気づけば在米8年目。見習い人類学者ハマンダの 郷に入れば郷に従うアメリカ留学日記
2008/10/5
金曜日は疲れが溜まってたか、部屋に戻る頭痛でダウン。12時間近く寝る。
おかげで翌日土曜には頭痛は収まったが、金曜日の分のノルマをこなすために、土曜日は食う・寝る・読む、のみ。
英語の本一日で180ページ読んだのは初めてじゃないかな。
今日も最低100pほどはいかないと…。
さて。
9月29日にエクアドルの憲法が改正されたんですが、その中で非常に興味深く、そして重要なものができあがりました。
エクアドル新憲法では、人が持つ権利、つまり人権のみならず、自然が持つ権利が明文化されました。
自然の権利とでもいいましょうか、自然の持つ権利といいましょうか。
「自然権」といってしまうと、なんか我々市民が自然を利用する権利みたいに聞こえてしまいます。
エクアドル新憲法が明文化したのは、ヒト/人が持つ自然に対しての権利ではなく、自然が自ら保持する権利を指すという、画期的なものです。
"La Naturaleza o Pachamama, donde se reproduce y se realiza la vida, tiene derecho a existir, perdurar, mantener y regenerar sus ciclos vitales, su estructura, funciones y procesos evolutivos"
“Nature (Pachamama) has the right to exist, persist, maintain and regenerate its vital cycles, structure, functions and its processes in evolution.”
「自然は、現存しながら、自らの生存のサイクル、構造、機能、そして変化の過程を持続、維持し再生する権利を有する。」
っと、とっさの和訳ですが、こんな感じの意味です。
つまり、例えばこれからは、資本家や企業そして政府が「自然」に勝手に値段を付けて、伐採、乱伐、汚染、破壊などの行為をする際には、エクアドルではこれから自然がもつ生きる権利を尊重した上でのものではないと、違法になるということです。
そもそも木や魚や森や海に、値段を付けるという行為が「不自然」であったわけで。
ある意味、奴隷制と一緒です。
「君はうーん 1000円」、と勝手に値段を付けられて誘拐されて酷使されるわけです。
動けなくなったら、のたれ死に。
「自然」をあたかも自分の所有物(にできる)かのように取引、商売をしてきた生物ヒト。
それをずっと続けているから今ある環境問題というものがあるわけです。
この憲法改正(立法)は画期的だなぁ。
しかしここからの問題は、いかに政府(行政)がこの憲法を使っていくかどうか。
いかに企業が解釈し、抜け道をみつけていくか。
自然が権利を侵害されたときの法的手段は? 原告は自然。弁護士は?
そして「自然」の定義。どこまでを自然とみなすのか?
「ヒト」と「自然」を分けて考えること自体に、これまた問題があるわけで。
だって、地球にあるもの全てが自然ですから。ヒトも入る。
人間は、まずヒトという生物として自然の一部となっているわけです。
ま ここ最近3000年ぐらいで、自然の他の部分を蝕むように大増殖している生物です。
ヒトが自然を守っている、という考えは危険なわけで。
自然はヒトなしでも悠々を生きていけます。
自然なしにはヒトは生きていけないんですから。自然あっての我々ヒトです。
これからどうなるかわからないけど、憲法にこのような条文を入れたエクアドルは偉い。
持続可能な発展(Sustainable Development)を憲法レベルで法文化。
偉い。
これが別に偉くとのなんともなく、普通のことになる時が早くこないといけないんです。
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/09/29/ecuador-constitution-grants-nature-rights/?em
2008/9/22
公私共にいろいろ起きております。
詐欺にあったり…。
しかしブログの更新が遅くなったのはそれが理由じゃありません。
ちょ ちょっとね、宿題の量がね…。

これ。これ、3クラスのリーディング(笑)。
部屋に散らばり始めてたこいつたちをちょっとまとめたらこんなんできましたけどー!?
これプラス、オンラインで学術論文をばんばんひっぱってきますよー!
乗ってきましたよー!
これにリサーチーペーパー2本書く分の本が増える予定ですよー! 20ページx2本どんとこーい!
やけくそ いや しゃかりきですよー!
ブログを書くのは、楽しいんですけどね。
ちょっと ブログ書く暇なくなってきてるような気がするの
間違いナイスかね?
