2009/4/23
コンセプトの話 ビジネス
マネジメントやマーケティングの言葉の中には、日本語にしにくいものもあるし、意味の分かりにくいものがあります。「コンセプト」という言葉もその一つです。単に通常の会話や話し言葉の中で使う分には、「考え」「考え方」ぐらいの軽い感じでいいと思います。しかし、ビジネスで使うとなると、ことはやっかいです。
私が最初にコンサルタントの修業をしたのは、老舗の某戦略コンサルティング会社でした。通常のコンサル会社は営業はいなくて、コンサルのマネジャークラス、あるいはパートナークラスが営業を担当していました。知識も経験も豊富な人に営業をやらせないと、クライアントのニーズも十分に把握できないし、適切な提案もできないですからね。
80年代半ばに全国に拠点を持つコンサル会社に移りましたが、この会社は教育訓練出身の会社なので全国の拠点に営業がいます。そうなると、この「コンセプト」という言葉もなかなか営業に理解してもらうことは難しかったですね。そして、各人各様にコンセプトという言葉を使っているので、なおさら混乱します(戦略という言葉もそうですね)。「コンセプトを明確にする」といってもアウトプット・イメージが一様ではないのです。
前置きが長くなりましたが、コンセプトという言葉を私なりに定義したのは、このように経緯があって営業向けと新入りのスタッフの教育用でした。もちろんクライアント向けでもありますが。私は定番の教科書などを参考にしながら、コンセプトを次のように定義しました。
0.戦略的ポジショニングの明確化
1.ターゲットの設定
2.訴求ポイントの明確化
3.提供機能の明確化
4.利用者便益(メリット、便利さ等)の明確化
5.差別化ポイントの明確化
つまり、事業コンセプトあるいは商品コンセプトを作成しろ、といわれれば上記を所定のフォーマットに記述することを意味します。
よく新規事業開発プロジェクトや新商品開発プロジェクトに携わりましたが、出発点は上述したコンセプトづくりからはじまります。もちろんコンセプトは、えい、やぁーで策定するのではなく、十分に議論して仮説を作りアンケート調査やグループ・インタビュー、データ分析などで検証します。
コンセプトが固まれば、それからが大変です。事業コンセプトであれば、コンセプトに従って事業モデルを具体化し、さらに事業の立ち上げまでお付き合いすることになります。新商品開発の場合は、コンセプトに従い試作品を何度も作成し、使い勝手やデザインの受容性をチェックしたり、価格設定、マーケティング戦略の立案を行って、はじめて上市されることになります。
事業にしても商品・サービスにしても、まずはコンセプトが大事だというのが私の考え方です。そしてコンセプトに沿った戦略策定とその推進によって成功へと導くことができると思うのです。コンセプト(Concept)のCと戦略(Strategy)のSを自分の会社の社名に取り入れたのは、こうした理由があるのです。
先日、クライアントとの打ち合わせの際、久しぶりにコンセプトの説明をして、昔の経緯を思い出した次第です。さて、皆さんはコンセプトという言葉から何をイメージされますか?
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私が最初にコンサルタントの修業をしたのは、老舗の某戦略コンサルティング会社でした。通常のコンサル会社は営業はいなくて、コンサルのマネジャークラス、あるいはパートナークラスが営業を担当していました。知識も経験も豊富な人に営業をやらせないと、クライアントのニーズも十分に把握できないし、適切な提案もできないですからね。
80年代半ばに全国に拠点を持つコンサル会社に移りましたが、この会社は教育訓練出身の会社なので全国の拠点に営業がいます。そうなると、この「コンセプト」という言葉もなかなか営業に理解してもらうことは難しかったですね。そして、各人各様にコンセプトという言葉を使っているので、なおさら混乱します(戦略という言葉もそうですね)。「コンセプトを明確にする」といってもアウトプット・イメージが一様ではないのです。
前置きが長くなりましたが、コンセプトという言葉を私なりに定義したのは、このように経緯があって営業向けと新入りのスタッフの教育用でした。もちろんクライアント向けでもありますが。私は定番の教科書などを参考にしながら、コンセプトを次のように定義しました。
0.戦略的ポジショニングの明確化
1.ターゲットの設定
2.訴求ポイントの明確化
3.提供機能の明確化
4.利用者便益(メリット、便利さ等)の明確化
5.差別化ポイントの明確化
つまり、事業コンセプトあるいは商品コンセプトを作成しろ、といわれれば上記を所定のフォーマットに記述することを意味します。
よく新規事業開発プロジェクトや新商品開発プロジェクトに携わりましたが、出発点は上述したコンセプトづくりからはじまります。もちろんコンセプトは、えい、やぁーで策定するのではなく、十分に議論して仮説を作りアンケート調査やグループ・インタビュー、データ分析などで検証します。
コンセプトが固まれば、それからが大変です。事業コンセプトであれば、コンセプトに従って事業モデルを具体化し、さらに事業の立ち上げまでお付き合いすることになります。新商品開発の場合は、コンセプトに従い試作品を何度も作成し、使い勝手やデザインの受容性をチェックしたり、価格設定、マーケティング戦略の立案を行って、はじめて上市されることになります。
事業にしても商品・サービスにしても、まずはコンセプトが大事だというのが私の考え方です。そしてコンセプトに沿った戦略策定とその推進によって成功へと導くことができると思うのです。コンセプト(Concept)のCと戦略(Strategy)のSを自分の会社の社名に取り入れたのは、こうした理由があるのです。
先日、クライアントとの打ち合わせの際、久しぶりにコンセプトの説明をして、昔の経緯を思い出した次第です。さて、皆さんはコンセプトという言葉から何をイメージされますか?
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