宮 舞台、ライブ

今年6月の京都公演には行かなかったが、初演(シーズン1)を見ているので、どんな風に改訂されているのかには興味を持っていた。
東京公演では、シン宮役に超新星のソンモが新しくキャスティングされたので、見ることにして、友人を誘った。
席は1階下手通路側で、チェギョン(チェ・イェスル)やシン宮(ソンモ)も通ったので、図らずも近くで見れたのだが、京都公演では花道を使ったということなので、その名残で今回は通路を使ったのかもしれない。
脚本や演出も初演とは変わった部分があったが、ドラマでも中心的なキャラクターだったミン・ヒョリン役がカットされていたことには驚いた。ミン・ヒョリンは、芸術高校の中でもバレリーナを目指している女子学生で、シン宮がプロポーズをした両想いの仲なのだが、先王(祖父)の許婚としてシン・チェギョンとの結婚が決まってしまい、権力復活の為に帰国した恵政宮に協力して、シン宮を失墜させる側になる。舞台でも、チャリティフェスティバルではユル宮と踊るし、シン宮のブレイクダンスを陰から記者に撮影させて、新聞に売る…という悪事に加担する役回りだったのが、彼女一人居ないだけで、シン宮、ユル宮、チェギョンの間柄も簡単な三角関係になってしまったし(あ、シン宮を好きなコン内官がいたっけ!)、恵政宮の復讐もメラメラ度が抑えられてしまった感はある。
そう考えると、初演は荒削りではあったけれど、感情の起伏や動きは激しかった記憶がある。
舞台の幕は中央で二分されて開く形式で、その合わせ目には彫りものがされ、巻物を解くように見えるのだが、初演はそこもLEDスクリーンだったので、映像に動きもあった。
冒頭、見習い女官が掃除をしながら「いつになったら、正式女官になれるかしらぁ」とつぶやき、通りかかったコン内官(イ・フンジン)が「私は30年(仕えているん)だよ」と諭し、宮中を観覧に来た客(観客)に向かって、写真撮影のNG等を促す。
日本語の出来るフンジン君なので、ここは日本語で客席に向かって喋り「約束できますね?」とか「良いですか?」等と聞くと、観客たちは「ネー」と返した。日本語なら「はーい!」と言うところなのだろうが、ハングルでの返しに「ここは、どこなんだ〜?」と苦笑した。ただ、なぜ写真や携帯NGなのかの理由は、シーズン1の方が笑えたし受けていた気がする。
朝の宮中に皇太后(ボン・ウンソン)、皇帝(オ・テファン)、皇后(キム・キョンファ)…と登場するが、皇太子シンの姿が無く、コン内官は慌てる。と、学生服のシン宮(ソンモ)が来て朝の挨拶をし、登校する。(登場の仕方もだけど、シーズン1、ユノの制服は白のブレザーで、今回は茶色なので、華やかさにも欠けるかも)
学校では、いつも制服の下に体操着のジャージを履いているシン・チェギョン(チェ・イェスル)らが、掃除をしながら「皇太子がチャリティー・フェスティバルに参加してくれたらいいのに…」と、学友らと話しているところにイ・シンが現れ、モップでシン宮を汚してしまう。チェギョンは、参加のお願いをしてみるみのの、粗相をした上に、シン宮は公務に忙しく、返答もせずに去ってしまう。
宮中では、朝の集まりでも胸を押さえていたように、皇帝の容態が悪いので、皇太后は後継のことも考えて、まだ高校生の皇太子をすぐにでも結婚させるべきだと、婚礼の話を進める。
皇太子の祖父・聖祖(現皇太后の夫)は、在籍中に友人のシン・セデと孫同志の許婚の印として婚約指輪を交わして約束をしていた。
調査の結果、シン・セデの家に尚宮らが行くと…、シン家はまさに、借金のかたに赤札を貼られ、臓器売買にまで話が及んでいる最中だったが、突然の宮中からの使者に、食卓の高さ調節に敷いていた指輪を渡して(指輪をぞんざいに扱うように、祖父の言葉を信用していなかった)、「これで借金が返せる!」と娘チェギョンの結婚を承諾してしまう。
皇太后に面会に行ったチェギョンだが、平民の娘で丁寧な言葉使いが出来ずにいると、皇太后は「楽に話しなさい」と言い、チェギョンは「ぶっちゃけ…マジヤバなんですケド…」と話し出す。
お妃教育が始まり、憂鬱なチェギョンのところに、英国から帰国した王子ユル宮(チャン・ユジュン)が現れる。父親の事故死によって世孫の座を奪われ、母・恵政宮(ムン・ジウォン)と共にイギリスに移っていたのだが、皇帝の容態を知り、皇室での権力復活の為に帰国した。
ここで、ウィリアム王子の結婚の話題が出るのも、現実のニュースをふまえたもの(2009年には無かった)。
恵政宮は、亡き夫イ・スを後継者の座に復活させ、その息子であるユルに次期皇帝の座を与えようと、様々な画策をし、シンを失墜させようとする。
シン宮も、元々は次男の息子で後継順位がユル宮の次だったこともあってか、自分が据えられた皇太子の立場には不自由さも感じていたので「好きな女性とは結婚しない(好きな女性を、不自由な立場にしたくないから)」と決め、チェギョンとの結婚にも従ったのだった。
だから「今の立場では無理だけれど、権力を持つ座に着いたら離婚してやる」と、チェギョンにも言ってある。
復讐に燃える恵政宮と、その母にためらうユル宮、結婚を前にしたシン宮とチェギョンの想い…それからが交差する四重唱で幕が降りる。
2幕は、宮中の結婚の儀で始まる。
まだ、愛情も無いシンとチェギョンだが、結婚の儀は執り行われ、二人は初夜の離れへと導かれる。チェギョンは常用していたジャージを脱がされ、シン宮は薬湯を飲まされて…。
離れの外では、女官たちだけでなく皇太后も、中の様子が気にかかるのだが、覗くわけにはいかない。時折聞こえる「あ〜」や「もっと優しく〜」の声に何をか想像する皇太后たちなのだが…部屋の中では、実はシンがチェギョンの靴下を脱がしてあげているだけなのだ(初演では、チェギョンの鬘を外してあげるのだったから、あれっ?どうするんだろう?って考えちゃった)。
シン宮はチェギョンに「どうせ、いつものようにジャージで完全武装しているくせに」とチマを捲って、ジャージを履いていないことに焦ったり…、チェギョンはシン宮の背中の筋肉に萌えたり…はするのだが、大人たちが考えているような関係は無いまま、夫婦となる。
芸術高校主宰のチャリティー・フェスティバルの日が訪れ、司会のイ・ユルが登場して、学生たちのダンスを紹介する。男子学生のパフォーマンス、チェギョンを含む女子学生の歌と踊りに続き、「本日のハイライト!"超新星"が来てくれました〜!」とユル宮が紹介するも…超新星は現れず、次に蛍光塗料の仮面と衣装に身を包んだグループのダンス。
仮面を外すと、グループの中心で踊っていたのは、なんとシン宮だった!だが、そのダンス記事が新聞に載り『地に伏した皇太子』の見出しが出てしまうと、皇太子の是非が問われ出し、皇室でも皇室会議を開かざるをえなくなる。
皇太后は、当分の間の謹慎を言い渡し、チェギョンは、結婚後初の里帰りの日を奪われ、実家に「行けなくなっちゃった…」と泣いて電話をする。
チェギョンは落ち込んで、シンに「宮家の操り人形の意味がわかった…」と言うが、シン宮は、寂しそうなチェギョンを見て意を決し、コン内官に携帯電話(GPS付き)を預けて、チェギョンと宮殿を抜け出す。その様子を見ていた恵政宮は、コン内官からシンの携帯を奪い…
シンは、チェギョンの実家に行き、はじめてサンチュムを食べ、パパのジャージを履き、靴下を脱がされる。宮中のしきたりとして、素手でものを食べない、靴下を脱がない、頭を地につけない…等があるので、それらを破っていることに、シン宮は今まで知らなかった気分を味わうのだった。チェギョンの部屋で、狭いベッドに寝る羽目にもなるが、シン宮にとっては新しい目覚めでもある。
しかしその頃、宮中ユル宮の寝所に火事が起こり、焼け跡からシン宮の壊れた携帯が見つかったことで、シン宮の放火か!と皇位継承権を巡る争いのように新聞記事にされる。
いよいよシン宮の皇太子としての資質を問われるまでになり、皇太后は「継承順位ではなく、資質で決める」と公式に表明する。
シン宮がフェンシングの練習をしているところにユル宮が来て、二人は皇位継承やチェギョンに対しての想いでぶつかり、互いの本心を知る。
二人のフェンシングを止めに入ったチェギョンに、シンは「離婚してやるよ!」と言い放って去る。残されたユル宮に、チェギョンは「シン宮が携帯電話のことを話せないのは、内緒で私の家に帰ったと言えないからなの」と打ち明ける。
宮中に記者たちが集められ、公式会見の場となる。
恵政宮は、とうとうシンが失墜し、息子ユルが世間から皇太子として認められる時だ!と内心喜ぶが、登壇したユル宮は、火事の原因は自分の不注意であると述べ、世間的には「火事の原因は漏電」で決着する。
世間でのゴタゴタの噂が収まった頃…
学校で「1年の間に結婚も離婚もしちゃった…」と気落ちしているチェギョンのところにシンが来て、改めて…本心から…プロポーズする「僕が皇太子であっても、なくても、結婚してほしい」……<幕>
日本公演なので、内官役にも日本語のできるイ・フンジン君を据え、そこここに日本語も入れて(皇太后様とか、シン宮とか)の舞台は、客席にも受けていた。
でも、シーズン1と比べて、ダンスシーンの少なさやシーンの繋ぎ目の間伸びした感じが目立って見える気もした。
例えば、宮中で護衛たちが少しずつ列を作って退場しながら、後ろではセットチェンジが行われているような箇所でも、もっとテンポ良くスッキリとできるだろうに…と思ってしまうし、家系図もシーズン1では台に載っ状態でコンパクトに見えたものが、今回は全体の幕で覆い、そこに映像も映したりするので、散漫に見えなくもない。
冒頭に幕が開いた時に感じた、奥の深さを思うと、ステージ面の広さを、もっと演技や人の動きによって埋めてほしかったと思う。
ソンモは、超新星の中にいるとあまり喋らない方なので、一人で舞台に立つ姿はどうなんだろう?と思っていたのだが、歌えたし(私の頭の中に流れる歌だと、音を外すところがあるから)芯に立つ存在感はあった。でも、正直いえば、まだまだ押しが弱いとも思う。今回の演出では、ユル宮も大人しくなっていたし、全体的にトーンが抑えられていると感じるのは、主演のキャラクターに合わせてのことなのかもしれないけれど、観る側もどこかアイドルのコンサート会場に居る感じで、通路を通る時に起きた「キャー」という歓声や舞台に向かって手を振る感性に、"ミュージカル"の作品を見に来ているんじゃないんだな…と、場違いの感じを受けた。制作側も、集客を狙ってのアイドル起用だとは分かっているのだけど…何か違うんだよね…。
(シーズン1や京都でチェギョンを演じたクァク・ソンヨンちゃん、先月からShe Loves Meに出ているので、来日はどうなんだろう?と思ったら、東京公演にはキャスティングされてなかった)
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ソウル(7日目・最終日)
Hさんは朝イチの飛行機なので、まだ夜も明けぬうちに出発して行った。無事にリムジンバスに乗れたメールを受け取り、安心してもう一眠りした後、私達も朝食をとりに居間に行った。ここのお母さんはドラマ好きで、いつもチャンネルを移動して朝ドラを見ている。1話や2話だとストーリーも分からないものの、毎日のように見ていると、続きも見たくなってくるから不思議だ。
お母さんに「今日も舞台見るの?」と聞かれ、「いえ、今日は日本に帰ります」と答えたら、「チェックアウト?」と…どんだけ観ると思われてたんだろう!
宿のチェックアウト時間が12時なので、まずは明洞郵便局に行って、日本への荷物を送り、それから南大門市場のほうまで、足を伸ばしてみることにした。
明洞郵便局ではパッキングをしてもらわなければならないのだが、今日は列が出来ていた。前のおばさん達は、キムチの袋をドサッと持ってきて、局の一斗缶に詰めてもらっている。量が多すぎて、二株ほど取り出したものを、局のおじさんに「食べて」と渡したり、「東京と埼玉に住む息子に送ってあげるんだ」というおばさんに、キムジャンならではの母心を見た気がした。
私も、紙袋に入れてきたチラシや雑誌を梱包してもらい「今日は混んでるから、あっちの窓口で送って」と言われて送った(荷物は2日で家に届いたので、重いときは送ってしまうのがベターだ)。
南大門市場では、最近のガイドブックにも載っているマンドゥを食べたり、機内預け用にチャックのついたカバンを買ったり、アイドルグッズを買い足したりしながら、市場巡りをした。カバン屋のおじさんに値切ったら、2人で割り切れるキリの良い値段にマケてくれた。
工事中の南大門も、壁で覆われてはいるが、土台は歩きやすい階段になっていた等、観光ポイントはしっかりおさえて、買い物も終了…宿に戻って最後の荷造りをし、チェックアウトする。
このまま行っても、まだ搭乗手続きには早いので、こっちで昼食をとって行っても良いのだが、皆、重い荷物を抱えているので、空港のフードコートで昼食に決めて移動した。
地下鉄移動の時、こんな時に限ってエスカレーターが動いていないのは辛い。乗換え駅の階段で、Eさんは荷物を持ってもらっていた。こちらに住んでいる外国人のようだったが、お礼を言ったら「ケンチャナヨ」って、西洋人が流暢なハングルを喋っていると、国際的だな…と思うとともに、少し不思議な感じもする。
金浦空港で少し待って搭乗手続きを済ませると、フードコートに行き、キムパとチーズトッポッキで昼食をとった。あとになって気付いたのだが、私はどうやら空港のどこかで、ポスター(ジソブとスンギとTVXQとCNBLUE)の束を置き忘れてきてしまった(ガ〜ン!)。
Yさんは、10分違いの別便なので、羽田では会えないかもしれないと思ったけれど、荷物受け取りの場所で再び会うことができた。
今回の旅は、1週間と長く感じるが、行っている間はあれこれと予定も詰まっていて、そんなに長いとは感じなかった。また、初韓国のEさんには、あまりお酒が強くないにも関わらず、毎日のように飲み屋につれていってしまったり、初ソウルを楽しんでもらえたかどうかが気になるところではある。
私的には、激戦チケットのスンウくんZORROを2回も観れたことは大感激だし、映画も見て(スケジュールが合えば、あと2作候補もあったけど)、1週間で舞台7回、映画2本見たのに疲労感が無いとか、観光も食事もイイ線いけたと思っている。K-POPもグループが乱立していて、名前を覚えることだけでも難しくなっているのに、同室になった子(外国人も含めて)とも、話題に事欠かない程度には話せたことも楽しかった。
そうこうしている間に、もう来年の公演予定がチラホラと出てきているので、次は来春かな…と考えている自分がいる。
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お母さんに「今日も舞台見るの?」と聞かれ、「いえ、今日は日本に帰ります」と答えたら、「チェックアウト?」と…どんだけ観ると思われてたんだろう!
