後に、CONTAX・T2というチタンボディの”類似品”が出たが、これはダメ! オリジナルでなきゃ、ネ。
今、我が家のベランダでは、先に報告した「マンゴー」のほかに、「花魁草」(おいらんそう)が満開まぢか。
昨秋、道路端に咲いていた花を摘み取ってきて、その種を鉢に蒔いておいたものだ。
最初は雑草か(?)と勘違いしていたのだが、葉の様子が雑草っぽくないので、抜かずにそのまま育てていたら、しばらくして素性を見せてくれた。
日ごとに成長する様を、毎朝確認するのが楽みだ。
「さて、成長記録でも撮っておくか・・・」、とデジカメを取り出してきて、ふと気付いた。
「そういえば、あのカメラは・・・?」
それが、このCONTAX・T だ。
デジタルの時代、今となっては「使い道のないお宝」になってはいるが・・・。
サイドのボタンを押しながらレンズカバーを指先で開くと、カール・ツァイスが顔を出す。
このカメラを入手したのは、80年代の中頃だったと思う。
当時はまだ、ホンダの本社ビルは原宿の京セラビル(旧ヤシカビル)に間借りしていたいうこともあって、この「京セラ」を意識して購入に至ったのかも知れない。
価格は、ボディ=8万7000円。専用ストロボ=9000円。アルカンタラ(人工皮革のセーム革)のケース=3000円。
セットで、なんと9万9000円もした!
コンパクトカメラにあるまじき高価な価格設定だ。
あまりの価格の高さからか、発表当時の反響はそれほどでもなかったが、生産中止が決定された。
これを機に、次第にその希少性から中古相場が高騰していったという経緯がある。
専用のストロボをつけた状態。絞りを使えば、機能は一眼レフ並だ!
ボディは黒とシルバーの2種があったが、ぼくはアルミの素材を強調したシルバーが好きだった。
デザインはポルシェデザインだ。
シャッターボタンには人工サファイア(!)を使用し、コンパクトカメラなのにAFではない!!
ネーミングの「T」は、Tiny(タイニー)の略。
レンズのカール・ツァイス理事長が名付けたということだが、当時のカタログには、
「カメラに求められるものは、まず何よりも映像と携帯しやすいこと。
実用本位で経済性ばかり重視した、画一的なカメラではなく、全く新しい次元からコンパクトなカメラをコンタックスが完成させたこと。
この35mmレンズシャッター式AEカメラは、京セラ、カールツァイス、ポルシェデザイン3社の、国際技術協力の成果!」
なんてことが書かれていた。
このレンズ「なかなか味わいのある光で・・・」と、友人のプロカメラマンが言っていたが、僕には猫に小判?
さてさて・・・、
国内は、今も長い平成不況の真っただ中、まだまだトンネルの先は見えないでいる。
「荒んだ仕事環境にめげず、これからの若い人たちには”是〜非とも”このような明確なコンセプトに裏打ちされた歴史に残る商品を作り出して欲しい!」
と、切に願った9月3連休の中日です。
(他人事かァ〜?・笑)
ベランダの花魁草の花芽。
このぶんだと、あと1週間かな?

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