ピットの上からしか見せてもらえない。でも、なぜかfujiojiの姿をこのテストグループに見たのは、気のせい??
この写真、確か1988年のスズカです。
レーシングスーツのドライバーは、アイルトン・セナ。
開発中のNSXを、「F1GPでスズカに来ているセナがテストをする!」というスクープを獲り、未だ開場前、早朝のサーキットに撮影に行った時のものです。
この夜、レストランで偶然に隣のテーブルにセナが座った。
縁を感じたのは、僕だけ?
世界に4輪雑誌は多々ありますが、NSXのスクープ情報を誰よりも早く入手していたのは 「自慢ではありませんが」 この僕なんですよ。
ある時、古くからの友人から電話が入りました。
(当時は(も?)、メーカーとは結構ざっくばらんな仲でしたからね)。
「今、俺のデスクにレジェンドのエンジンの図面があるんだけど、これ通常のSOHCエンジンに比べて、かなり傾斜して描かれているんだよ。ホンダは今、なにか面白いプロジェクトを進めているのかもしれないヨ」。
と、こんな話でした。
エンジンを傾斜させている、ということは全高を低くして重心を下げるため。
ということは、セダンではなくて「スポーツカー」????
容易にこんな想像が頭をよぎりました。
それからというもの、このマシンのスクープ情報に奔走したのです。
この流れの中で掴んだのが、このセナのスズカテストでした。
僕は、ホンダに対し「スズカでのセナのテストを次号で載せるよ」と“仁義”を切りました。
すると、ホンダは一誌だけに掲載されることを恐れたのか、このテストを急遽「公開テスト」として発表したのです。
パドックも金網越しの撮影のみ。ストレスの溜まる取材だった。
しかし、テストグループとしては、公開されても協力する準備が出来ていないので、基本的に報道陣は現場からシャットアウト。
それで、こんな写真しか撮れなかった、という訳。
結局、マシンに近寄ることすら許されませんでした。
(当然、呼ばれたマスコミ関係からはブーイングの嵐でしたが・・・)
この時、間近で見たセナの走りは強烈でした。
彼の前に走ったF1ドライバーのN・Sは、スムースにドリフトを決めてS字を抜けていきます。しかしセナの場合、明らかにマシンの挙動が違います!
暴れるNSX! それを見事に捌くセナ!!
本当に凄かった。
後で聞けば、この時にセナから指摘されたボディ剛性の弱さを修正して、NSXは一気にレベルアップしたとのこと。
そして、1990年にエンジンをVTECツインカムにしてデビューを果たすことになります。
NSXのデザイン画。
このあたり、より詳しくは「今だから話せるkameouji」の出番かな?
以下の映像が、その時のセナの走りです。
http://motoryoutube.blog107.fc2.com/blog-entry-106.html
こちらは、その後発表されたNSX・Rをテストするセナ。
あの“セナ足”も必見ですよ!
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=220982

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