宿のチェックアウト時間が12時なので、まずは明洞郵便局に行って、日本への荷物を送り、それから南大門市場のほうまで、足を伸ばしてみることにした。
明洞郵便局ではパッキングをしてもらわなければならないのだが、今日は列が出来ていた。前のおばさん達は、キムチの袋をドサッと持ってきて、局の一斗缶に詰めてもらっている。量が多すぎて、二株ほど取り出したものを、局のおじさんに「食べて」と渡したり、「東京と埼玉に住む息子に送ってあげるんだ」というおばさんに、キムジャンならではの母心を見た気がした。
私も、紙袋に入れてきたチラシや雑誌を梱包してもらい「今日は混んでるから、あっちの窓口で送って」と言われて送った(荷物は2日で家に届いたので、重いときは送ってしまうのがベターだ)。
南大門市場では、最近のガイドブックにも載っているマンドゥを食べたり、機内預け用にチャックのついたカバンを買ったり、アイドルグッズを買い足したりしながら、市場巡りをした。カバン屋のおじさんに値切ったら、2人で割り切れるキリの良い値段にマケてくれた。
工事中の南大門も、壁で覆われてはいるが、土台は歩きやすい階段になっていた等、観光ポイントはしっかりおさえて、買い物も終了…宿に戻って最後の荷造りをし、チェックアウトする。
このまま行っても、まだ搭乗手続きには早いので、こっちで昼食をとって行っても良いのだが、皆、重い荷物を抱えているので、空港のフードコートで昼食に決めて移動した。
地下鉄移動の時、こんな時に限ってエスカレーターが動いていないのは辛い。乗換え駅の階段で、Eさんは荷物を持ってもらっていた。こちらに住んでいる外国人のようだったが、お礼を言ったら「ケンチャナヨ」って、西洋人が流暢なハングルを喋っていると、国際的だな…と思うとともに、少し不思議な感じもする。
金浦空港で少し待って搭乗手続きを済ませると、フードコートに行き、キムパとチーズトッポッキで昼食をとった。あとになって気付いたのだが、私はどうやら空港のどこかで、ポスター(ジソブとスンギとTVXQとCNBLUE)の束を置き忘れてきてしまった(ガ〜ン!)。
Yさんは、10分違いの別便なので、羽田では会えないかもしれないと思ったけれど、荷物受け取りの場所で再び会うことができた。
今回の旅は、1週間と長く感じるが、行っている間はあれこれと予定も詰まっていて、そんなに長いとは感じなかった。また、初韓国のEさんには、あまりお酒が強くないにも関わらず、毎日のように飲み屋につれていってしまったり、初ソウルを楽しんでもらえたかどうかが気になるところではある。
私的には、激戦チケットのスンウくんZORROを2回も観れたことは大感激だし、映画も見て(スケジュールが合えば、あと2作候補もあったけど)、1週間で舞台7回、映画2本見たのに疲労感が無いとか、観光も食事もイイ線いけたと思っている。K-POPもグループが乱立していて、名前を覚えることだけでも難しくなっているのに、同室になった子(外国人も含めて)とも、話題に事欠かない程度には話せたことも楽しかった。
そうこうしている間に、もう来年の公演予定がチラホラと出てきているので、次は来春かな…と考えている自分がいる。
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ソウル(6日目)

<写真は、ドラミアからの眺め。歴史ドラマでこんな眺めも登場していたはず>
今日は日曜だから、舞台のマチソワ可能なのだが、私達は"龍仁MBCドラミア"への半日ツアーを予定している。
11月半ばのわりに暖かい日が続いていると思ったら、昨日今日でグッと寒くなってきた。日中は過しやすいものの、朝晩の寒さは刺さるように感じる時がある。
そして、ツアーピックアップが7:40なので、宿の朝食時間前には出発しなければならず、バス中で食べられるようにコンビニで買って出た。
少人数の時はバンもあるのだが、今回のツアーは15人だったので、大型バスだった。
ホテルを巡ってピックアップし、高速道路で白岩方面に1時間半ほどすると、オープンセットに到着。
ドラマ撮影時のこともあるが、今は歴史ドラマが終わって、次の作品のための準備中だったので、解体作業中のセットを見れたのも面白かった。
MBCのドラマなので、「チャングムの誓い」「朱蒙」「善徳女王」「イ・サン」「トンイ」「相棒」等がここで撮影されている。
Hさんはここに来る前に「善徳女王」や「トンイ」「イ・サン」のドラマを見てきたが、私はまだ見ていないものもある。それでも「あ、これイ・サンのおばさんの酒場だよね」とか、「あ、ここ見たことある」と思うし、ガイドさんの説明を聞くと、同じ建物でも撮る角度によって別の部屋に見立てているというのが面白い。それに、本当の宮殿なら煉瓦で模様を型どっているところが、ここではペンキ描きだったり、煉瓦造りの煙突のはずが、叩いてみるとベコベコとプラスチックぽい音がしたりと、映像マジックを知らされる。
大殿には、各ドラマのセットを模したフォトゾーンや、衣装を着て写真も撮れるようになっている。4つのドラマから衣装を選ぶようにリストがあるのだが、チャングムの流行は過ぎたのかも…と感じる(中には医女の衣装を着た人もいたけど)。
私は、チマチョゴリは他でも着る機会があるので、男性の甲冑とか王様の衣装を着てみたいと思っていたところ、リストにイ・サンの結婚式のがあったので、それを選んだ。しかし、その衣装が無くて、皇太子時代のサンにされてしまった。うぇーん、サンが好きなわけじゃなくて、結婚式の衣装を"シン宮"のつもりで着たかったのに…それに、結婚式のお姫様になったEさんと夫婦写真が撮れたのに…。
それでも、お芝居好きの私達は、フォトゾーンで王様と臣下になって写真を撮ったりして遊んだ。Eさんも、結婚式の時につける赤い印(シールで代用)をスタジオを出るまでつけていて、シールを取るやいなや「離婚した!」と言って笑い、ごっこ遊びを楽しんだ。
バスに戻る途中、スタジオの横で甲冑が干されていたので、「あれが着たかったのに…」と思ったが、甲冑は洗濯後だったのかもしれない。合戦撮影後は汗臭いんだろうな…。
ガイドさんは、1日ツアーのお客さんと移動する為に途中で降り、あとは運転手さんがソウルまで送ってくれた。
明洞で解散した後、Hさんは「Hamlet」を観に行きたいと言い、別行動になった。
残った3人は、神仙ソルロンタンで昼食をとり、スパに行く。
スパでは、うぶげ取りも、よもぎ蒸しも、垢スリもコースで頼み、おまけに終了後には夕飯を食べるつもりの店まで車で送ってもらう手はずをつけた。Hさんには、何時ころに終わる予定だから…と、このスパまで来て欲しい旨をメールしておいた。
ここは新しく出来たスパで、シャワーや垢スリの場所も区切りがついているので、裸を曝さなくてよい。私を垢スリしてくれたおばさんは、垢を見せて「ほーら」と言ったりしてキャッキャッしていたのに、彼女たちは静かで…逆にマッサージの時には、彼女たちには「痛いですか?」とか「大丈夫ですか?」と聞くのに、私には何もなく…まぁ、これもおばさんたちの性格の差なのだろうが、全身キレイになった〜!と感じた。
Hさんも着いていたので、車で送ってもらい、焼肉店"景福宮"に入る。クーポンも持ってきていたので、牛肉の焼肉盛り合わせを食べた。
その後、YさんとHさんは見ていない"燈祭り"を見るため、再び清渓川に行く。でも、17日はスプリングから広通橋辺りまでだったし、今日は逆側からなので、見る灯篭は違うし、青森から参加していた"ねぷた"も見ることができた。
週末だからなのか、川に行く階段は一方通行になっていたし混んでいたので、ひとまず上がれる階段を見つけて上に出た。
歩いて帰っても遅くはなく、明日のチェックアウトのために荷物整理をした。チラシや雑誌などの重いものは、明日郵便局から送ってしまおう!
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ソウル(5日目)
昨日着いた友人も買い物があるだろうと思い、朝食は明洞に出る予定にしていたのだが、急ぐ必要はなかったので、洗顔後居間でコーヒーを飲んでいたら、話がうまく通じてなかったらしく、彼女たちは部屋で私の戻りをずっと待っていた…私はといえば、同宿のフィリピンのグループの人たちとお喋りをしながら、彼女たちが居間に来るのを待っていたのだが…。部屋に戻って、思い違いの合点がゆき、明洞に出ることにする。
もう毎度のようになった"オダリチプ"は、3階にはライブスペースがあり、夜には音楽もやっている。何度目かにして初めて3階に通されたので、ライブスペースも確認することができたのだが、サンドイッチマンのお兄さんに「お兄さんもライブしてるの?」と尋ねたら「ボクはやってません」と言っていた。でも歌ってとせがんだら「粉〜雪〜♪(日本語じゃん!)」と一節歌ってくれた。
友人たちへのお土産等を買い込んだ後、一旦宿に戻るYさんとHさんに荷物を預け(彼女たちはこれから「ZORRO」のマチソワ、私とEさんはソワレのみ)、マッサージ店に入る。
まだ汗蒸幕に行っていないので、旅の中盤での全身マッサージは、とても気持ちよかった。
マッサージ後も、ソワレまでは時間があるので、大学路に行き「She Loves Me」を見ることにする。
チケットブースは開演1時間前に開くので、軽めのランチに喫茶店に入り、ワッフルとコーヒーを食す。
「She Loves Me」は、95年帝劇版も09年クリエ版も見ているが、Eさんも見ているというので内容が分かることと、大学路の小劇場ではどんな演出になっているのかを見てみたかったために選んだ。だから、キャストのチェックもしていなかったのだが、アマリア役のクァク・ソンヨンちゃんは「宮」のチェギョンだよね…(ってことは、12月には出ないのかも?)
開演前にEさんと話していた、配達人の自転車の男の子(帝劇版では石井さんが演じてた)も開幕早々に登場し、マラチェック化粧品店の売り台が3つなのも一緒。でも、総出演者が9人なので、アンサンブルの中唯一の男性が、自転車配達人も女装して店の客も、レストランのウェイターも演っている。マルチマンというわけではないものの、こんな1人何役は大学路っぽい。
Blue Squareに行っている2人に「これから行く」とメールし、漢江鎮に向かう。
劇場では「ZORRO」の公演中だが、音楽ホールは今日はMonday Kizのコンサートだ。
今日のソワレ「ZORRO」は、モンリョンイネの団体観劇が入っており、以前会ったことのあるスンウファンに「スンウくんのZORROはどうですか?」と尋ねてみたところ「チェミッソヨ」と笑って言ったので、アドリブが受けているのが見て取れた。
実際、アドリブに相手役もアドリブ返しを重ねてくるので、インターバルが5分短縮されていたのが笑えた。平日開演8時に時間が押したら、地下鉄の終電を気にしなければならないけれど、週末ソワレは7:30開演なので、それだけでも余裕があるように感じられた。
終演後はまた明洞に出て食事をする…とはいってもまた飲み屋。
前回のカクテルはマッコリ+フルーツだったけれど、今度の店は焼酎+フルーツ。パイナップルにしたところ、生のパイナップルが器になっていた。正直なところ、焼酎の量はそんなに多くなさそうで、弱めのアルコールだった。また、焼そばを注文したところ、中華料理の焼そばではなく、唐辛子色の辛いうどんに近い麺だったので、私の舌には辛かった。
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もう毎度のようになった"オダリチプ"は、3階にはライブスペースがあり、夜には音楽もやっている。何度目かにして初めて3階に通されたので、ライブスペースも確認することができたのだが、サンドイッチマンのお兄さんに「お兄さんもライブしてるの?」と尋ねたら「ボクはやってません」と言っていた。でも歌ってとせがんだら「粉〜雪〜♪(日本語じゃん!)」と一節歌ってくれた。
友人たちへのお土産等を買い込んだ後、一旦宿に戻るYさんとHさんに荷物を預け(彼女たちはこれから「ZORRO」のマチソワ、私とEさんはソワレのみ)、マッサージ店に入る。
まだ汗蒸幕に行っていないので、旅の中盤での全身マッサージは、とても気持ちよかった。
マッサージ後も、ソワレまでは時間があるので、大学路に行き「She Loves Me」を見ることにする。
チケットブースは開演1時間前に開くので、軽めのランチに喫茶店に入り、ワッフルとコーヒーを食す。
「She Loves Me」は、95年帝劇版も09年クリエ版も見ているが、Eさんも見ているというので内容が分かることと、大学路の小劇場ではどんな演出になっているのかを見てみたかったために選んだ。だから、キャストのチェックもしていなかったのだが、アマリア役のクァク・ソンヨンちゃんは「宮」のチェギョンだよね…(ってことは、12月には出ないのかも?)
開演前にEさんと話していた、配達人の自転車の男の子(帝劇版では石井さんが演じてた)も開幕早々に登場し、マラチェック化粧品店の売り台が3つなのも一緒。でも、総出演者が9人なので、アンサンブルの中唯一の男性が、自転車配達人も女装して店の客も、レストランのウェイターも演っている。マルチマンというわけではないものの、こんな1人何役は大学路っぽい。
Blue Squareに行っている2人に「これから行く」とメールし、漢江鎮に向かう。
劇場では「ZORRO」の公演中だが、音楽ホールは今日はMonday Kizのコンサートだ。
今日のソワレ「ZORRO」は、モンリョンイネの団体観劇が入っており、以前会ったことのあるスンウファンに「スンウくんのZORROはどうですか?」と尋ねてみたところ「チェミッソヨ」と笑って言ったので、アドリブが受けているのが見て取れた。
実際、アドリブに相手役もアドリブ返しを重ねてくるので、インターバルが5分短縮されていたのが笑えた。平日開演8時に時間が押したら、地下鉄の終電を気にしなければならないけれど、週末ソワレは7:30開演なので、それだけでも余裕があるように感じられた。
終演後はまた明洞に出て食事をする…とはいってもまた飲み屋。
前回のカクテルはマッコリ+フルーツだったけれど、今度の店は焼酎+フルーツ。パイナップルにしたところ、生のパイナップルが器になっていた。正直なところ、焼酎の量はそんなに多くなさそうで、弱めのアルコールだった。また、焼そばを注文したところ、中華料理の焼そばではなく、唐辛子色の辛いうどんに近い麺だったので、私の舌には辛かった。
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ソウル(4日目)
今日来る友人は、昼に空港に着くので、会うのは2時過ぎになる。
そこで、私達は遠出はせずに明洞で過すことにした。
まず朝9時からの「キミはペット」(朝イチだから安いし!)を見て、終映時間により、次に「ただ君だけ」を見る。
こちらの映画の時間は、日により異なり、客入りが少なければすぐに1日1回だけに変更されたりするので、時間と場所が運良ければ見られるという感じだ。
「ただ君だけ」も、このCGVでは今日までのようだったので、まずは見られたことにホッとする。
とりあえず「1時過ぎまで携帯を切っていること、到着後の様子をメール下さい」とメールをして映画館の席についた。
「キミはペット」は、チャン・グンソクとキム・ハヌル主演で、松潤と小雪が主演していた日本のドラマのリメイクしたものなので、字幕は無くても大丈夫だろう。でも、ドラマで10回分程のものを2時間に短縮するので、本来大事であろう部分がアニメで表現されていたり、ダンサーというのが最後にはミュージカルに出演して、まるでK-POPアイドルのような振りで歌い踊っててるのを見ると、グンちゃんの扱われ方も分かる気がした。何といっても日本で突発的に大人気になったほどには注目されていないそうなので、グンちゃんを全面に押し出している店は、観光客目当てなのが見てとれる。
「ただ君だけ」は、ソ・ジソブとハン・ヒョジュ主演の恋愛映画で、先月の釜山映画祭から公開されたものだが、もう終わってしまいそう…ということは、入りはあまり良くないのかな。
ある事故(事件)以来、ボクシングをやめていたチョルミン(ソ・ジソブ)がバイト先で盲目の女性(ハン・ヒョジュ)と知り合い、再びボクシング界に戻ろうと練習を始めるのだが…チョルミンの関係していた事故(事件)が、彼女の失明に関わっていたことを知り、彼女の手術代の為に、再び悪に手を貸し姿を消す。
手術によって目が見えるようになった彼女は、雑貨屋に自分の作品を置いてもらうことになり、自分も店を手伝う。チョルミンは、店で働く彼女を見て、目が治ったんだ…と思うが、彼女にはその男が恋人だとは気づかない…でも……。
ストーリーは、まぁありがちな恋物語ともいえるが、最後の展開に「○がねぇ…」とEさんとも言ったくらい「よしよし…」としたい映画だった。(ただ、葦原に来るハン・ヒョジュを見ながら、ポストがありそう…なんて思ってしまうのは、別のドラマ「天国の郵便配達人」の見すぎ!?)
