祖母の尋常小学校の卒業証書やら古い絵葉書やら
旧町名の入ったたすきやら電話料金箱やら……
柏市に関係ありそうな諸々を柏市に寄贈した。
ブルドーザーで一気に壊してしまう家が多いなか、
たとえ取っておいてもしまいこんでおくのが関の山、
というようなひとつひとつを大切に受け取ってもらえることが嬉しかった。
私がこの古い家に住んで十ヶ月というもの、
いきあたりばったり、思いつくままに色んな物を色んな人にお譲りしてきた。
それはそれで満足しているし、それしかできなかったと思うのだけど、
その出会い出会いで学ぶこと感じることも多かったように思う。
柏市に寄贈する以上、一体、この電話料金箱が昭和の何年から何年頃に
使われて、どういう経緯で今ここにあるかの説明を求められる。
そうでなければ、タダの箱になってしまいます、と。
そうかー。
これが古道具屋さんあたりなら、そんなこと何ひとつわからなくたって、
喜んでくれるような気もするし。
そんなこと聞かれても、よく覚えていない、というのが実情なんですけど〜。
シドロモドロになって答えたものだ。
こういう私の気分や感覚であちこちにもらえわれてったモノたちよ。
柏市の市史編纂に役立つように大切に保存されるも、
どこかの古い物好きな人の元にご縁があるのも、
それもこれも私の気分に過ぎなかったといえば、そうだ。
ウチの前のフリマならぬフリーボックス(?)も終了した。
古本や食器類がたくさんもらわれていった。
そういえば、ギャラリーに展示してもらったものもある。
友人宅で現役復活の黒電話、なんてのもあったなぁ。
まぁ、いいか。
それもこれもこの家の晩年のイベントかもしれない。

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