公開から二ヶ月が経ち、
ギャラリー店主にお譲りした色々と再会した。
ショウキ様は数十年ぶりにすっかりキレイなお姿に戻られ、
茶箪笥も素敵に再生されていた。
北向きに設置されたショウキ様は家を守る神様で、
当時は大工さんが作るものだったという。
ほかに、ウチからもらわれてったものでは、七福神の置物や、
母が拾ってきたネコのポットや、拍子木などが展示されていた。
しみじみ嬉しかった。
思ったことをあちこちに書き散らかしてたのがポロポロ出てくる。
☆公開日当日。
友人ら身内ばかり6,7人が狭い部屋にいたときのこと。
遠くで雷鳴がしていたかと思うと、
まもなくザッと雨が降ってきた。
外へ出るにも出られなかったが、そこはまるで
雨のベールに包まれるかのように親密な空間となり、
庭からは土の匂いが濃厚に立ち昇った。
☆このウチが建ってからの80年は、
電灯、郵便、電話、電車、クルマ……
そのまま近代の発展の歴史。
☆ギャラリーで聞いた話。
国会図書館にお勤めだった故人の遺族による依頼で
図書館の木材を使って仏壇を作ったという。
このウチの古材もそんなふうに何かに生かせたらいいなと思う。
☆「炊事場と浴室が一緒になっています。
高校生になるまで毎日ココへもらい湯に来ていました。
何十年も使っていないのです。汚くてスミマセン。」
こんなふうに前日になって浴室や神棚などに慌ててキャプションをつけた。
☆数十年前に祖父母に世話になったという小さな可愛い
おばあちゃんが盆に彼岸にと必ず手を合わせに来てくださる。
感謝を忘れたくないというが、そういうことが生活に身に
しみこんでいるということに圧倒されてしまう。
お盆やお彼岸は誰がいつ来てもいいようにと
早起きすることでいっぱいいっぱいだ。
ちなみに↓がもらわれてったときのショウキ様。


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