映画が終わって携帯をONにすると、仁川空港に到着した友人からのメールが入っていた。バスに乗るというから、こちらに着く時間は…と考え、ランチする時間は取れるので、トックマンドゥを食べてから待ち合わせ場所に向かった。
無事に友人2人とも合流した宿に戻ると、それまで同室だったSJペンの子は、別の部屋に移動されていた。
4人のうち1人は、今夜の「三銃士」を観るために、早めに城南まで行かなければならない。「終演後すぐに戻ってきても、もう夕食できる時間ではないから」と、キムガネでキムパを買って持たせ、私達3人はゆっくりと嵯峨山に向かった。
「Hamlet」ソワレを観劇する前、ホールの椅子を譲ってくれた韓国人の女の子と「誰のファンですか?」などと話したら、彼女は今夜のハムレット役パク・ウンテのファンだと言っていた。そして、彼の出た作品等のお喋りをしていたら、「ソウルに住んでいるんですか?」と聞かれてしまった。むこうの人からも「どんだけ見てんだ?!」って思われちゃったみたい(照)。
「Hamlet」は、2008年の公演を見ているのだが、今回は壁に映像が映るなどの変化があった。今日のクローディアス、ボム様は兄に対する嫌悪よりもガートルードを愛するゆえに…という感情が強かったように思う。来春の日本公演は、どんな演出になるんだろう…。
終演後、私達は明洞まで出て食事をした。まぁ、この時間なので、食事というよりは飲み屋(ビアホール)なのだが、城南に行ったHさんにも明洞に来るようにメールし、「こっちの"三銃士"を見た後って、爽快感があって『ウリ、ハナ!』ってやりたくなるよね!」等々、様々な舞台の話などもし、加わったHさんと『ウリ、ハナ!』をやったことは当然!。
時代設定は原作本とは違うけれど、痛快活劇としての満足度やダルタニャンの成長だったりロマンスも、こっち(チェコ版)のほうが腑に落ちて、元気になれると思う。
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そこで、私達は遠出はせずに明洞で過すことにした。
まず朝9時からの「キミはペット」(朝イチだから安いし!)を見て、終映時間により、次に「ただ君だけ」を見る。
こちらの映画の時間は、日により異なり、客入りが少なければすぐに1日1回だけに変更されたりするので、時間と場所が運良ければ見られるという感じだ。
「ただ君だけ」も、このCGVでは今日までのようだったので、まずは見られたことにホッとする。
とりあえず「1時過ぎまで携帯を切っていること、到着後の様子をメール下さい」とメールをして映画館の席についた。
「キミはペット」は、チャン・グンソクとキム・ハヌル主演で、松潤と小雪が主演していた日本のドラマのリメイクしたものなので、字幕は無くても大丈夫だろう。でも、ドラマで10回分程のものを2時間に短縮するので、本来大事であろう部分がアニメで表現されていたり、ダンサーというのが最後にはミュージカルに出演して、まるでK-POPアイドルのような振りで歌い踊っててるのを見ると、グンちゃんの扱われ方も分かる気がした。何といっても日本で突発的に大人気になったほどには注目されていないそうなので、グンちゃんを全面に押し出している店は、観光客目当てなのが見てとれる。
「ただ君だけ」は、ソ・ジソブとハン・ヒョジュ主演の恋愛映画で、先月の釜山映画祭から公開されたものだが、もう終わってしまいそう…ということは、入りはあまり良くないのかな。
ある事故(事件)以来、ボクシングをやめていたチョルミン(ソ・ジソブ)がバイト先で盲目の女性(ハン・ヒョジュ)と知り合い、再びボクシング界に戻ろうと練習を始めるのだが…チョルミンの関係していた事故(事件)が、彼女の失明に関わっていたことを知り、彼女の手術代の為に、再び悪に手を貸し姿を消す。
手術によって目が見えるようになった彼女は、雑貨屋に自分の作品を置いてもらうことになり、自分も店を手伝う。チョルミンは、店で働く彼女を見て、目が治ったんだ…と思うが、彼女にはその男が恋人だとは気づかない…でも……。
ストーリーは、まぁありがちな恋物語ともいえるが、最後の展開に「○がねぇ…」とEさんとも言ったくらい「よしよし…」としたい映画だった。(ただ、葦原に来るハン・ヒョジュを見ながら、ポストがありそう…なんて思ってしまうのは、別のドラマ「天国の郵便配達人」の見すぎ!?)
映画が終わって携帯をONにすると、仁川空港に到着した友人からのメールが入っていた。バスに乗るというから、こちらに着く時間は…と考え、ランチする時間は取れるので、トックマンドゥを食べてから待ち合わせ場所に向かった。
無事に友人2人とも合流した宿に戻ると、それまで同室だったSJペンの子は、別の部屋に移動されていた。
4人のうち1人は、今夜の「三銃士」を観るために、早めに城南まで行かなければならない。「終演後すぐに戻ってきても、もう夕食できる時間ではないから」と、キムガネでキムパを買って持たせ、私達3人はゆっくりと嵯峨山に向かった。
「Hamlet」ソワレを観劇する前、ホールの椅子を譲ってくれた韓国人の女の子と「誰のファンですか?」などと話したら、彼女は今夜のハムレット役パク・ウンテのファンだと言っていた。そして、彼の出た作品等のお喋りをしていたら、「ソウルに住んでいるんですか?」と聞かれてしまった。むこうの人からも「どんだけ見てんだ?!」って思われちゃったみたい(照)。
「Hamlet」は、2008年の公演を見ているのだが、今回は壁に映像が映るなどの変化があった。今日のクローディアス、ボム様は兄に対する嫌悪よりもガートルードを愛するゆえに…という感情が強かったように思う。来春の日本公演は、どんな演出になるんだろう…。
終演後、私達は明洞まで出て食事をした。まぁ、この時間なので、食事というよりは飲み屋(ビアホール)なのだが、城南に行ったHさんにも明洞に来るようにメールし、「こっちの"三銃士"を見た後って、爽快感があって『ウリ、ハナ!』ってやりたくなるよね!」等々、様々な舞台の話などもし、加わったHさんと『ウリ、ハナ!』をやったことは当然!。
時代設定は原作本とは違うけれど、痛快活劇としての満足度やダルタニャンの成長だったりロマンスも、こっち(チェコ版)のほうが腑に落ちて、元気になれると思う。
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ソウル(3日目)

<写真は、昼の清渓川"燈祭"(夜には灯が燈り、また違った趣)>
3日目は、語学留学中の知人Nさんとランチの約束をしているので、午前中は景福宮とサランチェを観光する。
景福宮は、太祖が建てた朝鮮王朝最初の宮殿で、気の流れの良い位置に建てられているので、パワースポットの1つでもあるし、20日には歴史ドラマの撮影地を訪ねることになっているので、本物の宮殿を見ておくのも良いと考えての観光だ。
以前にもゆっくりと見て巡ったことはあるが、今回は光化門側から入り、奥(北側)の神武門から出るコースで巡ってみた。
なぜなら、次に観光するサランチェに近い門だったから…なのだが、神武門の先には青瓦台が目の前にあり、門前の警備員がバッチリ見えた。
サランチェは、大韓民国の現代史と歴代大統領の足跡を展示した博物館で、現代史やお札について知るとともに、その映像や照明使いには、今の韓国の電気産業の隆盛ぶりも感じることができる。
G20の円卓で休憩も取りながら、観光した後は、サムゲタンの店として有名な"土俗村"で、Nさんと待ち合わせている。
ローストチキンも食べてみたい…とは思うものの、ここに来たらサムゲタンでしょ!と、Nさんのお母さんも一緒に4人で昼食をとりながら、留学や部屋の話を聞く。友人の中には「ソウルに住んじゃいなよ!」とけしかける人もいるけれど、やはり旅行で遊びに来るのとは違う大変さもあるのが分かる。
私達の午後の予定は、こちら側の観光やショッピングをして、夜に世宗文化会館で芝居を観ようと考えていたので、時間に余裕はある。
Nさんが「今日からMOZART OPERA ROCK(来年舞台化される)の映画が公開される」と言うので、両替がてら明洞までタクシーで出て、映画の時間を調べてみたところ、夜の観劇に間に合わない時間だったので、彼女は別の日に見ることにした。同時に、私達も明日の映画時間を調べてみたところ、午前中に「キミはペット」と「ただ君だけ」を見られそうだとわかったので、5時に夕飯の店でまた会うことにして、Nさんとは一旦別れた。
Star Avenueや昼の清渓川を見ながら北上し(スプリング近くにトレビの泉よろしく"願い事のコイン投げ"が作られていて、川の中に硬貨が何枚も落ちていた。ちょうどコイン投げをしたおじさんの硬貨が、穴に入ったのを見れただけで良しとする)、ヤークンコーヒーで伽耶ジャムを買い、伽耶トーストてコーヒーで休憩、教保文庫で本やCDを買い、ヘチホールや世宗大王像から世宗イヤギ(物語)の展示館に入る。そこには新しく"李舜臣物語"の展示場も出来ていて、観光客が少なかったのをいいことにゲーム(シューティングゲーム)をしていたら、案内嬢に「他にもゲームありますよ」と言われ、舟の櫓を漕いで前の舟に追いつくゲームもやってみた(疲れた〜!でも、李舜臣って秀吉軍を打ち負かした英雄だから、ゲームで沈没させたり追っている船は日本軍ってことなんだよね…)。
世宗イヤギから文化会館側に出ると、まだ当日券の発売時間前だったが、裏側でチケットを買うことができた。当日だというのに、なんと1列目センター席があったので、チケットを買い、「この芝居、日本でも見ています」「そうなんですかぁ」等と話した。
夕飯は"キムシドマ"で、とNさんと待ち合わせをしたので、文化会館から歩いて向かったが、以前歩いた光化門駅からの道ではなく、公園側から行ったため、ビルがよく分からず、近くの警察官のお兄さんたちに、ビルの名前と地図を見せて尋ねてみたところ、警察官たちは地方からの寄せ集めなのかもしれず、すぐに教えてくれる人はいなかった。何人も集まってきては「何してるの?何処?」などと聞きつつ、あっちこっちの方向を指したのだが、中の1人が「すぐそこだよ、この先すぐのビル」と教えてくれたので、無事に店にたどり着けた。Nさん母娘も到着し、シウォンコースで夕食を食べた。
食後は、Nさん母娘は「Hamlet」を観劇なので嵯峨山へ向かい、私達は世宗文化会館に戻り、Mシアターで「The Blue Room」を観劇。
「The Blue Room」は、男女1人づつの二人芝居で、10個のエピソードを男女それぞれ5役づつ演じ、ロンドのように1役づつ替っていく。1人が学生から大人まで、それぞれ違う役を演じるのだから、エピソード毎にもっと役作りの変化があっても良かった…はずなのだが、思っていたほどの役作りでもなく、また全裸も無かったので、衝撃はなかった。
観劇後は、灯の点った清渓側"灯祭り"を見ながら、明洞に向かい、その日の疲れ具合や時間を見てサウナに行くかマッサージに行くか、飲みに行くか…と考えていたところ、清渓川でのEさんは、とても元気でカメラのシャッターを押していた。Blue Roomの最前列で舟をこいでいたことを思えば、眠って元気を取り戻したということなのだろう(笑)
灯祭りも満喫して、明洞まで出たが、サウナやマッサージに行くにはギリギリ最終の時刻に近かったので、ワイン&マッコリバーに飲みに行った。
11月17日といえば、ボージョレー・ヌーヴォーの日だったので、マッコリカクテル3杯(五味子マッコリ、梅マッコリ、ライムマッコリ)を飲んだ後に「ヌーヴォーをグラス1杯」と注文してみたところ、店員さんに「何ですか?」と聞き返された。今年出来た新しいワインを開ける日ですと説明をしたら「そうですか」と…その反応で、ワインブームと言われていた程度がわかった気がした。コンビニ等には"ボージョレー・ヌーヴォー"のポスターが貼ってあったけれど、ワインハウスの店員が知らないというのは、所詮それだけの流行だったということだ。マッコリと一緒にフルーツが出されたが、そこにはプチトマトもあり、野菜というより果物感覚で捉えられているというのは実感した。
さぁ、明日からは日本から2人来て、4人になる。待ち合わせの確認は出来ているし…彼女たちが来るまでに、映画2本見られればOKだな!
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ソウル(2日目)

<写真は、北村韓屋からの眺め>
いよいよ今日は「ZORRO」の観劇日。
でも、午前中は北村の李家で文化体験(伝統茶、チマチョゴリを着て礼法を習う、キムチ作り、チヂミを頂く)がある。朝食を宿ですませ(今朝はコグマのサービスもあった)、ピックアップ場所へと向かう。
ここは私は2回目なので、前回友人が着た白とピンクのチマチョゴリを着ようと思っていたのだが、大きさが合わなかったので、紫色のチマのにした。
前回は秋口で白菜の高い時期だったけれど、今はキムジャンだから大丈夫だろう。説明によれば、やはり国産のコチュ(唐辛子)を使う方が美味しくできるという。自分たちで作ったキムチは密封してくれるので、日本に帰った頃は良い漬かり頃だろう。
ここでは送迎の予約もできるのだが、私たちは北村や仁寺洞を観光したかったので、李家で解散し、中央高校に行き、Musse Asiaでショッピング、北村韓屋村を観光し、仁寺洞で伝統茶を飲み休憩した。
もし時間があったら、宿にキムチを置きに戻ろう…と思っていたのだが、戻るのが面倒だったので、そのままBLUE SQUAREに向かうことにした。
この劇場は新設のミュージカルもできる大劇場で「ZORRO」が杮落としとなる。
地下鉄から直結しているものの、そこは座席では2階席なので、チケット引き換えには1階(座席は3階席)まで上がり、1階席のある地下2階までまた下らなければならない。新しく建設するのに、導線は考えないのかなぁ…日本でもあそことかあそことか…導線の悪い劇場だと、気持ちが萎える時がある。あ、それにここは3階席からだと舞台が見切れてしまうそうで、かなりのクレームが届いているらしい。来年の「Elisabeth」でも来ようと思っているけれど、席は舞台が見えるところにしようっと!
