栗本薫/#129.運命の子

2009/11/3  18:42 | 投稿者: あんでい

クリックすると元のサイズで表示します2009/10
早川書房 刊行

ついにオーラスの一つ前
次の130巻は執筆途中で栗本氏も逝ってしまったから、まともに書き上げたのはこれが最後なんだよな

妙にここ最近の流れを整理して説明台詞が後半で多かったのは、グラチウスのひょうきん爺さんだからこそか




外伝で生まれたとこまでやったグインとヴァルーサの子供のことにまで触れているし、本編ではまだ先なのに未来透視なのか?
七人の魔導師に追いついて、追い越した時間軸だから、ヴァルーサとやるのも時間の問題なんだろうけど、それでも妊娠期間はあるだろうにな

幕引きに向けて少しは身辺整理をしている感じにみえるのが寂しい

ミロク教の胎動は、ユダヤ教とイスラム教を重ねたようなイメージがあったし、だからこその世界への暗躍ならば分かるけど、結局はヤンダル・ゾックに帰結するのか
もともとヤガに至って、キタイを匂わせる空気感の描写をしていたから見え見えだったけどねぇ
望星教団はどうなったんだ?
のこのこ中原に再進出始めてるけど、国内は片付けたのかな

ミロクの聖姫ってもっとエロいか、悪女か、ただの性奴隷もどきだと思っていたけど化け物かよ

フロリーはあのまま殺された方が悲劇性があったよ

ミロクの野望がいつどこまでいくか分からないけど、青年手前くらいに成長したスーティが亡き母の敵討ちに挑むだけでも物語になる

この場合は囚われて氷づけにでもされてるのを救出っていうパターンもある
もっともその前に弥勒教団が世界進出を始めてしまうだろうがだ

なんにせよ、最終巻「豹頭王の花嫁」とは似ても似つかぬ途中での終演
寂しい幕切れだな
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