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窓の外を見た。
薄くのびる青空に、白線が大きく横切る。飛行機雲だ。
無数の糸をくゆらせながら、それは遥か向こう、草原と空とが交差する地平線へと消えていく。
自分の指先が、世界に触れる感触がした。
紡ぎ合わせた世界の中で、誰かが僕のためにピアノを弾いてくれている。
ピアノ? 一体どこにそんなものがあるんだ? いや、ここは学校で、音楽室だ。ピアノの一台や二台、あってもおかしくはない。僕は深く息を吸い込み、目を閉じた。
その音色は、僕のすべてを許容してくれていた。かなしい気持ちにさせるけれど、優しかった。
時折、僕はこのピアノが本当に自分のために弾かれているものなのか、不安になった。
僕は、たまたまここに居合わせているというだけで、本当は別の誰かがここにいるべきなのではないだろうか、と。
遠くを見る。空だ。
幾重にもかさなる雲の切れ間に、青と白の微妙なラインが混じっている。
そして、それらと垂直に交わるようにして、飛行機雲が突き抜けていく。
誰とも関わり合うことなく、更なる高みへと上り続けるその姿は、とても綺麗で危うげだった。
空は、孤独の色に満ちているのだと、僕は思った。
「まだ、こわい?」
彼女が鍵盤の上から手を離して言った。
細く、砕けそうな指先がゆっくりと形を変え、頬杖をつく。僕は、ずっと空を見上げていた。
"CROSS†CHANNEL"
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最近、クロスチャンネルの曲「CROSS CHANNEL」をMP3に放り込んで、聞きまくっています。家を出た瞬間から帰宅して眠りにつくまでずっとロミオ漬けです。
すると、いつのまにやら、こんな文章を書いていました。うーむ、この女の子(?)の容姿をもっと細かくして欲しかった。これだけでは、よくわからん(汗
というわけで、500文字くらいのワンシーンでした;
次回は、『秒速5センチメートル』の「想い出は、遠くの日々」を聞きまくって、書いてみます。。。