クロークに荷物を預けに行ったところ、ロビーではZORROの黒マントやマスクをつけて写真を撮れるようになっていたので、鞭も持って撮影した。気分はゾロのつもりなのだが…鞭を持って「あ゛ー」ととい恰好は、にしおかすみこみたいだ…
マチネ「ZORRO」は、パク・コニョン(Zorro/Diego)、ク・ウォニョン(Luisa)、ムン・ジョンウォン(Ramon)、イ・ヨンミ(Inez)という組み合わせ。セットは日本で見たのと同じだが、こんな客席側からロープがあったっけ?とか、壁の強度とか違うように見えるところもあった。
でも、日本版を作る時に、兄弟で争いあうのは日本的ではないという理由から、ラモンが養子という設定に変えられた…というのは、韓国版で実の兄弟なのか養子なのか…というところまでハングルが理解できなかった。ただ、子ども時代(二人とも前髪を下ろした鬘をつけている)で、実際は違うタイプなのに「似ている!」と思えたことで、実の兄弟なのに母の死の時に「自分は可愛がられていない」と感じて、ひねくれていった過程というもアリだと感じた。
マチネ終演後、Mちゃんが劇場まで来てくれていたので、梨泰院で夕食。
ZORROの予約をMちゃんに頼んでいたので、私達は今日はマチネだけで、3人で夕飯をゆっくりと取れば良いと考えていたのだが、「ソワレの3列目が出たので買いました」と、急にマチソワできることになったので、夕飯もそこそこに劇場に戻り、チョ・スンウの回も見た。
ソワレ「ZORRO」は、チョ・スンウ(Zorro/Diego)、チョ・ジョンウン(Luisa)、チェ・ジェウン(Ramon)、キム・ソニョン(Inez)という組み合わせ。キャストそれぞれの味があり、ディエゴは胸の刺青も違うので、こうなるとキム・ジュンヒョンも見たくなってくる。
チョ・スンウは、ジプシーたちと見せていた赤いマントがなくて駄々をこねたりするのも可愛く、またアドリブも多く、舞台に立っている姿から"楽しんでる!"のが伝わってくるようだった。結局、終演時間は10分押したけれど、カーテンコールで長々と(踊れない)フラメンコを見せられるよりは、スカッ!とした気分で終われた気がする。
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ソウル(1日目)
今回のソウル行きは、11月から来年1月までのミュージカル「ZORRO」を見たいと、年頭から考えていたことだ。
今年1月にZORRO日本公演を見た時、日本ではフラメンコを踊れる役者がいないからと、海外のフラメンコダンサーを使っていた。それはそれで"形"にはなったのだろうけど、舞台を見た時にCDで聞いた時のパッションを感じられず、物語としてはどこか一体感のない感じを受けたのだった。ちょうどその頃、年末には韓国でZORRO公演が行われると知っていたので、アジアのラテン系とも言われ、以前には「Don Juan」の公演もやっている韓国なら、踊れる役者も居るだろうから、きっとパッションのある舞台を見られるだろうとふんでいた。
制作発表になり、ゾロ/ディエゴ役に3人、兄ラモンに2人…等の複数キャスティングが発表されると、チョ・スンウの回はいつもながらにチケットの争奪戦になると思われたが、「この組み合わせで見たい」との欲も高まった。
週末旅行に登板日を合わせるとなると、かなり厳しいと思われたが、今回は初ソウルの友人の観光案内(?)も兼ねて1週間を予定していたので、少しは楽かもしれない…と思ったのも束の間、実際は厳しかった。
そして、旅行期間が決まり、同時期の公演や映画から見たいものを選び、観光等のコースを考え、今回の旅程を立てた。
昼発の飛行機で飛び、夕方に宿にチェックイン。
明洞で両替の後、大学路に行って1本目の舞台を観ることにする。演劇センターに行き、ハッピーソプンイのトーストを食べながら、「The Story of My Life」、今日初日の「She Loves Me」、初韓国に初ハングルが大変なら、字幕つきの「冬のソナタ」…等、いくつか考えていた候補作の中から「The Story of My Life」を見ることに決めた。
「The Story of My Life」は、もとはoff BWもので、韓国では去年が初演になる。男優2人とバンド3人の小作品だが、ほのぼのと友情を感じられるwell-made-musicalだと思う。
再演では、初演から引き続くイ・ソクジュン、イ・チャンヨン以外のキャストが変わり、3人づつ6人が出演することになった。今日は、イ・ソクジュン(Alvin役)とコ・ヨンビン(Thomas役)の二人で、去年1度見た時より理解できている気がしたが、続投のイ・ソクジュンの年齢がかなり上のようにもかんじられた。
終演後は大学路で食事をして帰るのだが、Eさんが「せっかくなら、韓国のメニューがいい」と言うので、チキンの野菜包みとチゲ、そして焼酎を食した。
宿に戻ると、同室(相部屋)の子(1人は日本から、1人は中国から)とK-Pop話で盛り上がり、午前2時を過ぎた頃になって「もう午前様だよ、2AMだから寝よう!」と言って電気を消した。
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今年1月にZORRO日本公演を見た時、日本ではフラメンコを踊れる役者がいないからと、海外のフラメンコダンサーを使っていた。それはそれで"形"にはなったのだろうけど、舞台を見た時にCDで聞いた時のパッションを感じられず、物語としてはどこか一体感のない感じを受けたのだった。ちょうどその頃、年末には韓国でZORRO公演が行われると知っていたので、アジアのラテン系とも言われ、以前には「Don Juan」の公演もやっている韓国なら、踊れる役者も居るだろうから、きっとパッションのある舞台を見られるだろうとふんでいた。
制作発表になり、ゾロ/ディエゴ役に3人、兄ラモンに2人…等の複数キャスティングが発表されると、チョ・スンウの回はいつもながらにチケットの争奪戦になると思われたが、「この組み合わせで見たい」との欲も高まった。
週末旅行に登板日を合わせるとなると、かなり厳しいと思われたが、今回は初ソウルの友人の観光案内(?)も兼ねて1週間を予定していたので、少しは楽かもしれない…と思ったのも束の間、実際は厳しかった。
そして、旅行期間が決まり、同時期の公演や映画から見たいものを選び、観光等のコースを考え、今回の旅程を立てた。
昼発の飛行機で飛び、夕方に宿にチェックイン。
明洞で両替の後、大学路に行って1本目の舞台を観ることにする。演劇センターに行き、ハッピーソプンイのトーストを食べながら、「The Story of My Life」、今日初日の「She Loves Me」、初韓国に初ハングルが大変なら、字幕つきの「冬のソナタ」…等、いくつか考えていた候補作の中から「The Story of My Life」を見ることに決めた。
「The Story of My Life」は、もとはoff BWもので、韓国では去年が初演になる。男優2人とバンド3人の小作品だが、ほのぼのと友情を感じられるwell-made-musicalだと思う。
再演では、初演から引き続くイ・ソクジュン、イ・チャンヨン以外のキャストが変わり、3人づつ6人が出演することになった。今日は、イ・ソクジュン(Alvin役)とコ・ヨンビン(Thomas役)の二人で、去年1度見た時より理解できている気がしたが、続投のイ・ソクジュンの年齢がかなり上のようにもかんじられた。
終演後は大学路で食事をして帰るのだが、Eさんが「せっかくなら、韓国のメニューがいい」と言うので、チキンの野菜包みとチゲ、そして焼酎を食した。
宿に戻ると、同室(相部屋)の子(1人は日本から、1人は中国から)とK-Pop話で盛り上がり、午前2時を過ぎた頃になって「もう午前様だよ、2AMだから寝よう!」と言って電気を消した。
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ロミオ&ジュリエット 舞台、ライブ
今日はマチソワだったので、ダブルキャストの両方を1日で観たことになる。
ロミオ、ジュリエット、ティボルト、マーキューシオ、死
マチネ:城田優、フランク莉奈、平方元基、石井一彰、 大貫勇輔
ソワレ:山崎育三郎、 昆夏美、上原理生、良知真次、 中島周
ペンヴォーリオ:浦井健治、パリス:岡田亮輔、ロレンス神父:安崎求
キャピュレット卿:石川禅、キャピュレット夫人:涼風真世、乳母:未来優希
モンタギュー夫人:大鳥れい、モンタギュー卿:ひのあらた
ヴェローナ公:中山昇
Gerard Presgurvic版の「ロミオ&ジュリエット」だとは言っても、フランス版も初演と今ではセットも違っているし、各国ともに演出を変えた部分はある。でも、モンタギューとキャピュレット両家の確執を際立たせる赤と青の衣装だったり、象徴的な"死"を登場させて人々の宿命や葛藤を視覚的にシンプルに見せたり、アンサンブルのダンスにも物語を見せていた一貫性から考えれば、今回の日本版は、演出の小池修一郎が宝塚でもう何度もシェイクスピア作品を演出してきて、原作を読み込んでいるせいだとしても、(パンフレット中でプレスギュルヴィックは「小池先生の才能、作品に対する忠実さ、独創性、想像力の豊かさ…」を挙げて賛辞しているが、私は宝塚版を観た時に、プレスギュルヴィックが描ききれなかったシェイクスピアの原作に書かれているものの表現に対して、"原作本"を読み込んでいるな…とは感じた)、プレスギュルヴィック版をあそこまで変える必要性があったのか?、又は何故あんなに変えてしまったのか?と尋ねてみたいと思った。
一番衝撃的だったのは、ジュリエットがキャピュレット卿の実の子ではないということで、それは後々、友人と話す中でも「父親の娘への想い」の意見の差が出た。
ヴェローナを治める大公(中山昇)は、街を二分して争いを繰り返すモンタギュー家とキャピュレット家の抗争に頭を悩ませ、街の再開発すらままならないので、ついに「次に騒ぎを起こした者には、刑罰を与える」と宣言する。
ジュリエットの従兄のティボルト(平方元基/上原理生)は、ジュリエット(フランク莉奈/昆夏美)を好きで、ジュリエットと結婚してキャピュレット家の当主となり家を再興させたいと思っている。
キャピュレット卿(石川禅)も、男子が家を継ぐことが当然の世の中にあって、一人娘のジュリエットを他家に嫁がせた上でティボルトに家督を譲ろうと考えている。なぜなら、キャピュレット家は借金で立ち行かない状況にまでなっているからだ。
だが、キャピュレット夫人(涼風真世)の思惑は少し違う。
キャピュレット卿との愛の無い結婚をした後に愛を知り、ジュリエットを産んだが、夫に対しての愛は今も無く、ティボルトが今の愛人だ。だから、キャピュレット家が代替わりしてティボルトが当主になっても、自分は隠居にはならずまだ権力を持てると考えているのだろう。
そんな時、裕福な伯爵家の息子パリス(岡田亮輔)がジュリエットに結婚を申し込み、借金を肩代わりするというのだから、父親にとっては願ったりの申し出で、そのお膳立ての意味も含めて、屋敷で仮面舞踏会を開くことにする。
まだ16才で恋すら知らないジュリエットにとっては、"結婚"だなんて予想もできない事だった。
仮面舞踏会にはパリスもやって来るが、ティボルトもジュリエットに自分を男として認知させようと思う。しかし、そんなティボルトの視線を遮るのはジュリエットの母だ(娘に対して嫉妬心を露に見せるキャピュレット夫人が怖い!)。
ヴェローナの街を二分する勢力のキャピュレット家の催しだが、そこには敵対勢力モンタギュー家の息子ロミオ(城田優/山崎育三郎)、ヴェンボーリオ(浦井健治)、マーキューシオ(石井一彰/良知真次)も仮面をつけてもぐりこんでいる。
失恋したロミオを元気づけようと、友人らが潜入を企て、その気のないロミオは友人たちが爆発しないように見守るだけのつもりで付いて来たのだったが、そこで運命的な出会いをしてしまう。
お互いに、相手が誰なのかも分からないままに、恋に落ちてしまったジュリエットとロミオ。ジュリエットは乳母(未来優希)に「あの人は誰?」と身元を確かめさせる。
乳母は、敵の息子ロミオと知って、ジュリエットに「あの人はダメです」と言うのだが…屋敷をさ迷っていたロミオは、バルコニー越しにジュリエットを見つけ、上まで登ると愛を告白し「結婚しよう」と告げる。
一旦は「ダメ」と言うジュリエットだが、父親から気の進まないパリスとの結婚を切り出されているので、「結婚をどうしたら良いのかを使い(乳母)に知らせて」とロミオに言う。
ロミオはすぐさまロレンス神父(安崎求)の庵に行き、ハーブを調合している神父に結婚したい旨を相談する。
ロレンス神父は、この結婚が両家の確執を治めてくれるかもしれない…と考え、庵での結婚式を了承する。(ここで結婚式を行う礼拝堂としてイエス像のステンドグラスが登場するのだが、一瞬その十字架像の前に黒い人影が見えた気がして、それがこの間観た「コミックショーRomeo & Juliette」の結婚シーンの黒子だと思い出した時は、我ながらプッと吹いてしまいそうだった。まさかここでアレを思い出すなんて!)
