最近ウィークエンドに外出や散歩に出た際に、近所にできたネットカフェに寄ることがあります。品川駅の高輪口の前にあるウィング高輪の2階にある、新星堂の跡に入ったお店です。PCは5台しか設置されていないせいか、結構利用度は高いようです。
外出中にわざわざネットカフェによってPCの前に座らなくてもいいのに、という声もありますが、どうもNet-addictなんですね。昨日もネットカフェに寄ってニュースをチェックしていたら、毎日新聞の政治記者、岩見隆夫氏のコラム「近聞遠見」の記事が目につきました。テーマは。「塩じいの喝、「団塊がやれ」」です。団塊世代のasktakaにとって、「団塊」という言葉に反応したのです。まず、岩見氏は元財務大臣の塩じい、こと塩川正十郎氏の次の言葉を引用しています。
「もう、これからの日本を引っ張っていくのは団塊の世代ですよ。還暦だからって引っ込んでてはいかん。政治のリーダーもここから出てこないと。私はそう思いますね」
というのは、若手の安倍前首相(1954年生まれ)の挫折と、団塊世代の一世代上の福田首相(36年生まれ)の頼りなさからくるいらだちが、2人の後見役でもある塩川氏の発言の裏にあるようです。そこで、老若ともにうまくいかないから、熟年・団塊の出番だ、と塩じいは考えたのだろうと岩見氏は解説しています。
「団塊の世代」とは1947〜49(S22〜24)年生まれのことを言うのが一般的だと思っていました。だが、米国のベビーブーマー世代(1946年から64年生まれ)に影響されたのか、最近では1946年から50年生まれと範囲がやや広くなっているようです。団塊世代の仲間が増えることはいいことかもしれませんね。
ところで、政界においてこの5年間に生まれた団塊世代は与野党議員を含めて、衆院88人、参院47人の計135人で全体の18・6%を占めるそうです。このうち、閣僚、党幹部の経験者は25人いるそうですが、将来の首相候補として噂に上った人はさほど多くないそうです。出生順に、菅直人、鳩山由紀夫、鈴木宗男、鳩山邦夫、舛添要一、菅義偉、塩崎恭久の各氏が主なところのようですが、皆さんのイメージはいかがですか。
岩見氏の感想によると、「首相適齢期だが、有力候補と言い得る人はまだいない。塩川の強い期待にもかかわらず、これらの団塊リーダーはなぜか、権力者らしい骨太さに欠ける」ということになります。
団塊世代とその10年ほど先輩、つまり故人となった橋本龍太郎氏と小渕恵三氏、森喜朗氏、河野洋平氏、そして福田首相との間には、権力者として図太さに欠け、剛毅でないという共通点があるようです。この中間の世代、小泉元首相や小沢一郎民主党党首のパワーと比べると見劣りするのはよくわかりますね。
ビジネスの世界でも、最近団塊の世代の影が薄くなっています。定年延長という制度があるにせよ、多くは第一線を退きつつあります。そして、特に川下に近い業界では、とっくに団塊世代を飛び越して若い世代がトップに就いているのです。ビジネスでは定年を迎えるまでに経営層に入っていなければ、トップの座に就くことは難しいですから、これからトップを目指して頑張って、とはいえません。だが、団塊の世代は後の世代に文化、ノウハウ、技術を伝えるという観点から、これからやるべきことがたくさんあると思います。まだまだ社会に役立つ世代であってほしいと思いますね。
政治の世界はビジネスとは違いますから、まだまだ団塊の世代がリーダーになりうる可能性はあると思います。だが、上で名前があがった7名がその器かというと、いろんな意見がありそうですね。まだビジネスで活躍している同世代の方が層が厚いと思います。これから新たな人材の出現を含めて、団塊世代の政治のリーダーが現れ、閉塞する政治の現状を改革してほしいですね。