クマムシ(緩歩動物)いう不思議な生き物がいるそうだ。
熱帯地方から極寒地方・深海から高山とあらゆるところに生息し、強い耐久性を持つ生物。
不思議なのは、このクマムシにとって死は絶対ではないということ。
水を奪われると硬くてザラザラした砂のようなものとなってしぼんでしまい、どこから見ても死んだようになる。
しかし、1滴2滴水をたらすとすぐさまもと通りになり、何事もなかったかのようにもとの生活を始めるそうだ。
そうやって自ら「生」と「死」をいくども繰りかえし、人間の一生とさほど変わらないくらいの1生をもつ、というのだ。
もちろん実際には目にした事はない。
しかし・・・ふと、体長1ミリにも満たないというその小さな不思議な生き物の生き方は、人間の「心」という不思議ないきものと、どこか似ていると思った。
人間の心もまた、自ら蘇生する能力を持った生き物であり、ある意味「生」と「死」を繰り返し経験しながら生きている。
しかし・・・クマムシと違うのは、人間は蘇生するのに必要なものは人により一定ではない。
それは、人によって驚くほど違うような気がする。
ではいったい自分にとって蘇生するのに必要な「水」とはいったい何なんだろうか。

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