朝になり、ヴェローナの街でもモンタギューの地域に、ジュリエットの使いとしてやってきた乳母に、モンタギューの連中は邪魔をする。だが、ロミオからの伝言を持って帰り、ジュリエットをロレンス神父の庵へと送り出す。
庵では、参列者もないままにロミオとジュリエットの結婚式が行われるのだが…庵に入り込んだ若者たちが携帯で写メを撮り、二人の結婚はすぐさま街の噂になって広がってしまう。
ジュリエットの結婚に怒ったティボルトが喧嘩をけしかけ、今や両家の人間を愛するロミオが止めに入るのだが…運悪くロミオの脇を避けて、マーキューシオがティボルトに刺されて死んでしまう。逆上したロミオがティボルトを殺してしまい、ヴェローナ公は、事件を起こしたロミオに"ヴェローナからの追放"を言い渡す。
ロレンス神父の庵に隠れていたロミオだったが、ジュリエットの乳母が来て、ジュリエットの部屋を開けておくことにして、ジュリエットとの別れの夜を過すことになる。
ロレンス神父から助言を受けたマントヴァには、陽が上る前には発たなければならない。
マントヴァは…聖職者が薦めたのがこんな街?というような猥雑な街で、CLUB MANTOVAでロミオは持っていた携帯電話を落とされて壊してしまう。
街中が両家の若者の死に沈み喪に服す時だが、キャピュレット卿は、まだ事件を知らないであろうパリスとジュリエットの婚礼を早急にしてしまおうと「明後日に式を挙げろ!」と決めてしまう。ロミオとの婚礼を仲立ちしてくれた乳母さえも、(追放になって)居ない人を想うよりも、パリス伯爵との結婚を勧める。
ジュリエットは、どうしたら良いかとロレンス神父に相談しに行き、仮死状態になる薬をもらう。ジュリエットは死んだとされて霊廟に運ばれるが、眠りから醒める時刻にロミオを霊廟に呼んでおき、その後は二人でヴェローナを出て暮らせば良い…という算段だが、ロレンス神父がロミオに送ったメールは、携帯の故障で受信されない。
ジュリエットの死を知ったペンヴォーリオがマントヴァに向かい、ジュリエットの訃報を伝えると、ロミオはCLUBで毒薬を買い、キャピュレット家の霊廟に行く。
愛するジュリエットを追って、ロミオが服毒自殺した時…ジュリエットは目を覚ます。そして、夫ロミオの死を嘆き、自分もロミオの剣を胸に刺して死ぬ。
霊廟には、ロレンス神父が成行きを確かめに来ると共に、キャピュレット家の者も来て、ロミオとジュリエットの惨状を目にする。
そして、モンタギュー家の者も、ヴェローナ大公も来ると、二人が本当に愛し合っていたことや両家の不和を終わらせようとしていた気持ちを汲んで、和解する。
このプレスギュルヴィック版Romeo & Julietteの特筆ポイントは、"死"のダンサーが居て、ヴェローナの街を二分する両家の戦いも、ロミオとジュリエットの出会いも、マキューシオとティボルトの死も、ロレンス神父がマントヴァに送る親書の成行きにも、"死"が操作扇動しているのだが、宝塚版でそれが"愛"と"死"の二人になってしまったり、今回もダンサーを起用したものの、どことなくポイントがズレていて、全体を掌握しているとか、人が死んで薄笑みをうかべているとかの恐ろしさが無い。
霊廟では、ワイヤーで上から降りてきて、ラストには十字架のキリストのようになって、背景の十字の重なる…というアクロバティックな形も見せるのだが、そこには精神的な意味よりも、単なる見た目にしかすぎないと思った。
まだソワレで見た中島周のほうが、ロミオ達に送る"念"のようなものの感じられる踊りだったが、マチネの大貫勇輔は何だか舞台でストーリーに関係なく一人で身体をくねらせいてるだけのような印象を持った。
ジュリエットの二人もなかなか発表されず、アイドルや某劇団を辞めた女優など様々な噂が流れていたし、チケット発売の段階では、まだジュリエットの登板日は公表されていなかった。なので、二人ともを観ることが出来たのは有り難いのだが、歌えるとはいってもまだモデル活動だけだったフランク莉奈は、何かいっぱいいっぱいというか、歌も芝居もトップギアだけで爆走している感じが、まだ役を演じ表現するまでにはなっていなかったかと思う。それに比べれば、昆夏美の方がジュリエットとして見れた気がする。
ペンヴォーリオの浦井健治は、好演していたとは思うし、パリスの岡田亮輔も一人だけピンクのジャケットや帽子といった衣装が、いかなも良家のボンボンといった風情で、あぁキャピュレット卿は、娘の婿になる男の人柄や学力ではなく、伯爵家という家柄と金しか見ていないのだな…と感じた。
そんなところからも、キャピュレット卿(石川禅)の人となりを想像するのだか、自分が見初めて娶った夫人(涼風真世)も、金にものをいわせて自分のものにしたのに、愛を受けられずに子どもまで別の男との間に作られてしまうとか、ジュリエットが16歳になった今、家は借金で困っていることを考えると、それが愛の無い夫婦関係へのストレスだけではなく、遊びで没落する当主の浅はかさというか、家を護っていく手腕の無い人なんだな…と思える。
エリザベートではないけれど、見初めて結婚したのに、夫として認めてもらえず、どんどん強く力をつけていっている妻に、もう何も出来なくなっている夫像を見た。
それだけ、涼風真世の夫人像が怖い…というか、愛人であるティボルトへの執着も強く、ティボルトが娘に向かっているのさえ遮るのが、親心より女心が勝っている人なんだな…と思った。
モンタギュー家は、もともとモンタギュー卿のソロが無いからか、夫人だけという構図で、しかも夫人は息子のロミオを溺愛気味で、ペンヴォーリオにも息子の監視役と思っている感があったのだが、夫人(大鳥れい)の衣装がベージュ系でモンタギュー家のカラーが薄いことや、二親揃っている家庭だったので、ロミオの親子関係や"家"の感覚があまり感じられなかった。
キャピュレット家で、ずっとジュリエットを育ててきていた乳母(未来優希)は、プレスギュルヴィック版ではオイシイ役どころだと思う。マチネの時に、歌も上手いのだけど、欲を言うなら高音まで地声で出してほしいな…と思ったのだが、ソワレでは全部とは言わないまでも、かなり地声で歌えていたので、咽の調子のせいだったかもしれない。
ダンサーは今回R&J Dancersとまで銘打って起用したものの、衣装の柄がチラチラするのと、セットの柱を移動させたりの雑用もあって、うまく物語りに溶け込んだとは思えなかった。いやぁ、彼らの踊りにも役の感情が込められていたはずなので、もっとヴェローナの街や対立関係が表現できるパートのはずなのに…物語よりもチラチラ感がうざったく見えることが残念。
そしてね…、プレスギュルヴィック版を観た時に感じた、カーテンコールの盛り上がり、一瞬「コンサートか!?」と思ってしまうようなワクワク感が無く、ふつーのカーテンコールだったのが、観劇後に盛り下がった原因の1つだと思う。
「来る…来る…」と思ったのが無くて「なーんだ」と気落ちし、なぜかキャピュレット卿がジュリエットをガードしまくっている様子に「何で?」と思い、その回ごとに中央に出されて踊る人が居るとはいえ、それは何だか内輪だけで盛り上がっているみたいで、客席の方まで楽しさとかパワーが届いてはこなかった。
終わっても、出口が1箇所だけでなかなか出られないというのに閉口し「終わった時くらい1階のドアを開けてくれよ!」と言いたい気分だった。だからよけいに疲れるんだ!
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ロミオ、ジュリエット、ティボルト、マーキューシオ、死
マチネ:城田優、フランク莉奈、平方元基、石井一彰、 大貫勇輔
ソワレ:山崎育三郎、 昆夏美、上原理生、良知真次、 中島周
ペンヴォーリオ:浦井健治、パリス:岡田亮輔、ロレンス神父:安崎求
キャピュレット卿:石川禅、キャピュレット夫人:涼風真世、乳母:未来優希
モンタギュー夫人:大鳥れい、モンタギュー卿:ひのあらた
ヴェローナ公:中山昇
Gerard Presgurvic版の「ロミオ&ジュリエット」だとは言っても、フランス版も初演と今ではセットも違っているし、各国ともに演出を変えた部分はある。でも、モンタギューとキャピュレット両家の確執を際立たせる赤と青の衣装だったり、象徴的な"死"を登場させて人々の宿命や葛藤を視覚的にシンプルに見せたり、アンサンブルのダンスにも物語を見せていた一貫性から考えれば、今回の日本版は、演出の小池修一郎が宝塚でもう何度もシェイクスピア作品を演出してきて、原作を読み込んでいるせいだとしても、(パンフレット中でプレスギュルヴィックは「小池先生の才能、作品に対する忠実さ、独創性、想像力の豊かさ…」を挙げて賛辞しているが、私は宝塚版を観た時に、プレスギュルヴィックが描ききれなかったシェイクスピアの原作に書かれているものの表現に対して、"原作本"を読み込んでいるな…とは感じた)、プレスギュルヴィック版をあそこまで変える必要性があったのか?、又は何故あんなに変えてしまったのか?と尋ねてみたいと思った。
一番衝撃的だったのは、ジュリエットがキャピュレット卿の実の子ではないということで、それは後々、友人と話す中でも「父親の娘への想い」の意見の差が出た。
ヴェローナを治める大公(中山昇)は、街を二分して争いを繰り返すモンタギュー家とキャピュレット家の抗争に頭を悩ませ、街の再開発すらままならないので、ついに「次に騒ぎを起こした者には、刑罰を与える」と宣言する。
ジュリエットの従兄のティボルト(平方元基/上原理生)は、ジュリエット(フランク莉奈/昆夏美)を好きで、ジュリエットと結婚してキャピュレット家の当主となり家を再興させたいと思っている。
キャピュレット卿(石川禅)も、男子が家を継ぐことが当然の世の中にあって、一人娘のジュリエットを他家に嫁がせた上でティボルトに家督を譲ろうと考えている。なぜなら、キャピュレット家は借金で立ち行かない状況にまでなっているからだ。
だが、キャピュレット夫人(涼風真世)の思惑は少し違う。
キャピュレット卿との愛の無い結婚をした後に愛を知り、ジュリエットを産んだが、夫に対しての愛は今も無く、ティボルトが今の愛人だ。だから、キャピュレット家が代替わりしてティボルトが当主になっても、自分は隠居にはならずまだ権力を持てると考えているのだろう。
そんな時、裕福な伯爵家の息子パリス(岡田亮輔)がジュリエットに結婚を申し込み、借金を肩代わりするというのだから、父親にとっては願ったりの申し出で、そのお膳立ての意味も含めて、屋敷で仮面舞踏会を開くことにする。
まだ16才で恋すら知らないジュリエットにとっては、"結婚"だなんて予想もできない事だった。
仮面舞踏会にはパリスもやって来るが、ティボルトもジュリエットに自分を男として認知させようと思う。しかし、そんなティボルトの視線を遮るのはジュリエットの母だ(娘に対して嫉妬心を露に見せるキャピュレット夫人が怖い!)。
ヴェローナの街を二分する勢力のキャピュレット家の催しだが、そこには敵対勢力モンタギュー家の息子ロミオ(城田優/山崎育三郎)、ヴェンボーリオ(浦井健治)、マーキューシオ(石井一彰/良知真次)も仮面をつけてもぐりこんでいる。
失恋したロミオを元気づけようと、友人らが潜入を企て、その気のないロミオは友人たちが爆発しないように見守るだけのつもりで付いて来たのだったが、そこで運命的な出会いをしてしまう。
お互いに、相手が誰なのかも分からないままに、恋に落ちてしまったジュリエットとロミオ。ジュリエットは乳母(未来優希)に「あの人は誰?」と身元を確かめさせる。
乳母は、敵の息子ロミオと知って、ジュリエットに「あの人はダメです」と言うのだが…屋敷をさ迷っていたロミオは、バルコニー越しにジュリエットを見つけ、上まで登ると愛を告白し「結婚しよう」と告げる。
一旦は「ダメ」と言うジュリエットだが、父親から気の進まないパリスとの結婚を切り出されているので、「結婚をどうしたら良いのかを使い(乳母)に知らせて」とロミオに言う。
ロミオはすぐさまロレンス神父(安崎求)の庵に行き、ハーブを調合している神父に結婚したい旨を相談する。
ロレンス神父は、この結婚が両家の確執を治めてくれるかもしれない…と考え、庵での結婚式を了承する。(ここで結婚式を行う礼拝堂としてイエス像のステンドグラスが登場するのだが、一瞬その十字架像の前に黒い人影が見えた気がして、それがこの間観た「コミックショーRomeo & Juliette」の結婚シーンの黒子だと思い出した時は、我ながらプッと吹いてしまいそうだった。まさかここでアレを思い出すなんて!)
