2006/8/20
アナログで録音され、CDで再発され、やがて廃盤になり、
しばらくするとまた再発される、、、
これは名盤がしばしば辿る道筋です。
これらの演奏の持つ魅力は時が経っても決して衰えることがありません。
今日ご紹介するアルバムもそうしたもののひとつです。
「ダイナ・シングス・プレヴィン・プレイズ」
ボーカリスト、ダイナ・ショアが、アンドレ・プレヴィンのピアノをバックに録音した一枚です。
ダイナ・ショア。1917年3月1日テネシー州生まれ。本名はフランセス・ローズ・ショア。
大学時代に地元の放送局に出演。「ダイナ」を好んで歌っていたことから芸名をダイナに。
1937年からはニューヨークで活動。1939年からレコーディング開始。
1941年「夜のブルース」が初のミリオン・セラーヒットとなり、テレビで冠番組も持つ。
ジュークボックスの女王という異名を持つほどの人気を得、ジャズという枠に収まらず、ポップス、ブルースなど幅広いジャンルで名唱を残した。
アンドレ・プレヴィンのその後の活躍に関しては周知のことと思います。
クラシック指揮者への転身を果たし、数々の名門オーケストラとの名演奏を残しました。
さて、「ダイナ・シングス・プレヴィン・プレイズ」は、1960年アナログ初版発売、そして2001年のCD再発でも話題を呼び、更に2007年1月に東芝からの再発が決定しています。
1) ザ・マン・アイ・ラヴ
2) パリの四月
3) ザット・オールド・フィーリング
4) アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
5) ゼン・アイル・ビ・タイアード・オブ・ユー
6) スリーピー・タイム・ギャル
7) マイ・メランコリー・ベイビー
8) マイ・ファニー・ヴァレンタイン
9) イット・ハッド・トゥ・ビー・ユー
10) アイル・ビー・シーイング・ユー
11) イフ・アイ・ハッド・ユー
12) ライク・サムワン・イン・ラヴ
13) アラバマに星落ちて
14) ホワイル・ウィ・アー・ヤング
ダイナ・ショアならではの知的で瑞々しい叙情性、そして円熟した深い味わいを聴くことができます。
彼女自身が一曲一曲を楽しみ、味わい、愛しんでいることが感じ取れるような歌唱です。その気持ちは聴く者の心に深く染みわたり、同じ心情を共有することができるのです。
アンドレ・プレヴィンのピアノは、一切無駄な音は出さず、必要な音はすべて充たし、申し分のない伴奏を聴かせます。サウンド全体への配慮が完璧なまでに行き届いており、後にオーケストラ指揮者となる彼の素質を十分に覗わせるものです。
秋の夜長にでも、静かに味わいたい一枚ですが、
お持ちでない方は来年1月の再発をお待ち頂きたいと思います。
[DATA]
「ダイナ・シングス・プレヴィン・プレイズ」
Vo)ダイナ・ショア
Pf)アンドレ・プレヴィン
他
東芝 TOCJ-6873 (ジャズ決定盤1500シリーズ)
2007年1月24日発売予定
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