どーも。
今月14日から21日まで、ちょうど1週間ほど地元広島に帰省した。
最近、1週間というのが帰省にはベストな期間だということに気付いた。
広島帰ったらマブダチ君(以下、相方)が就職祝いに車を買ってもらってて。
日産のエクストレイルってゆーイイ車。
そいつが車の自慢ばっかりする。
そんな相方が俺が広島に帰ってすぐ、急に
「どっか遠くへ行こう」って言い出して。
「ええよ、どこ?」って聞いたら、
「東京!俺今無性に東京に行きたいんよ!」って。
もうぶったまげた。
まず、急にどうしたんか?!と。
相方いわく、
「俺は今までいっぺんも広島以外で暮らしたことが無い。
就職も地元で決まった。
今、外の世界を見とかんともう一生みれんくなる。
じゃけーとにかく都会に行きたい」って。
んなこといったって急すぎて俺は金が無かったし、第一俺は都会好きじゃない。俺は、人口50万前後で、「少しチャリをこいで外出すると一通りの物が手に入る街」に住みたいと思っている。これは昔から思ってきたこと。こじんまりして、都会すぎず田舎すぎずな街。景観を守るために条例でやたら建築物の高さ規制をするような神経質な観光な街。そんな街が好きな俺にとって、東京なんぞ旅行でも行きたくない
(過去に2度ほど行ったことがあるが)。
東京は勘弁してくれって相方に言ったら、なら大阪でいいと言い出す。
それでも無理なら神戸でもいいって。
もうね、こりゃーしかたねーなと。
俺もこーゆー2人旅とか嫌いじゃないから。
それに、最後にでてきた神戸って街は、幼い頃一回行ったこと
があるだけでほとんど印象が頭に残ってないけど、
なんか良さげな気がしたから神戸に行くことにした。
それに、やっぱり相方がそこまで言うのを拒否る理由なんて何もないし。
むしろこうなったら相方の社会勉強にトコトン付き合ってやろうと。
相方の運転で神戸まで行った。
神戸に着いたはいいけど、すぐさま「大阪行こう!」って言い出して。
神戸から大阪まで電車で行って、大阪駅に着いたら相方が、
「道頓堀行こうで!俺前から行ってみたかったんよ!」って。
アイター。めちゃくちゃベターつーか、大阪といえば!みたいなノリで
気が引けた。
でもここまで来たらトコトン相方の気がすむまで付き合ってやろうと思った。
そんで、何故か二人は阪急デパートの屋上まで行って、
「大阪の人間ってシロウトでもみんなノリがいいんじゃろ?
ちょい道頓堀までの行き方聞いてみようで!」
って相方が屋上でのんびり昼飯食っとったおっさんに、
「道頓堀ってどこですか?」と聞いた。
そしたら「はっ?知らんわ。あれやろ御堂筋まっすぐ行けばつくんちゃうん」って。
もう、めちゃくちゃノリ悪かったで。
ノリが悪いというか単に愛想が無い。
これで相方が一気にテンション下がっちゃって。
「いやいや大阪っていってもこんなもんよ」って俺が言っても機嫌直らず。
俺なんか、元々大阪弁嫌い・阪神タイガース嫌いな人間で、
はなから大阪なんかにわざわざ金払ってまで行きたくなかったんよ。
でも相方はどうやら「大阪」に対して幻想を抱いてたみたい。
その後タクシー捕まえて「道頓堀まで」って。
タクシー乗った途端、相方のテンションがタイミング悪く回復しちゃって、
「うわー大阪ぶち都会じゃん!車多いのー。すげーのー。」って言い出す。
いかにも「運転手さん、俺らよそ者じゃけーのー。話しかけてや、
ほら、大阪のノリで」
みたいなカンジが見え見えで、俺はタクシーの中で吐きそうになった。
そんな俺がいつもより控えめの広島弁で相方の驚きにいちいち相槌を打っとると、一向に話しかけてこん運転手に相方がついにシビレをきらして、
「あのー、大阪っていったら何があるんですかねー?名物とか?」
って聞いちゃった。
俺もさすがにこれだけ親しげに客が聞いてきたら運転手も
ノッてくるだろうと思ったけど、
「はー。大阪ねー。なんやろねー、、別に何もないんちゃう。」
もうそれからは目的地に着くまで相方が一切口開かんかった。
いざ道頓堀に着いてもやたら人が多いだけで、
相方が「道頓堀でたこ焼き食ってみたい」って言うけーもう何も言わずにたこ焼き購入。
そのたこ焼きもここらへんで買うのとたいして味変わらんかった(タコが半ナマだったで!)。次第に二人とも疲れていった。
そんでとうとう相方から出た一言。
「俺、もう二度と大阪こんかもしれん。」
結局大阪って街は、俺らにとっては単なる「都会」であって。
毎週土曜の正午になると、「おい、吉本新喜劇始まるで!はよ家帰ろうで」
などと言いながら走って家路に着いていた小学校時代を経て、
日々ブラウン管から流れてくる、いかにも「第二の標準語やで!」
といわんばかりの圧倒的な量の大阪弁を日常的に摂取することにより、
大阪カブレとなり、「大阪」に対して過大な妄想・期待を抱いてた
広島の片田舎から出てきた青年には、
大阪はあまりに冷静すぎる街だったんかもしれん。
まあそんなもんじゃろ、都会じゃし。
<哀愁漂う相方の背中が、旅の楽しさを存分に物語っております。>


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