朝になり、ヴェローナの街でもモンタギューの地域に、ジュリエットの使いとしてやってきた乳母に、モンタギューの連中は邪魔をする。だが、ロミオからの伝言を持って帰り、ジュリエットをロレンス神父の庵へと送り出す。
庵では、参列者もないままにロミオとジュリエットの結婚式が行われるのだが…庵に入り込んだ若者たちが携帯で写メを撮り、二人の結婚はすぐさま街の噂になって広がってしまう。
ジュリエットの結婚に怒ったティボルトが喧嘩をけしかけ、今や両家の人間を愛するロミオが止めに入るのだが…運悪くロミオの脇を避けて、マーキューシオがティボルトに刺されて死んでしまう。逆上したロミオがティボルトを殺してしまい、ヴェローナ公は、事件を起こしたロミオに"ヴェローナからの追放"を言い渡す。
ロレンス神父の庵に隠れていたロミオだったが、ジュリエットの乳母が来て、ジュリエットの部屋を開けておくことにして、ジュリエットとの別れの夜を過すことになる。
ロレンス神父から助言を受けたマントヴァには、陽が上る前には発たなければならない。
マントヴァは…聖職者が薦めたのがこんな街?というような猥雑な街で、CLUB MANTOVAでロミオは持っていた携帯電話を落とされて壊してしまう。
街中が両家の若者の死に沈み喪に服す時だが、キャピュレット卿は、まだ事件を知らないであろうパリスとジュリエットの婚礼を早急にしてしまおうと「明後日に式を挙げろ!」と決めてしまう。ロミオとの婚礼を仲立ちしてくれた乳母さえも、(追放になって)居ない人を想うよりも、パリス伯爵との結婚を勧める。
ジュリエットは、どうしたら良いかとロレンス神父に相談しに行き、仮死状態になる薬をもらう。ジュリエットは死んだとされて霊廟に運ばれるが、眠りから醒める時刻にロミオを霊廟に呼んでおき、その後は二人でヴェローナを出て暮らせば良い…という算段だが、ロレンス神父がロミオに送ったメールは、携帯の故障で受信されない。
ジュリエットの死を知ったペンヴォーリオがマントヴァに向かい、ジュリエットの訃報を伝えると、ロミオはCLUBで毒薬を買い、キャピュレット家の霊廟に行く。
愛するジュリエットを追って、ロミオが服毒自殺した時…ジュリエットは目を覚ます。そして、夫ロミオの死を嘆き、自分もロミオの剣を胸に刺して死ぬ。
霊廟には、ロレンス神父が成行きを確かめに来ると共に、キャピュレット家の者も来て、ロミオとジュリエットの惨状を目にする。
そして、モンタギュー家の者も、ヴェローナ大公も来ると、二人が本当に愛し合っていたことや両家の不和を終わらせようとしていた気持ちを汲んで、和解する。
このプレスギュルヴィック版Romeo & Julietteの特筆ポイントは、"死"のダンサーが居て、ヴェローナの街を二分する両家の戦いも、ロミオとジュリエットの出会いも、マキューシオとティボルトの死も、ロレンス神父がマントヴァに送る親書の成行きにも、"死"が操作扇動しているのだが、宝塚版でそれが"愛"と"死"の二人になってしまったり、今回もダンサーを起用したものの、どことなくポイントがズレていて、全体を掌握しているとか、人が死んで薄笑みをうかべているとかの恐ろしさが無い。
霊廟では、ワイヤーで上から降りてきて、ラストには十字架のキリストのようになって、背景の十字の重なる…というアクロバティックな形も見せるのだが、そこには精神的な意味よりも、単なる見た目にしかすぎないと思った。
まだソワレで見た中島周のほうが、ロミオ達に送る"念"のようなものの感じられる踊りだったが、マチネの大貫勇輔は何だか舞台でストーリーに関係なく一人で身体をくねらせいてるだけのような印象を持った。
ジュリエットの二人もなかなか発表されず、アイドルや某劇団を辞めた女優など様々な噂が流れていたし、チケット発売の段階では、まだジュリエットの登板日は公表されていなかった。なので、二人ともを観ることが出来たのは有り難いのだが、歌えるとはいってもまだモデル活動だけだったフランク莉奈は、何かいっぱいいっぱいというか、歌も芝居もトップギアだけで爆走している感じが、まだ役を演じ表現するまでにはなっていなかったかと思う。それに比べれば、昆夏美の方がジュリエットとして見れた気がする。
ペンヴォーリオの浦井健治は、好演していたとは思うし、パリスの岡田亮輔も一人だけピンクのジャケットや帽子といった衣装が、いかなも良家のボンボンといった風情で、あぁキャピュレット卿は、娘の婿になる男の人柄や学力ではなく、伯爵家という家柄と金しか見ていないのだな…と感じた。
そんなところからも、キャピュレット卿(石川禅)の人となりを想像するのだか、自分が見初めて娶った夫人(涼風真世)も、金にものをいわせて自分のものにしたのに、愛を受けられずに子どもまで別の男との間に作られてしまうとか、ジュリエットが16歳になった今、家は借金で困っていることを考えると、それが愛の無い夫婦関係へのストレスだけではなく、遊びで没落する当主の浅はかさというか、家を護っていく手腕の無い人なんだな…と思える。
エリザベートではないけれど、見初めて結婚したのに、夫として認めてもらえず、どんどん強く力をつけていっている妻に、もう何も出来なくなっている夫像を見た。
それだけ、涼風真世の夫人像が怖い…というか、愛人であるティボルトへの執着も強く、ティボルトが娘に向かっているのさえ遮るのが、親心より女心が勝っている人なんだな…と思った。
モンタギュー家は、もともとモンタギュー卿のソロが無いからか、夫人だけという構図で、しかも夫人は息子のロミオを溺愛気味で、ペンヴォーリオにも息子の監視役と思っている感があったのだが、夫人(大鳥れい)の衣装がベージュ系でモンタギュー家のカラーが薄いことや、二親揃っている家庭だったので、ロミオの親子関係や"家"の感覚があまり感じられなかった。
キャピュレット家で、ずっとジュリエットを育ててきていた乳母(未来優希)は、プレスギュルヴィック版ではオイシイ役どころだと思う。マチネの時に、歌も上手いのだけど、欲を言うなら高音まで地声で出してほしいな…と思ったのだが、ソワレでは全部とは言わないまでも、かなり地声で歌えていたので、咽の調子のせいだったかもしれない。
ダンサーは今回R&J Dancersとまで銘打って起用したものの、衣装の柄がチラチラするのと、セットの柱を移動させたりの雑用もあって、うまく物語りに溶け込んだとは思えなかった。いやぁ、彼らの踊りにも役の感情が込められていたはずなので、もっとヴェローナの街や対立関係が表現できるパートのはずなのに…物語よりもチラチラ感がうざったく見えることが残念。
そしてね…、プレスギュルヴィック版を観た時に感じた、カーテンコールの盛り上がり、一瞬「コンサートか!?」と思ってしまうようなワクワク感が無く、ふつーのカーテンコールだったのが、観劇後に盛り下がった原因の1つだと思う。
「来る…来る…」と思ったのが無くて「なーんだ」と気落ちし、なぜかキャピュレット卿がジュリエットをガードしまくっている様子に「何で?」と思い、その回ごとに中央に出されて踊る人が居るとはいえ、それは何だか内輪だけで盛り上がっているみたいで、客席の方まで楽しさとかパワーが届いてはこなかった。
終わっても、出口が1箇所だけでなかなか出られないというのに閉口し「終わった時くらい1階のドアを開けてくれよ!」と言いたい気分だった。だからよけいに疲れるんだ!
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ロミオ&ジュリエット 舞台、ライブ

私が最初にプレスギュルヴィック版のRomeo & Julietteを観たのは、2007年のフランスチーム訪韓公演だった。RENTのチケットが買えず、友人が行くと言っていた世宗文化会館に移動し「私は3階席でいいわ」と一人離れて見たのだし、フレンチ歌詞・台詞にハングル字幕が着いているとしても、どちらの言葉も分かるわけではないし、ただRomeo & Julietteならストーリーは分かるから…程度の興味だった。
それなのに、赤と青の衣装で色分けされた両家の対立は、視覚的に分かりやすかったし、アンサンブル達のダンスも単なる振りではなく、個々の人物の感情表現でもあって、楽しく観た。おまけに、カーテンコールでロミオ、ベンボーリオ、マキューシオ、ティボルトの4人が歌い出した時は「ジャニーズのコンサートか!?」と驚いたほどだった。
当時、日本ではフランスミュージカルの「十戒」がコケたからか、このRomeo & JulietteもNotre-Dame de Parisもスルーされた。
そして、2年後の2009年に韓国キャストで上演された時には、リピートした。
初演と再演ではキャストも入れ替わりがあったり、演出や衣装に多少の変化もあったものの、その度に様々なことを感じたものだ。
ようやく去年、日本でも上演されることになり、星組は博多座まで、月組は東京で見たけれど、宝塚だったのでコーラスがやはり女性声の薄さを感じたことと、演出がまるっきり変わってしまい、もはやプレスギュルヴィック版とは言えないな…と思った。
今回は、男女キャストによる上演なので、コーラスの厚みには期待したが、表裏にWロミオがクローズアップされたチラシを見た時、「白ロミオ、黒ロミオ…」と言われることに「うーん、ロミオって"黒"ではないんだけどねぇ」と思ったし、宣伝番組などで「今までに無い、斬新な演出…」と聞いて、「あぁ、プレスギュルヴィック版とは、まるで違う演出になってしまうんだな…」と半分諦めにも似た気持ちになっていた。
結果は、思った通りというか、プレスギュルヴィック版の音楽を使った別ものと言ってよいと思う。衣装は赤青ではなく、キャピュレット側が豹柄、モンタギュー側はキリン柄で黒の分量が多いこと、ヴェローナ大公のコートも黒だし、女性ダンサーも黒のスパッツを履いたりしているので、特にダンスシーンでは両家がゴチャゴチャして見えた。また、セットはギリシャ神殿建築風の柱なので、ヴェローナがどこなのか、時代も場所も不明だったこと、そして、そのミスマッチ感を増長させたのが、携帯やパソコンの導入だった。
事前に番組で「携帯電話が登場する…」とは聞いていたので、あぁ、それではあの場面は変わってしまうな…と思っていたし、それならマントヴァに居るロミオへの伝達はどうやるんだろう…"死"が手紙を奪うことができないなら、死は一体どんな位置づけで現れるのだろう…と、斬新な演出がどんなものか確かめてみよう…と思っていた。
その斬新な演出は、観客にはマッチしなかったのだろう、どうしても携帯やパソコンを使用するシーンになると笑いが漏れてしまうし、帰路には「これって、現代版なのね」とか「やっぱ、携帯があるのは変だよね」と話している人も多かった。
たぶん、キャストは悪くはないのだと思う。やはり男性声があることで、声の厚みは感じられたし、歌える人や芝居の細かい人が出演していることで、ある形にはなり得ていたとは思う。
でも、もはやこれは、今まで見てきたプレスギュルヴィック版のRomeo & Julietteとは別物だと認識するしかない。
そんな時に、来年夏にフランス版を招聘するというチラシが入っていて、それをどう捉えたらよいのか迷った。オリジナルが来ると考えれば良いのか…フランス版でさえ、もう演出やセットが変わっているのだから、何をオリジナルと呼べばいいのか…仮に、フランス版をオリジナルとして見た時に、日本版しか見ていない人は「全然違う」と感じるのではないか?
もう、中身のことをあれこれ思う以前に、今まで見てきたプレスギュルヴィック版のRomeo & Julietteとは別物になっていたことと、ACTシアターの導線の悪さ(入口は二階席にあたり、一階席へは階段を通らなければいけないこと、そして、終演後くらい下の扉から出してくれても良さそうなのに、また狭い階段を上がって出なければならないこと)に閉口して、観劇後の苛々感が残った舞台だった。フランスオリジナル版が来日するからといって、何だか「きゃー、観よう!」という気分にもならない。
でも、今日はマチソワ…。チケット発売の段階ではまだ公表されていなかったジュリエット登板が、今日のマチソワで両方見られるのだから、良しというべきなのか。
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ソウル(5日目)
5日目とはいっても、復路を午後便にしたので、市内に居るのはお昼までだ。
今朝もお母さんがドラマを見ながら朝食の用意をしてくれていたので、「これは毎日のドラマですか?」「そう、月曜から金曜までね。日本人はドラマが好きで、OSTを買って帰る人がよくいるわよ」「私も買いました」…とか、「ここは、日本人の他は英語圏の人や台湾からの人が多いわね」とか、「日本は台風の被害が出ているようね」「そのようですね、でもソウルはずっと晴れで、雨の心配もしませんでした」等の会話もしながら、朝の時間を過した。
Iさんがソルロンタンを食べたいと言っていたので、朝食には明洞の神仙ソルロンタンに行く。
その後、今回の旅では明洞ギルより北に行っていなかったので、清渓川に行き、川に素足を浸しながらおしゃべりをしたり、清渓川近くのカフェでお茶をするなど、まったりとしながら過した。
荷物に余裕があれば、もう少しショッピングに歩いてみても良かったのだが、朝のうちにパッキングを終わらせたところ、もう余裕はなかったからだ。
宿に戻ってチェックアウトをすると、あとはこの重い荷物を東京まで担いでいかなければならない。
歩く距離を少なくするため、地下鉄を乗り換えて行くことにし、地下鉄に乗ると、座っていたおじさんが「すごい荷物だ…」とばかりに笑いかける。そこで「荷物が重くて…化粧品を沢山買ったから…」と言うと「可愛いよ〜」と愛想笑いする。
乗換駅では、何とエスカレーターが止まっていて、階段のように歩いていたら…ふっと荷物が浮いた気がした。さっきとは別のおじさんが、「重そうだから、持ってあげるよ」と階段の上まで持ってくれたのだった。昔NYで、スーツケースを転がしていた時、手伝ってくれた黒人男性に、別れぎわに「You're Strong Woman!」と言われたことがある。
友人達にも、もう何度となく「コロコロ買いなさい!」と言われているのに、キャリーバッグ自体の重さが面倒で、ついつい軽いバッグで来てしまうのだけど…次回はついにキャリーで来ないとダメかな…。空港で計った荷物の重量が23Kgを示していたのを見て、観念した。
朝から食べているのに、金浦空港のフードコートで冷麺とマンドゥのセットを食べたおかげで、機内食は半分くらい残してしまったが、マッコリは飲んだ。
そして、機内映像では、往復でバラエティ番組やK-Pop番組、国立劇場のバンソリのロミジュリなどを見た。このところ様々な形のロミジュリを見ていたのだが、バンソリのロミオはオジサンで(笑)、登場したときに「この人はお父さんか!」と思ったものだ。物語が、疾走していく若者の話だけに、若く見えないことはすごい違和感だった。
あぁ…帰ったら、Presgurvicの日本版を観るのだけど…どう変わっちゃってるんだろうか…
午後便での帰宅は、荷物整理が翌日にひびくこともなく楽だ。おまけに今回は、宿の自室ですることもなかったから、パンフや雑誌類も整頓してある。快適!
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今朝もお母さんがドラマを見ながら朝食の用意をしてくれていたので、「これは毎日のドラマですか?」「そう、月曜から金曜までね。日本人はドラマが好きで、OSTを買って帰る人がよくいるわよ」「私も買いました」…とか、「ここは、日本人の他は英語圏の人や台湾からの人が多いわね」とか、「日本は台風の被害が出ているようね」「そのようですね、でもソウルはずっと晴れで、雨の心配もしませんでした」等の会話もしながら、朝の時間を過した。
Iさんがソルロンタンを食べたいと言っていたので、朝食には明洞の神仙ソルロンタンに行く。
その後、今回の旅では明洞ギルより北に行っていなかったので、清渓川に行き、川に素足を浸しながらおしゃべりをしたり、清渓川近くのカフェでお茶をするなど、まったりとしながら過した。
荷物に余裕があれば、もう少しショッピングに歩いてみても良かったのだが、朝のうちにパッキングを終わらせたところ、もう余裕はなかったからだ。
宿に戻ってチェックアウトをすると、あとはこの重い荷物を東京まで担いでいかなければならない。
歩く距離を少なくするため、地下鉄を乗り換えて行くことにし、地下鉄に乗ると、座っていたおじさんが「すごい荷物だ…」とばかりに笑いかける。そこで「荷物が重くて…化粧品を沢山買ったから…」と言うと「可愛いよ〜」と愛想笑いする。
乗換駅では、何とエスカレーターが止まっていて、階段のように歩いていたら…ふっと荷物が浮いた気がした。さっきとは別のおじさんが、「重そうだから、持ってあげるよ」と階段の上まで持ってくれたのだった。昔NYで、スーツケースを転がしていた時、手伝ってくれた黒人男性に、別れぎわに「You're Strong Woman!」と言われたことがある。
友人達にも、もう何度となく「コロコロ買いなさい!」と言われているのに、キャリーバッグ自体の重さが面倒で、ついつい軽いバッグで来てしまうのだけど…次回はついにキャリーで来ないとダメかな…。空港で計った荷物の重量が23Kgを示していたのを見て、観念した。
朝から食べているのに、金浦空港のフードコートで冷麺とマンドゥのセットを食べたおかげで、機内食は半分くらい残してしまったが、マッコリは飲んだ。
そして、機内映像では、往復でバラエティ番組やK-Pop番組、国立劇場のバンソリのロミジュリなどを見た。このところ様々な形のロミジュリを見ていたのだが、バンソリのロミオはオジサンで(笑)、登場したときに「この人はお父さんか!」と思ったものだ。物語が、疾走していく若者の話だけに、若く見えないことはすごい違和感だった。
あぁ…帰ったら、Presgurvicの日本版を観るのだけど…どう変わっちゃってるんだろうか…
午後便での帰宅は、荷物整理が翌日にひびくこともなく楽だ。おまけに今回は、宿の自室ですることもなかったから、パンフや雑誌類も整頓してある。快適!
