2009/10/13
ご存知の人も多いですが、ハマンダはニシンについて研究しています。
ニシンという魚の骨格やらではなく、ニシンという資源と人間社会の関係です。
数の子はいつから高級品なったの、とか。
ニシンという資源へのアクセスへという観点で権利についての歴史的な話とか。
資源を復活のための運動とか。まぁ、ニシンについてのいろんなことに興味があります。
今学期は、実は資源管理と政策というトピックの授業をとりたいと思ってたんです。
結局、ミルク先生からとれと言われたクラスと時間がかぶっていたからとれませんでした。
ま、また時間があったときに取ればいいか、と思ってんです。
そのクラスを教える教授は、資源財産管理の研究で有名な学者ですが、授業も手を抜かず、大学院生の世話もちゃんと見ると評判の先生。
教授の名前は、Elinor Ostrom。エリノア・オストロム
月曜日に発表された、ノーベル経済学賞の受賞者です。
すげー!
こんな身近にノーベルな方が!
つか、授業とってたらさー
この歴史的瞬間を共有できたのに!
なんか、ごっつくやしいぞ。
しかも、今度オストロムの授業取る、っていっても、「あぁ ノーベル賞とったから、近づこうってことか」
とか思われたら嫌やん!
オストロム先生はマグロの資源管理の研究もしたんだよ!
俺はニシンだ!
「共有地の悲劇」(the Tragedy of the Commons)、というコンセプトがあります。
ある牧草地をみんなで使っていたとする。
一人がそこの牧草をいっぱい自分の牛に食わせる。そしたら、他の人の分の牧草が減る。
だから、我れ先にと牧草を取り合う。
自己中ばっかの結末は、共有財産(資源)の枯渇。
内容をだいぶはしょってますが、まぁそういう内容です。だったと思う。
このような資源枯渇の悲劇を避けるには、政府などの介入が重要である。
権威をもった機関が共有資源の管理をすることによって資源枯渇は免れる。
もしくは、共有してるからダメなんだ。個人所有化してしまったらいい、というアイデアもあります。
まぁ このふたつのアイデアの結果が今の地球ですわ。
市場にまかせるというか、市場中心に回ってるようなもんな資源管理。
オストロム教授は研究を積み重ねて、
資源管理は、地元の人たちがちゃんと約束を作ってみんなで守ってやれば、現在でもしっかり管理ができる、できているケースがある、ということを証明したんです。
実地調査に基づく大事な発見。
文化人類学が社会に貢献できることを示してくれた。
ノーベル経済学賞をとった始めての女性。オストロム教授。
受賞は朝7時に国際電話で知らされたとか。
インタビューやらがいっぱい入る中、普段通り授業を行い、multicentrityについて話し、学生が提出していた宿題にもしっかりコメントをつけて返却していた、とか。
いろんな意味で希望を与えてくれてありがとうございますです。

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