久しぶりに書評を書いてみました。話題になりながらまだ読んでいなかった三崎亜記著”
となり町戦争”について述べたいと思います。
主人公の家に町のちらしが入ります。その記事に“
となり町との戦争”の開始時期と終了予定時期が書かれていたことからスタートします。一見平穏で破壊活動が見えない中、主人公は偵察命令を町から受けました。
町は政治的にとなり町と協定を結び、国から給付金をもらって、“
戦争事業”を行っていたのです。規則はきちんと議会で承認を採り、役所で手続きを踏んでから遂行します。
戦争事業のために役所に推進する部署が設けられたのです。町の将来の発展のために
戦争事業がよいとの判断でした。
町の決めたことに従う住民たち。チラシで増える戦争被害死亡者。主人公も役場の事務の女性とペアを組み、敵地内での偵察活動のため偽装結婚と引越しを行います。
身近に危険の気配を感じながら、実感は乏しい状態で戦争は終結します。
一見すると非常にナンセンスな話ですが、ぐいぐいひきこまれてしまいます。主人公の感覚は非常に希薄です。政治・役所まかせの現在の日本の状況を指摘しているようにもみえます。
一気に読んでしまうほどおもしろい、でも、現実の人任せのような状況を再考してしまう不思議な作品でした。
次回は1週間以内に掲載の予定です。
人気ブログランキング-クリックしていただくとカウントされます。ありがとうございます。
トップページへ
右上検索ツールで”
英語”と書いてボタンを押す(検索する)と、英語関連記事のみ御覧いただけます。
”なぜ私たちは3カ月で英語が話せるようになったのか”