あれはまだ、小学校に上がるか上がらないかの時の節分だったか。
父・兄・姉と私の4人、居間で豆まきをすることに。
兄か姉が図工で作ったオニのお面をみんなで回し、キャッキャと鬼ごっこ気分で豆をまく。
しかし、父親から兄、姉にオニのお面が渡った時点から気配が怪しくなる。
“イターッ!”
“キャー!イタいっ!”
さて、次のオニは私の番か。
半ばテンションも上がった状態で、お面を被るやいなや
バシャ――――ンッ
バリバリバリッ
「ギャァァァーーーーーー!!!」
まるでカミナリが落ちたかのような、引き戸のガラスにぶち当たる豆の音、全身にショットガンを食らったかのような豆の痛み、お面の小さな目の窓から見えた、全力で豆を投げつけている父親の笑い顔。。。
「痛い!何でよ〜お母さぁ〜〜ん」
逃げ惑う私の背中に会心の一撃!
『これはお前の中の鬼を、追い出すためだぁ〜〜ウリィィィ!』
。。。。その時から私の心に、“鬼”が棲みついたのは言うまでもない。。。。
チャンチャン

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