質問:催眠を使えば今回のようなことは可能ですか?
回答:催眠は大して重要ではありません。というか、今回のようなことをしたければ催眠なんか使わないほうが早いです。
質問:でも被害者の女性は「光を見つめさせられて催眠術にかけられそうになった」と話していますよ。やっぱり催眠術を使っていたんでしょう?
回答:それは容疑者の失敗ですね。実際にはそんなことをしなくても良かった。面と向かって催眠術をかけたところで信念に大きな変化は起こせません。それよりもっと強力な影響はたくさんありますよ。
細木数子に夢中になる人は別に光を見つめて催眠にかかったわけではありません。でも催眠術にかけられた人よりよっぽど強力な信念体系をもっています。身内や親戚の説得になんかまったく耳を貸しません。また、テレビ局のスタッフも面と向かって「あなたは○○します」という催眠術を上司にかけられたわけではありません。でも強力な視聴率至上主義にはまっています。
質問:容疑者自身が「催眠術を使った」と話しているんですよ。それでも催眠術ではないと?
回答:容疑者の勘違いです。効果を及ぼしたのは他のところにあります。
質問:じゃあ、催眠術ならどこまでできるんですか?
回答:あなたの「今回の事件は催眠術のせいに違いない。そうしなければ面白い記事にならない」という信念は、今ここであなたをどんな深い催眠状態にしても少しの間しか変えられません。ですが、「おい、今回の事件は催眠術なんかは関係ないという記事を書け。そのほうが目立つ」という上司の一言があれば、あなたの信念は根本的なレベルで変化するはずです。つまり、催眠術の効果とはその程度のものです。
勧誘方法
・安心させるために女性を使って女性を勧誘
・「幸せになりませんか」という言葉
・儀式を用いた集団凝集性の強化
→色んな団体や業者が同じような手法を使っています。中には、今回の事件よりも怪しいのに世間に危険だと認知されていない集団も…。
容疑者本人の言葉
「女性のほうからやってきた。声はかけていない」(→実際には声をかけていた)
「私は特殊能力をもっている。米軍の超能力施設で雇ってもらっている」(→真っ赤なウソ)
「あなたはミイラにとりつかれている。お払いをしなければならない」(→他にも霊感商法的な脅迫をされたという証言あり)
<追記 2/1>
・「八王子の医療検査会社で営業の仕事をしていた。7−8年は働いた」とも話すが、当の検査会社は「そんな人を雇っていた記録は一切ありません」(社長室)と、ここでもインチキがバレた。
・ このほか、女性たちにミエを張ろうと「中曽根元総理のいた団体で務めたことがある」「私立探偵をやって痛い目に遭ったことがあるのでやめた」「霊が見られるので米軍横田基地でカネをもらって仕事をしている」「自衛隊にいた」など、ウソ八百を平然と吹聴していた。
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006012723.html
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この事件で催眠に興味をもった人を狙う商売屋も出てきそうなので、犠牲者が出る前にお役立ち本のリストを作りました。間違っても変なセミナーや講習に参加してはまらないようにしましょう。
http://www.g-tools.net/11/16766/18238/index.html