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2007/10/24
「痴情の星」
誰ピ主演による、コミカルロマン短編集
誰ピと、素敵なデレラたち(こば・あかり・しーちゃん・サッコ・よし)
投稿者: sakko
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投稿者:サッコ
2007/12/10 10:02
NO.23【痴情の星☆誰ピのクリスマス2007】3.
後の時代にいくにつれ、ますます難しくなってきた。
奥さんと出会って恋をして、結婚して、子供が生まれ。
無くしたくない思い出が、どんどん増えていく。
仕事を通して知り合った魑魅魍魎たち。
「この宴の思い出は無くてもいいのだが。」
しかし、この頃はもう、今とほとんどかわらぬ生活をしているし、何も今更自分と出会ってもかわらない気がする。
それに、こうして過去をめぐっていろいろ考えているうちに、今の生活もまんざらではない気がした。
別な仕事を選んで、別な人生を歩んだとしても、今以上の満足感が得られるだろうか。
誰ピが横目でたびを見ると、たびはそ知らぬ顔で後ろ足の毛の手入れをしている。
もしかして、たびは最初からこのことを伝えたかったのかもなぁ。
「たび!戻るぞ。」
「え、いいんですか、このままで?じゃ、また半世紀後に来ますから、その時はちゃんと望みを考えててくださいよ。」
「半世紀後?俺、何歳だよ(笑)。」
「ぢゃ、戻ります!」
誰ピは眠りから目が覚めた。うたた寝をしてしまったらしい。
「…夢、か?」
誰ピはラジオをつける。
クリスマスソングが、静かに流れる。
パソコンのたびが、首輪だけでなく、何本ものリボンをひらひらさせて、♪にゃあ、と鳴いた気がした。
「たび。メリークリスマス!」
投稿者:サッコ
2007/12/10 10:01
NO.23【痴情の星☆誰ピのクリスマス2007】2.
「このへんの時代はどうでしょうか?」
こじんまりした部屋で、若き日の誰ピは、針金細工のブローチを作っていた。
おねいちゃんの部屋に居候してるようだが、掃除も終わり、御飯の支度の前のひとときのようである。
「今の仕事に着く前の頃だから、ちょうどいい時代のようだが。しかしなぁ。」
誰ピは思い返していた。
この部屋のおねいちゃんも含め、お世話になった数々おねいちゃんたち。
今、この自分に会って、まっとうな道を示したりして、堅気の生活を始めてしまったら。
『このへんに、蝶々の刺青があるのよ。見る?』
なんて言われた思い出も、全部無くなってしまうのだ。
「もう少し、後の時代に行ってくれ。」
次に行った時代は、まだ誰ピがADの頃である。
「この頃でしたら、まだ仕事を始めたばかりですし、どうでしょう?」
誰ピは一人暮しをしていた。
いや、ひとりと一匹の暮らしである。
誰ピが台所で、たびのために鶏を料理しているのを、足もとでたびがおとなしく待っている。
今の誰ピが、今のたびの顔を振り返って見てみると、ちょっと恥ずかしそうに顔をそむけた。
『たびのことを忘れてしまうのも、淋しいな。』
「もうちょっと、後の時代に行こう。」
投稿者:サッコ
2007/12/10 10:00
NO.23【痴情の星☆誰ピのクリスマス2007】1.
朝方近く、やっと家にたどりついた、誰ピ。
12月は毎年の事ながら忙しい。
くたくたではあったが、もう少ししなければならない仕事がある。
「なんでこんな仕事、選んじゃったのかなぁ。別な生き方、あったんじゃないかなぁ。」
しぶしぶとパソコンをひらくと、いつものように赤い首輪の「たび」の画像が現われた。
ただ、いつもと違うのは、そのたびが「にゃあ♪」と鳴いたのだ。
「なんだ?!」
そのうえ、なんと画像からたびがぴょんと飛び出し、ちょんと机の上に座っている。
「にゃん♪お久しぶりです。」
「た、たび?俺が拾って育ててやった恩も忘れて、大家さんちの猫になった、人でなしの、たび?!」
「…やな言い方ですが…。おっしゃるとおりの、たび、です。」
たびは、昔のままの赤い首輪に加えて、何本ものリボンが増えている。
誰ピはからかうように、咽もとをなでながら聞いた。
「ずいぶん、モテてるようだな?でも、どうして、ここに?」
「もうすぐクリスマスですし、半世紀生きてきたお祝いになにかプレゼントでもしようかと。」
「まだ49だぞっっ!それにクリスマスまでずいぶん、ある。」
「まあ、細かいことはいいとして。何でもお望みのことかなえて差し上げますよ、育ててもらったお礼に。」
「そうだなぁ…。そうだ!昔の若い自分に会って、別な仕事を勧める!絶対そうするぞ!」
「いいですけど。でも、昔の自分に会ったとたん、そこから今までの記憶が全部なくなりますよ?そこから新しい人生が始まるんですから。」
「いいとも!思い出なんか、形がないくせにやたらに重いだけだ。いらん、いらん!」
「では。」
たびの前足が、ちょんと誰ピの手に触れると、誰ピはたびと同じ位の大きさになった。
「じゃ、過去に出発!」
たびと誰ピの身体が、七色の光に包まれて、パソコンの画面に消えて行った。
投稿者:sakko
2007/10/28 15:29
消したわ、残念だけど。
よしさんに嫌われたくないからなぁ(笑)。
投稿者:さいはてのサッコ
2007/10/27 22:23
だって、他に載せるモンないんだもん(笑)。
いいぢゃん。
ココ来る人なんて、日に10人ぐらいのごく身内だけなんだから(笑)。
投稿者:よし
2007/10/27 15:36
あのーさっこちゃん。お絵かきはとってもとっても上品でお上手だし楽しそうですけど?
