乾いていて強い風。遠くから冷えの広がる明け方。
思わず急ぎ足になる早い日の暮れ。
ただでさえ目まぐるしく変化するこの現実なのに、今年の師走は更に忙しい日々が続き、心がかさかさ乾いてきた。
“心のうるおい補給には音楽を!”と思いつく。
ジャズ・ギタリストである、グランド・グリーンのアルバム『抱きしめたい』。
曲目は、イントロが印象的なビートルズの『抱きしめたい』『星影のステラ』『コルコヴァート』など。
ずっと昔に聴いた音楽ではあるが、何年か経った今も確かにこの胸にあり、時にひょっこり顔をだす音だ。
そんな音を、全身を耳にして音と詩だけを追っていく。
ただそのことだけに集中する。
音に向き合う、自分に向き合う。
ギターのレアな音を聴いているうち突然胸に未知の感情が湧いてくる。
切ないような懐かしいような・・・・心をぎゅっと掴まれるような・・・・・。
そしてその後、なんと・・・身体の底から元気が湧いてきた。
音楽がこんなマジックを起こしてくれるなんて・・何とうれしいハプニング。

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