ピアノの練習の種類? まあ、種類という言い方は適切ではないのかもしれませんが、いろいろな練習法があります。
単純に音を出すことから、リズム練習だったり、速いパッセージの練習だったり、素敵な音を紡ぎ出す練習だったり、そりゃあい〜っぱいあります。
今日はその中で ‘歌う’ ということに触れてみます。
ここにシューマンの トロイメライ の楽譜があります。正確には 『子供の情景』 という組曲の中の一曲です。
この曲は、私たちの年代では オルゴールを思い出す人も多いかと思います。きれいな曲だなぁ とオルゴールのメロディーで知っていたのに、初めて楽譜を見た時 「ああ、こういう譜割りなんだ」 と新発見した方いらっしゃいませんか?
あ〜〜〜〜 今日はその話じゃない! 危うく脱線するトコ・・・
まずは モチーフが、この鉛筆でマルをした ファ の音へきれいに運んでいきたいと思いますよね。これが最初の‘歌’です。
ハーモニーが W つまり シ♭レファ の和音に変わり、おまけに左手にはチャランと装飾音まで付いているので このメロディーの ファ は美しく響かせたい! そう、クレッシェンドも書いてあるし、なんてったってメロディーが一気に 1オクターブ以上も素早く上行するんですから。
この時 チャランは意識するんだけど忘れそうになるのが その前の ファ音です。もう一度言います。 その前の ファ音です。頂点のすぐ前の音を丁寧に演奏すると 最高音は、チャランが入っていたって慌てず美しく弾けます。
この原理は(って オーバー?)子供の頃の遠足に似ています。
遠足・・・ 楽しみでしたよね。授業はないし、遊びみたいなモンでしたから。
皆さん、遠足っていつが一番楽しいと思いますか?
「お弁当を食べている時に決まってるでしょ」
いえ、私はちょっと違う気がします。
遠足って 実は前日が楽しいのです。ママにお弁当のリクエストをしたり、靴はこれで良いかな? とか 上着もいるかな? とか 念のために てるてる坊主 を作っておこうとか・・・
この期待があるから 当日マックスで楽しめる!
あながち違っていないでしょ?
もう気づきましたか? 演奏も同じです。 頂点の音のひとつ前の音を大切にすると ‘歌’ が丁寧になります。
これを心に留めて演奏してみて下さい。きれいに弾けたら嬉しいな。。。

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