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ソウル(4日目)
今日の予定は、漢江の向こう側で「Music of The Night 2011」と「オオカミの誘惑」のマチソワだが、午前中は時間があるので、明洞で朝食をしてIさんの買い物に付き合いがてら、ショッピングをすることにする。
朝、Iさんのホテルに寄ってから明洞に出て、以前にも食べたオダリチプで食事をする。
ここのオーナーは音楽関係のプロデュースもしているので、この店も夜はライブ演奏がある(でも、夜に行ったことは無い)。
写真を貰えることもあるのだが、今回は若い頃のグンちゃんのがあった。
そういえば、このところのチャン・グンソク人気は凄い。Rainに続いてJYJがキャラクターになっていたNature Republicも、日本のCMキャラクターにチャン・グンソクが起用され、日本だけの話と思っていたら、明洞の店でもキャラクター展開されていたし、ロッテ免税店でプレゼントになっていた扇子も以前、東方神起の5人だったものがJYJの3人になり…今年はチャン・グンソクだった。
思えば、二昔前はどこでもヨン様だったものが、一昔前には東方神起になり…今はチャン・グンソクということか…。
自分の買い物は、荷物のことを考えると、そう多く買うことは出来ないが、先日買った店でコンパクトも買いたいと思っていたのに、あれこれ買い足しているうちに忘れていたので、先日の店員さんに「コンパクト買うの忘れてた」と買い足したり、別の店では店員さんと一緒になって、Iさんに「これ、おススメです」と買わせたり、眼鏡店のキャッチのおじさんからは「姉さんと同じ歳だよ、何だか昔からの友達みたいだなぁ」なんて言われたり、ショッピングの時間も楽しんだ。
一旦、荷物を宿に置きに戻り、次は川向こうへ渡る。
初日に行ったアックジョンの"51 Kafe"にもう一度行ってランチをし、蚕室のシャルロッテ劇場で「Music of The Night 2011」を観る。
これは、1年間のロングランを終えたシャルロッテ劇場で、2年前のロングラン作品「オペラ座の怪人」と今夏にクローズした「ジキル&ハイド」のキャストがコンサートをするというものだ。
去年は「オペラ座の怪人」のファントム・クリスティーヌ・ラウルを演じた俳優が勢揃いしてコンサートをし、それを観た夜は、本当に音楽に酔いしれた思いをしたものだった。それが、今年はジキハイも加わるというので、チケットサイトで公演を見つけた時には、思わず飛びついてしまったのだった。
今日はジキハイの地方公演もあるからか、全キャストが揃うことはなく、ブラッド・リトル、ホン・グァンホ、キム・ソンヨン、キム・ソヒョンの4人のコンサートだ。
4人なので、一人一人の曲数も去年より多く、来年公演予定で練習中の歌だったりも披露され、予定では90分のところを2時間のボリュームのコンサートとなった。
マチネが2時間に延びたおかげで、COEXで遊ぶ時間は無くなってしまい、急いでCOEXに行く羽目になった。以前JCSを観た記憶で、劇場もCOEXの中にあると思いこみ、インフォメーションで劇場の場所を尋ねて行ったところ、結局、三成駅に近い場所にエスカレーターはあった。ただ、エスカレーターの場所も分かり辛くて、また人に聞いてみたところ「チャラの横」と言われたので、チャラってどこ?と思ったら、何のことはない"ZARA"だった。そうなんだよね…ザ行の発音はちょっと違うんだった。
無事に時間前に現代アートホールに到着し、お手洗いを済ます時間もあって着席できた。
「オオカミの誘惑」は、2004年にカン・ドンウォン主演の映画で見ているが、実はそんなに感動を受けたわけではなかった。それなのに、なぜ今回のミュージカルを見たいと思ったか…と言えば、ジュークボックス・ミュージカルとして、既存のK-Popの曲が使われているからだった。東方神起しかり、少女時代しかり…。Super JuniorのリョウクやZE:Aのヒョンシクが出演しているという話題はあるが、私の目的はアイドルくんではないので、その登板日である必要はなかった。
結果、センターブロック最前列の席を押さえ、カーテンコールのスタンディングの時にキム・サンホとハイファイブできたから、いいんだもん!
終演後、夕食はCOEX内のフードコートに行くが、そろそろ閉店時間なのか、片付けを始めている店もあった。そこでフードコート横の全州ビビンバの店に入って、石焼ビビンバとチヂミを注文した。
店のテレビでは、世界陸上テグの閉会式をやっているようで、そこで初めて期間中だったことを思い出した(宿のテレビでも、スポーツやニュースは見なかったから)。
そういえば、閉会式にはJYJも行くと言ってなかったっけ?と思ったけれど、そこまで確認する暇はなかった。
さぁ、旅ももう明日で終わり。
荷物を詰めてみて、余裕があるようなら、明日靴下を買おう…と思ったけれど、うっ…荷物、重い…。
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朝、Iさんのホテルに寄ってから明洞に出て、以前にも食べたオダリチプで食事をする。
ここのオーナーは音楽関係のプロデュースもしているので、この店も夜はライブ演奏がある(でも、夜に行ったことは無い)。
写真を貰えることもあるのだが、今回は若い頃のグンちゃんのがあった。
そういえば、このところのチャン・グンソク人気は凄い。Rainに続いてJYJがキャラクターになっていたNature Republicも、日本のCMキャラクターにチャン・グンソクが起用され、日本だけの話と思っていたら、明洞の店でもキャラクター展開されていたし、ロッテ免税店でプレゼントになっていた扇子も以前、東方神起の5人だったものがJYJの3人になり…今年はチャン・グンソクだった。
思えば、二昔前はどこでもヨン様だったものが、一昔前には東方神起になり…今はチャン・グンソクということか…。
自分の買い物は、荷物のことを考えると、そう多く買うことは出来ないが、先日買った店でコンパクトも買いたいと思っていたのに、あれこれ買い足しているうちに忘れていたので、先日の店員さんに「コンパクト買うの忘れてた」と買い足したり、別の店では店員さんと一緒になって、Iさんに「これ、おススメです」と買わせたり、眼鏡店のキャッチのおじさんからは「姉さんと同じ歳だよ、何だか昔からの友達みたいだなぁ」なんて言われたり、ショッピングの時間も楽しんだ。
一旦、荷物を宿に置きに戻り、次は川向こうへ渡る。
初日に行ったアックジョンの"51 Kafe"にもう一度行ってランチをし、蚕室のシャルロッテ劇場で「Music of The Night 2011」を観る。
これは、1年間のロングランを終えたシャルロッテ劇場で、2年前のロングラン作品「オペラ座の怪人」と今夏にクローズした「ジキル&ハイド」のキャストがコンサートをするというものだ。
去年は「オペラ座の怪人」のファントム・クリスティーヌ・ラウルを演じた俳優が勢揃いしてコンサートをし、それを観た夜は、本当に音楽に酔いしれた思いをしたものだった。それが、今年はジキハイも加わるというので、チケットサイトで公演を見つけた時には、思わず飛びついてしまったのだった。
今日はジキハイの地方公演もあるからか、全キャストが揃うことはなく、ブラッド・リトル、ホン・グァンホ、キム・ソンヨン、キム・ソヒョンの4人のコンサートだ。
4人なので、一人一人の曲数も去年より多く、来年公演予定で練習中の歌だったりも披露され、予定では90分のところを2時間のボリュームのコンサートとなった。
マチネが2時間に延びたおかげで、COEXで遊ぶ時間は無くなってしまい、急いでCOEXに行く羽目になった。以前JCSを観た記憶で、劇場もCOEXの中にあると思いこみ、インフォメーションで劇場の場所を尋ねて行ったところ、結局、三成駅に近い場所にエスカレーターはあった。ただ、エスカレーターの場所も分かり辛くて、また人に聞いてみたところ「チャラの横」と言われたので、チャラってどこ?と思ったら、何のことはない"ZARA"だった。そうなんだよね…ザ行の発音はちょっと違うんだった。
無事に時間前に現代アートホールに到着し、お手洗いを済ます時間もあって着席できた。
「オオカミの誘惑」は、2004年にカン・ドンウォン主演の映画で見ているが、実はそんなに感動を受けたわけではなかった。それなのに、なぜ今回のミュージカルを見たいと思ったか…と言えば、ジュークボックス・ミュージカルとして、既存のK-Popの曲が使われているからだった。東方神起しかり、少女時代しかり…。Super JuniorのリョウクやZE:Aのヒョンシクが出演しているという話題はあるが、私の目的はアイドルくんではないので、その登板日である必要はなかった。
結果、センターブロック最前列の席を押さえ、カーテンコールのスタンディングの時にキム・サンホとハイファイブできたから、いいんだもん!
終演後、夕食はCOEX内のフードコートに行くが、そろそろ閉店時間なのか、片付けを始めている店もあった。そこでフードコート横の全州ビビンバの店に入って、石焼ビビンバとチヂミを注文した。
店のテレビでは、世界陸上テグの閉会式をやっているようで、そこで初めて期間中だったことを思い出した(宿のテレビでも、スポーツやニュースは見なかったから)。
そういえば、閉会式にはJYJも行くと言ってなかったっけ?と思ったけれど、そこまで確認する暇はなかった。
さぁ、旅ももう明日で終わり。
荷物を詰めてみて、余裕があるようなら、明日靴下を買おう…と思ったけれど、うっ…荷物、重い…。
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ソウル(3日目)

<写真は北村のアイスギャラリーT(看板)>
今日は、昼に、週末の予定で来ることになった友人をソウル駅で出迎えることになっている。
昨晩の食事がトーストと飲み物だけだったせいか、朝6時にはお腹が空いて目覚めていた。
部屋から朝、玄関を開けて入ってくる音が聞こえたので、オーナーの家は別な場所にあって、通って来るのだと察した。
朝食の準備をしているお母さんに「お腹が空いちゃって…」と、パンを焼き朝食を頂くと、まだ時間にしたら早いのだけど、北村から仁寺洞を巡ってみることにする。
北村には以前も行ったことがあるのだが、その時は雨が降り出して伝統茶の店に入ったので、フォトポイントでもある有名な北村韓屋村(今ユンソナが出ているチャプチェのCMで、友人を招き入れる家という設定になっている辺り)に辿り着けずにいた。
店々が開き出す時刻になると、観光客も増えると聞いていたので、午前中の混雑しない頃を狙って来たのだが、地図を貰おうと思っていたインフォメーションもまだ開いてなかった。
そこで、自分の手持ちの地図を頼りに歩いてみたのだが、韓屋村は、雨で挫折した場所から1,2分という近い場所にあったので、惜しかった〜!と思いつつ、もうガイドさんに連れられた観光客が何組も居たことに、通り一つ隔てただけでの賑わいの差も感じた。
北村から坂道を下りて仁寺洞に出る途中、"アイスギャラリー"が出来ていたので、入ってみることにした。
10時オープンに少し早かったので、空くのを待っていたのだが、団体客はもう氷のグラス作りの作業を始めていた。氷の塊と軍手、ノミを渡され、自分で氷を削ってグラスを作り、後でそのグラスでジュースを飲める…という体験だが、私はギャラリーだけで良かった。
地下にあるギャラリーは、入口でダウンジャケットを着て入るようになったいる。係のお兄さんが「中はマイナス5度なので、長居はしないように」と注意事項をいくつか言って、ドアを開けてくれる。
写真撮影は出来ないのだが、順路に従って歩くと、バス・トイレやベッドルーム、古宮や世界の建造物が氷で作られていて、触れることもできる。パソコンなど、キーボードを覆った氷やディスプレイ画像を凍らせた形になっていて、零下の中にいるだけでも、今日のような暑い日には涼しさが気持ちよい。
心地良かったのに、外に出てきてダウンジャケットを脱いだら、暑さがそれまで以上に厳しく蒸し熱く感じられたのだけは誤算だった。
安国まで下りて来ると、もう仁寺洞はすぐ近くだ。
店々を見て歩きながら、永豊文庫で本を買い、そこから1号線でソウル駅に出る。
電車の時間が読めないので、「12時頃にソウル駅で」と待ち合わせの約束をしていたのだが、意外なほどすんなりと会うことが出来た。
ソウル駅の旧駅舎は、映画やドラマの中で見たことはあったけれど、今までは外観しか見ることはできなかった。しかし、改装が終了して9月中は駅舎を無料観覧できたので、Iさんと二人で入ってみた。あぁ、ここが切符売り場ね…とかステンドグラスの天井に、以前見たドラマの場面を思い出したほか、写真展やアート展が開催されていた。
アート展は有料だったので、見ずに出て来たけれど、旧駅舎横の古そうな陸橋等を見て、Iさんの宿に行った。
私はロビーのソファで、彼女がチェックインし荷物を置いてくるのを待ったのだが、フロントは二人で宿泊するのかと勘違いして、私にまでパスポートNoを聞いてくる。「彼女、一人ですよ」と言ったらわかってくれた。
午後は「RENT」観劇の予定になっているので、何か軽く食べておきたい気分だったので、以前行ったことのある"タルカッパリ"でトッポッキを食べることにした。
以前は地下鉄側から大通りを通って行ったのだが、地図を見たら反対側からも行けそうだったので、歩いてみたのだが…通りを渡った辺りで地図がよく分からなくなってしまった。そこで、近くのおじさんにこの場所が地図のどの辺りなのかと聞いてみたが、端から地図を見る気すら無い。そこで、通りかかった若い女性に尋ねてみたら、「日本人、懐かしい」と何と店まで案内してくれた。歩きながら、彼女も日本に行った時に、ホテルを探すのに苦労したことや、近くに住んでいながら、こんな場所にこんなカフェがあるなんて知らなかったワ…等々お喋りをし、「今度、ここのトッポッキ食べてみて」と言ってバイバイした。
「RENT」公演中の忠武アートホールは、2号線と6号線の新堂駅から歩くのだが、逆側の東大門歴史文化公園駅からも歩けると聞いたので、今回はそっちから行ってみることにした。
ロビーで別の友人Nさんと会う約束もしていたので、時間が迫って来ると、初めての道は予測がつかず長く感じる。でも、無事にNさんとも会えて「ごめんねぇ、3階席で…」と言うと、「どーせ!」と言われた。
4年前、大学路での公演の時は、チョ・スンウの回のチケットが完売していると知りながら訪韓し、ダブルキャストの回を「チョ・スンウは出ていませんよ」と念を押されて観劇した。でも、その時のエンジェル:ホヨンくんは、物語が進む毎に可愛く見えたし、コリンズ:ミンチョルさんも良かった。
今回は、大劇場公演なのでセットも違う。中央のアクティングエリアを囲むように、壁があり(時々そこに映像が映る)、周囲が二階建て風になっているため、ロジャーとマークの部屋はペントハウスには見えないが、クリエ版よりは違和感は無かった。
また、3階席からは最前列に座っていたNさんが見えたり、舞台床面のアートも見れて面白かった。
私はソワレに「Spring Awakening」を予約してあるので、Nさんとゆっくりする間もなく、ドゥサンアートセンターへと向かう。Iさんは「ピマッコル恋歌」を観るか「シャーロックホームズ」にしようか…と悩んでいたが、頭痛がするので一旦ホテルに帰ることにした。
「もし、夜までに具合が良くなって、夕飯を食べられそうだったら、終演時刻にドゥサンに行くから」と、ゆるい待ち合わせをして、Iさんとも別れた。
「Spring Awakening」は、こちらの初演時にも見ているが、今回のお目当てはドンファくんだ。どんな作品を演っても、皆同じになってしまう俳優が居る中で、本人とは違うだろう…と思える役を、どのように演じるかこそが役者の面白みだと思うし、やり甲斐のあるところだと思う。そうやって観客に「へぇ!」と思わせることもまた役者の境地だと思うし、そんな幅のある役者魂を見せられることも嬉しいものだ。
その意味では、服の着方も立ち方もおどおどとしたモーリッツだったし、昼にRENTを見て、エンジェルが病気に苦しんでいた時にはコリンズが守ってあげていたのに、一人で死んでいったモーリッツを思うと、哀しく思えた。
でも、髪を刈上げにしたモーリッツ…16日からの「宮」で刈上げのユル宮は無いでしょ…と、ふと心配になる。
観劇後、Iさんが劇場の入口で待っていた。少し休んだら頭痛も治ったらしい。
夕食にまた別の場所に繰り出すのもおっくうなので、劇場近くの"トゥトゥチキン"に入ってセットを頼んだ(メニューのハングルを読むのもおっくうだった)ら、チキンとフルーツの盛り合わせだった。予想以上に爽やかな夕食&ビールで、翌朝の予定を決めて別々の宿へと帰って行った。
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ソウル(2日目)

<写真は南山コル韓屋村>
宿は朝食がついているので、居間に行ってセルフサービスでトーストとゆで卵を食べる。
ちょうど、朝のドラマをやっていて、その顔ぶれは、以前放送していた長編と似ていたりするので、ホームドラマのお父さん役やお母さん役は、だいたいこの系統の役者で…というラインがあるのかもしれないなと思った。
宿のお母さんもドラマ好きなのか、バラエティやスポーツではなくドラマになっていることが多い。
昨日もらったお酒が既に重いので、郵便局で送ってしまおうと場所を聞いたら「明洞郵便局を知っているなら、その方が近いわよ」と言われたので、明洞でのショッピングの時に行くことにした。
それでも店が開く時間には少し早いので、9時から開いている"南山コル韓屋村"に行ってみる。
南山コル韓屋マウルは、南山の麓に昔の有名人の家を移築したり、タイムカプセルを埋めて作られた公園(民族村)だ。映画のロケで使われたり、イベント用のステージがあったりと、実際の街並みとは少し違う印象だが、朝鮮時代でも様々な時代の屋敷が並んでいるので、よく見れば時代による様式の違いなども見てとれるのかもしれない。それには、ガイドさんの説明があると良いのだが、私は個人行動なので、そこまで詳しいことは分からない。
入口前の駐車場には大型バスが停まっていて、団体客も多かったが、私はざっと歩いただけで、一旦宿に戻った。
そして荷物を持ち、明洞へと繰り出す。
まずは、郵便局で日本への小包を出す。お酒なので包装を頑丈にしてもらうため、おじさんにパッキングを頼む。箱を計測してダンボール紙を切り、箱に仕立てていく様は正に職人技という雰囲気で、迷いもなく誤差もなく組み立てていくのを見るのは気持ちが良い。箱を作るのを見ながら「いつ来たの?」「昨日」とか「これの値段は?」「友達に貰ったから、値段は分からない」といった話をハングルで通じたことで、ようやく私の頭もハングルに慣れてきたようだ。
荷物が軽くなったので、いつも泊まっていたホテルに次回の予約をしに行ったところ、「その時期は改装工事が入るので、予約を受け付けていません」と言われたので、ショッピングがてら、どこか便が良さそうな宿の宿泊代を聞いて回ってみることにした。
でも、まずはショッピング!
