2006/5/18  20:15

多喜二へのレクイエム  小林多喜二

多喜二へのレクイエム 作詞・作曲;Kei Sugar

♪ 目の前の苦しみから 背を向けたくなるとき
  私は思い出すだろう 多喜二、あなたのことを
 貧しさと束縛から 人々を解き放つため
  あなたは小説を書き続けた それだけで殺された人
    どれだけ生きたかっただろう
    どれだけ語りたかっただろう
    どれだけ書き続けたかっただろう 
    どんなに愛したかっただろう
    あなたが命をかけ守ろうとしたもの 
    いま私たちがこの手で守り抜きたい
    この時代を生きる私たちが

♪ いいようのない悲しみに つつまれたとき
  私は思い出すだろう 多喜二、あなたのことを
 「闇があるから光がある」と 愛する人を励ました
  その身を試練に置きながら いつも微笑んでいた
    ※繰り返し

♪ この国が過ちを 再びおかさぬよう
  私は胸に刻もう 多喜二、あなたのことを
 あなたを語ることは過去を見つめ 未来を語ること
  今日に感じ明日に伝える 多喜二、あなたのことを
    ※2回繰り返し


 戦前のプロ手他リア作家小林多喜二(1903〜1933)は、搾取と過酷な労働を強いられていた人々の生活や、絶対主義的な天皇制下の権力の実態などを小説に書き続け、治安維持法の名により、29歳という若さで時の権力に虐殺されました。
 時には自ら受けた拷問の様子を小説で告発するなど、常に試練の中にその身を置きながらも楽天的に生き、娼婦だった恋人田口タキに送った手紙で、「闇があるから光がある」と励ましたといいます。
 かつて命がけで人間解放のための小説を書き続けた作家がいたこと、そして多喜二を含む多くの人々の勇気と犠牲の上に得た平和、民主主義、人権が脅かされようとしている中で、今度はこの時代を生きる私たち自身の手で、それらを守り抜きたいという思いを歌にしました。
 多喜二は1926年10月20日の日記の中で、「ベェトウベンの「第九交響楽」のようなのが作りたい」と綴っています。ほとばしる創作欲、魂の叫びとして、曲の中に「歓喜の歌」のメロディをちりばめてみました。
 混沌とした時代に、日々悩みながらも人間らしさや幸せを求めて生きている多くの方と、この曲を通じて心を分かち合えたらと願っています。

 2005年6月 
      Kei Sugar   
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2006/5/20  20:31

投稿者:i

多喜二へのレクイエム


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