2008/9/13
昨日は金曜日。3時を過ぎると、ハマンダの働く図書館分館は静かなもんです。
いるのはええ加減卒業したくて仕方がない、と必死に勉強している東欧からの留学生、考古学専攻の博士課程生ザルコくんのみ。
おっと 変換押し間違えて ザル子と出てしまった。ザルコ君です。
職場の上司と、今ハマンダがしている助手制について話していました。
ちなみにザルコ君も昔、この助手の仕事をしていたそうです。
実はハマンダの助手制度は最初の一年だけなんですね。来年からの助手制度による授業料免除と給料は、また自分で探さないといけない。
来年9月からの話ですが、願書締め切りは1月とか。だから、もう考えないといけない。
ハマンダ「この図書館での助手って、毎年変わるんですが?」
上司 「うーん。そうだねー。この助手のポジションは、いつも留学生に与えられてんだよ」
ハマンダ 「ほうほう」
上司 「留学生は、ほら、英語力がねー、だからねー こういう助手の仕事になるんだよねー」
って、おい! 馬鹿にするな! けど確かに、ザルコ君 賢そうだけど英語にアクセントがいっぱいあって、聞きにくい。
上司 「大抵の場合は、英語力がやっぱり問題だよ。けどハマンダの場合は、英語も問題ないし、アメリカ生活長いから、普通にとけ込んでるし、こちらとしてはやりやすよ」。
むむ…。英語力は第一週目から誉めていてくれた上司。よっぽど過去の留学生助手の英語力がいかがわしかったのか…。
ハマンダ 「そうすかー。けどこの助手の仕事続けてできる可能性ってあるんですか?」
だって、結構楽やから(爆)。そして何より来年の財源を確保するのがとても大きな問題やし。
上司 「あぁ。あるよ。昔2年した留学生がいたなぁ。韓国人の女の子。彼女は、英語力が低かったから…」
むーん。つまり 英語力が低くないと、この助手ポジションにしがみつくことができないということか。
というか、実力で勝ち取ったと思っていた大学院助手制度。
実は、「英語力できないだろうから」ということで、まるで特別枠のように与えられていたのを知るのはちっと嫌でしたなぁ。
ま 財源確保。それが全て。
来年の助手制度は、実際の講師職か。これは競争率が高い。アメリカ人からポジションを勝ち取らないといけない。
さらに、今度は教えるだけの英語力があるかという、これまた英語の試験がある。
ま 上司も問題ないって言ってたし、問題は英語力じゃなくて実際の教えた経験やろうなぁ。
むーん あとは、留学や異文化交流関係での事務職か。ここらも考えないと。
ちっ 英語力低かったら、今の助手のポジションを維持できるかもしれないというのはあまりに皮肉や。
…
昨晩は、大学の日本人学生協会なるものの集会に行ってきました。
どれだけ日本人いるか見てみたかったし。
いったら結構いたけど、ノン日本人も半数ぐらいいた。日本語教育が盛んだそうで。
学生はみんな若い。クラスメイトの源氏物語原文で読める博士課程アメリカ人もいない。
一人で行って、あー こんな感じかー 帰ろっかな。なんて思ってたら文学のクラスを一緒にとるアンディー君発見。
アンディー君と話してると、ぽっちゃりしたオタクなアメリカ人も合流。
何話してるのかわからない。
英語じゃなくて、テレビゲームをPCでプレイするにあたりどのソフトウェアを使っているのか、という話。
話が見えない。出口が見えない。
むー、と思ってると、スタッフの一人が「ご飯の用意できましたー! みんな隣の部屋で飯かっさらってくれー!」と合図。
列に並ぶ。
アンディー君、「日本はさー! 女の下着も自販機で売ってんだもんなー!」、と笑いながら発言。
列の前のかわいいアメリカ人 大いに引く。
俺も引く。ホンマか? 下着売ってんのか? 昔エロ本は売ってたけど、今では下着?
と、現代日本のことをアメリカ人から学ぶハマンダ。
と、思いながらご飯をいれてもらい、最後にドリンクコーナー。
(以下日本語会話)
ハマンダ「あ じゃあ お水を…」
日本人スタッフ 「あっ はいー」
アンディー 「僕もお水ください」
日本人スタッフ 「うわー みんなほんと日本語うまいねー」
えっ!?
みんなっ!?
それ 俺込み?
日本語と英語両方誉めてもらったが、あまりうれしくない金曜日でした…。
2008/9/12
近所にある日本食レストランです。
見にくいなぁ。また撮り直そう。
ま ともかく近所のレストラン。
ブルーミングトンに繋がる(地方)高速道路沿いにあるこのレストランの看板には、スシ&ステーキと宣伝されています。
スシと鉄板焼きのセットとは如何なるものか…。
しかしそれよりもですねー

店の名前!
「友」と書いて、横にあるのはDOMO !?
トモですよ 店長!!
ドモってなんですか、韓国語かなんかじゃないんですか!?
アメリカでは最近、寿司ブーム。アメリカに限らないかもしれませんね。
最近はスシ・グローバライゼーションなんて言葉があります。
寿司が世界進出して、世界における水産業を大きく変えつつあります。(早い話 魚の取り過ぎ)
ということで、日本食レストランが相変わらず人気で増えてるかもしれませんが、アメリカではバブル崩壊とともに多くの日本企業がアメリカから撤退。
味にうるさい、いや寿司の善し悪しがわかるお客さんがいなくなったってことで。
それと同じくして、日本人の職人さんが営む寿司屋もアメリカからだいぶ姿を消していったそうです。
最近は、機械で寿司作れたりするんでね。アメリカの寿司レストランのほとんどは、ノンジャパニーズのアジア人、つまり韓国人とか中国人とかベトナム人による調理と経営が増えているそうです。
あ けど調理にはラテン系の方も多くおられます。
日本人じゃないと寿司握っちゃ駄目だなんで言ってません。
日本人も、中華料理から「エスニック」料理まで、いろいろアジアの他の食文化を商売にしていますし。
けど せめて店の名前ぐらいはねー 中途半端なのやめてくださいよー
日本語で図書館は、韓国語でトソカンとかさー
計算機はケイザンキとかさー
カバンはそのままカバンとかさー
注目がツーモクとかさー
三角関係は ジャンガクギャンゲイとかさー
日本語と韓国語には発音が似てる語がいっぱいあるのはわかるけどさー
友は とも!
ども! じゃない!
て話をクラスメイトのブライアンにしてて、ブライアン
ドモ アリガット ミスターロボット♫
やって。
いやぁ グローバライゼーション。
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