働省のホームページ(
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html)にくわしい情報が掲載されている。
(2007年11月2日 読売新聞)
小児科を守る会の皆さんは、
プッシュ回線の連絡先を明示したステッカーも作っています。
マグネット式なので、子育て中のお母さんだったら
冷蔵庫の扉などに張っておくととても便利だと思います。
このチャートやステッカーは
お母さんたちがフリーマーケットなどで資金を作って作成したものだそうです。
すごい!!
の一言。

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