昨日は、朝から晩まで公共工事の積算をしていました。積算者にとって、設計者の意図を汲み取り、設計額や予定額に限りなく近づけることが至福の喜びであります。
設計額に近づくほどに、受注もしていないのに、ましてや工事を始めてもいないのに、もうその工事を竣工したかのように感じるのは私だけでしょうか?
しかし、これは今までのような公共工事が存続するときの場合です。経験工学に基づいて労務と機材を組み合わせて、こつこつと積み上げた積算方法が代わろうとしています。
国交省の進めるユニットプライス方式になれば、この工種は請負でいくらになりますか?の問いに、うちはこのくらいでできますよ!を競争してしまうと、
皆さんはいくらならできるのですね!と言った風に、安値受注を繰り返すたびに、安値定価になってしまうのでしょうね。
しかし、それが高品質な構造物を適正な価格で創造するのであれば良いのですが、現状はどうも安売り合戦を助長しているようにしか思えません。
公共工事のデフレスパイラルをマスコミが書き立てているように思います。
公共工事の設計単価もピーク時から30%OFFになりました。
安く、早く、良い物も結構ですが、高価で、時には時間が掛かるものでも、お客様にとって付加価値が高いものであれば、それは買っていただけるのではないかと思います。