モデルがねえ。あまりに美しすぎてえ(^^)
ホラ誰ピンまでまんざらでもないお顔になってるしい。
あのーいつ頃倉庫にしまわれるんでしょうか?
もう期限切れ賞味期限切れじゃあないんじゃあござんせんか?
投稿者:さいはてのサッコ
2007/10/19 18:13
「あんまり食べちゃいけない、身体に良くないもの」が好きです(笑)。
バターたっぷりのマフィン。
生クリームたっぷり。
アイスクリームも添えて。(笑)
投稿者:こより
2007/10/19 15:32
ごめんください♪はじめてお邪魔しまーす。
劇場に出演させていただきありがとうございます♪
それも「誰ピ様のおつき」とは、マコトに光栄?でございます(笑)
本当に皆様には何かごちそうしないといけませんねぇ〜。サッコさんは何がお好きですか?(笑)
投稿者:さいはてのサッコ
2007/10/17 20:22
NO.22【痴情の星☆オビクルふう・蜘蛛の糸】2.
こより「…そっからかいっっ!」
全員救うには、どれだけ時間がかかるのだろうかと、一抹の不安を覚えました。
案の定、最初、無事登ってこられたのは、時速70`のボールを打ち返したり、ダンスを生業にしている運動神経の良い者、数名のみ。
体力も根性も不足しているもののために、糸の途中途中に、きよちの写真をぶらさげる必要がありました。
さらに困ったことに、写真などには興味をもたない者もあり、こよりはほとほと疲れました。
オビクルメンバーは、あまりにも個性的なのでございます。
一生懸命、看板作りをしていた誰ピ様。
ふと気づくと、かなりの時間がたっていたようでございます。
「糸が揺れた気配もなし、誰も登ろうとしなかったのかな?」
誰ピ様が池の底の地獄を見下ろすと、ひとっこひとり見当たりません。
「???どういうことだ??」
「び、びぇ〜っくしょい!!」
極楽とはいえ、エプロン一枚の誰ピ様は、お風邪をめされたようでございます。
いつのまにか、あたりにこよりの作る料理の、なんともいえない、いい匂いがあふれております。
魑魅魍魎たちによる宴会の準備が進み。
極楽も、もう昼に近くなったのでございましょう。
投稿者:さいはてのサッコ
2007/10/17 20:20
NO.22【痴情の星☆オビクルふう・蜘蛛の糸】1.
ある日のことでございます。
誰ピ様は極楽の蓮池のふちを、ひとりでぶらぶらさせながらお歩きになってました。
身に付けているのは、白いひらひらのついたエプロン一枚。
おつきのこよりが、替えの衣装まで全部洗濯してしまったせいでございます。
「…なんか、暇だなぁ。」
鼻をほじりほじり、池を御覧になっていると、蓮池の下の地獄が見えました。
そこにはオビクルの魑魅魍魎たちがうごめいておりました。
「あいつらは地獄がお似合いだが、まあ、根はいいやつらだから助けてやらんこともない。」
そばに眼を移すと、タランチュラがのそのそ這っておりました。
誰ピ様はその蜘蛛の糸を池の下の地獄へ、まっすぐお下ろしなさいました。
「誰かのぼってくるかな?待ってる間、看板でも作っていよう。」
「生ゴミ置き場、がいいかな?それとも…」
誰ピ様は、実に楽しそうでございます。
こよりは、誰ピ様のその様子を見ておりました。
「あら、たいへん!あの糸では、誰も助からないと思うわ!」
そこでこよりは、もう一本別の糸を垂らす事にいたしました。
ハーブで染めた、良い香りのする糸を縒りに縒って、見た目よりずっと丈夫な糸でございます。
こよりは誰ピ様に見つからないように、そっと垂らしました。
ここは地獄の底です。
オビクルの魑魅魍魎たちがふと気づくと、一本の糸が空から降りてくるではありませんか。
「あら、これ何かしら?」
「天国とつながってるのかしらね?」
「ここも悪くはないけど、きよちのCDがないのは辛いわねぇ。」
「あら、なんかメモがついてる。」
【右のほうの糸には登らないこと・危険】
「右?右って、どっちだったっけ?」
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