友人から頼まれたコスメ類もあるし、もちろん自分で買おうと思っていたコスメも、「夏だから、もっと値下げするよ」の誘い文句に皮のコートを買ったり、CDショップで何枚か…と買っているうちに、午前中だけでかなりの荷物になった。
明洞ギルより北側には行っていないのに、これだけ買い込んだのは凄い。
日本は今台風が接近中で、突然大雨になったりしていたが、ソウルは降水確率0%で暑かったので、昼食は冷麺を食べたいと思った。
以前入ったことのある食堂で「冷麺はありますか?」と聞いたら、「4名様ですか?」と返され、ネンミョンとネミョンが通じないということは、自分のハングルもまだまだダメだと、ちょっと萎えた。
食後のコーヒーに、昨日Mちゃんから教えてもらったカフェに行ってみたら、「14日新たにオープンします」の張り紙があり、中は暗く音沙汰なかった。登板中はお休みってこと??14日ってことは、そうでもないわネ…ま、この店は次回来ることにしよう。
宿に荷物を置いた後は、今日は大学路でマチソワをする予定だ。
まだチケットを買っていないのは、演劇センターで安いチケットを買おうと思っていたからで、一応ネットで公演情報だけは調べておいたのだが、4時からのマチネがあるはずだった「笑の大学」は、昨日1日から平日マチネが無くなったようで、他に平日昼公演がある中から、何を選ぼうかと迷い、しばし情報誌を見て考える。
「私の名前はキムサムスン」は安売りチケットは出ていないけれど、劇場に行けば1枚くらいあるかもしれない…と、劇場街を歩いていたら、ある店で半額の案内チラシが掲げてあったので、聞いてみた。「キムサムスンは夜のチケットならあるけど、昼は無いのよ…」ということで、そのおばさんが「屋根部屋は、キムサムスンより面白いわよ」と薦めてくれた。
実は今春の3rd Seasonには観ており、4th Seasonでイ・ソノが復帰したので、もし彼が出るなら新道林にでも行く気だった。でもこの期間中は出ていないので、却下していたのだった。
でも、だからといって別の場所に行ってまた夜に戻ってくるのも疲れるし…と考えて「屋根部屋のネコ」の格安チケットを買った。
おばさんは、丁寧に劇場への行きかたやチケットの引き換えの仕方を教えてくれた。
4時開演に間に合うように出掛けて来たため、「屋根部屋のネコ」の開演5時までには少し時間が余る。
大学路を歩いていたら、緑茶ピンスが美味しそうだったので、ハーゲンダッツで休憩することにした。
そして、おばさんに言われた時間に窓口でチケットを引き換えた。
前回は2列目の客いじりされそうな席だったけれど、今回は後方なので気楽だ。
セットは同じなのに、演者が違うことやシーズンが変わって演出も違うことから、以前見た作品とは違うように感じられた。
主人公の女の子ジョンウンは、地方からソウルに出てきて、脚本家になる夢の為に屋根部屋で頑張るのだが、大家の二重契約で、一緒に住む羽目になってしまったギョンミンと、最後には良い関係になる。それを"ソウルメイト"だから…と言うのに、ソウルの友達なのか、心からの友人なのか…といったやり取りがある。ソウルという場所を活用した演出だな!と思った。
ソワレには、一度観てみたいと思っていた「コミックショー、ロミオ&ジュリエット」の格安チケットを買っておいたので、ソリアートホールへ向かう。
ここはビルの4階に小劇場が3館あり、扉を開けると隣の劇場も丸見えのような場所だ。
物語は一応ロミジュリなのだが、4人ずつのロミオとジュリエットがいて(出演者はその8人だけ)、観客の挙手によってその回のメインキャスト、ロミオとジュリエットが決まり、他の人はそこから黒の総タイツに着替えて、様々な役をする黒子になる。4×4=16通りの組み合わせが、その回の観客によって決められるからこその、その場限りのコミカルなショーが見られる…という触れ込みだが、面白いかと言えば、爆笑するようなコミックショーでもなく、役者としての技量もまだまだな気がした。
何年か前、大学路にパウチで売るカクテルの屋台が出来たのは知っていたが、今までその屋台を見たことがなかった。しかし、劇場から駅に行く途中にあったので、「これか!」と思い、カクテルを注文してみた。
ジップ付きのビニールパウチに氷や酒などを入れ、最後にストローを挿してジップを閉じた状態で出される。カップではないから、飲み終わった後畳んで小さくなるところがアイデァだ。お酒もしっかりと強く、同じく大学路の"ハッピー・ソプンイ"で買ったサンドイッチと共に、今日の夕食とした。
"ハッピー・ソプンンイ"は、大学路だけでなく各地にあるホットトーストの店だ。日本の鯛焼きを韓国では鮒焼き(ソプンイ)と言うのだが、食パンをソプンイの金型で焼いたトーストなので、小麦粉を焼いたソプンイとはちょっと違う。
昨日、清譚洞にもあったのを見たが、以前日本の番組で、KARAが大学路店で食べていたのを見て、店の場所を覚えておいたのだった。
宿の居間では、ソファーで外人が寝ておりテレビが付けっ放しだった。チャンネルを変えつつ見ていたら、今公演中の"Falling for Eve"の番組をやっていた。
この作品も観劇候補の1つだったが、チケットを買うまでにはならなかった。アダムとイブの話やエデンの園を題材にしたストーリーで、ポン・テギュの芝居がテレビでだけでも見れたことでいいやと思った。
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ソウル(1日目)

<写真は、51Kafeにあったソ・ジソブのポスター>
以前、友人から訪韓予定のお伺いを受けた時には、「キサラギミキちゃん」を観たいと思っていたので、7月末頃には行きたいと思っているんだけど…と話し、行動を反故にしていた。でも、体調が何だか思わしくなくて、結局blog書きもサボり、訪韓もしないでいた。
友人からもらったソウル土産The Musical誌7月号を見ていたら、Spring Awakeningの記事の中に、今回モーリッツ役で出ているチョン・ドンファくんが目に留まり、今まで観たモーリッツとは違う印象だったので、それこそどう演技で化けてくれるのか…を見たいと思うようになった。
でも千秋楽も近いので、自分の予定を考えると、この週末に行くしかない!
あわててエアと宿を決め、他には何を観ようか…とネットを探していたら、Music of the Night 2011もちょうどこの3日間にあると分かり(去年のコンサートは、本当に音楽に酔いしれた夜だった)、チケットを予約した。
アシアナ空港は、記号で書くとOZなので"OZの魔法使い割引"というのがあり、割引金額で買えたのも良かった。
まず空港鉄道でソウル駅まで出ると、ロッテマートでシャンプーを買った。というのも、宿泊予約したゲストハウスには、シャンプーは常備されていないからだ。
家には着いたものの、呼鈴が分からず、ドアを叩いて到着を知らせつつ、電話をしてみようか…と携帯を出していたら、ドアを開けてくれた。
予約確認書を出して、部屋に案内してもらい、バス・トイレ・居間等の使い方とドアの開けかた(暗証番号)を教えてもらう。
玄関のドアは暗証番号を入力して入るので、例えば夜遅くても誰かを煩わせることなく帰宅できるし、ホテルとは違って"家"気分を味わえるのも楽しそうだ…と思っていたのだが、オーナーは英語はペラペラなので、公用語は英語とハングルとなっており、居間にある観光カタログは中国語が大半…と、足りない語学力をフル回転させながらコミニュケーションをとる羽目になった。
今日は、予定を詰めこまず、行きたい場所の候補だけ考えておいて、アックジョンで韓国の友人Mちゃんと会うことにしていた。
空港からソウルに移動する途中で、到着のメールと待ち合わせの確認だけしておき、Twosome Place by 51K=51Kafeに行く。
ここは、7/22にオープンしたカフェで、Twosome Placeというチェーン店の中でもソ・ジソブが関わっているカフェだ。メニュー展開にも関わったし、店内の動画ではジソブがモデルになっている。
たまたま後ろの席に座った人が、日本語を話していたので「ジソブのファンですか?」と話しかけてみたりしながらMちゃんを待ち、Mちゃんとも、今日入れ違いで日本に行ったTVXQの話やドンファくんのこと等々を話し、夕飯には「清譚洞のBOBBY BOXに行ってみたいんだけど…」とタクシーに乗った。
BOBBY BOXは、JYP事務所のすぐ近くにあるので、窓ガラスにサインが書いてあったり、注文が入ったりする。ご飯の上にトッカルビ(他)を乗せたボックスに、おかずやスープ、飲み物等をつけてテイクアウトできるようになっており、店内で食べる時には、皿に乗っている。
行った時にたまたま五味子茶をパックしていたのだが、プラスチックカップではなく、ビニールパックの口を少し切ってストローを挿すようにシールしていた。
チキンと注文したのにスパムが出てきたり、スープの具を海老とたのんだのが豆腐だったり…とミスが相次いだため、五味子茶をお詫びにとサービスしてくれた。
そこで、夜8時からの「Guys & Dolls」を観たいと話すと、Mちゃんが知人に電話してくれて、1列目があるらしい…と聞いてくれた。
「今日は誰が出るの?」「ムヨルくんとチング」「それなら良いね」と、誰々は歌が…とか、芝居がどうだ…といった話が出来るのは、楽しい。
Mちゃんに、LGアートセンターま一緒に来てもらい、チケットを買うと、開場までロビーでまたお喋りをした。「Guys & Dolls」は「お嬢さんとヤクザ達」というタイトルなので、Guysよりも女性の方が主なのか…とか、「コンダルってどういう意味?」と聞いたら、ヤクザよりは下っ端の人だと教えてくれて、「それを日本語ではどう言うの?」「チンピラかな」と、キャラクターまでの話が出来るたも良かった。
舞台はオケが舞台上に乗っているので、1列目だととても近い。
今日のキャストは、スカイ:キム・ムヨル、サラ:チョン・ソナ、ネイサン:チング、アデレイド:オク・ジュヒョンだ。
チョン・ソナとオク・ジュヒョンは、今春に「AIDA」のアムネリスとアイーダとしても見ており、他の作品でも何度となく見てきている。アデレイドにはコミカルな要素もあり、それは今まで見てきたキャラクターと違って、役作りの幅を見受けられたと思う。同様にチョン・ソナもお堅い教会の伝道師という役柄は、彼女の素に近いとは思えないのだが、発声はちゃんと役に合ったクリアボイスだったので、そこもまた演技の幅を感じさせられた部分だった。
チングは映画やドラマで見たことはあったが、舞台歴がどの程度なのかは知らず、歌えるのかも分からなかったけれど、なかなかに堂に入ったものだったし、長年交際していて、プロポーズするアデレイドが年上であるということが、「ヌナ〜(姉さん)」から「ヌンニム〜(お姉様)」に変わる言葉の違いでも分かり、二人の関係性も面白く観れた。
Mちゃんからは、マッコリセットや百歳酒セットを貰い、初日から荷物はかなり重くなった。
宿に戻ると、居間では英語の男性達や中国語の女性達が宿泊中で、日本語で喋れずに一人になっていた。
でも、放送中のドラマ「ザ・ミュージカル」で、ちょうどオーディションの場面をやっており、俳優志望の男が"チグミスンガン(This is the Moment)"を途中で止められ、「この先がいい所なんで、歌わせて下さい」とお願いすると、オーディションの選者でもある女優(オク・ジュヒョン)が、その先を歌ってみせて、「こう歌うものよ!」と実力を見せつける…というシーンを見ながら、さっき見てきた女優さんの役による変わり様を、また見せられた思いだった。主演のク・ヘソンが俳優志望の女の子という役柄で、劇場とは関係ない場所で作曲家と出会った…というところだったから、この先の展開も面白そうだな…と思ったのと、ミュージカル関係者の家に"Mamma Mia!"や"Tick Tick Boom!"のポスターが貼ってあったところに目が行ってしまう自分が可笑しかった。
飲食やテレビ、パソコンは居間でするルールになっていて、自室に戻ると特にすることも無いので、夜更かしすることもなく寝た。
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